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ヴィンテージミリタリーウォッチ マーク11 mk.11 IWC ジャガールクルト
おそらく、歴史上の腕時計の中でマーク11ほど「実用時計」の意味を体現しているものはありません。
 
イギリス国防省が求めたスペックに基づいてIWCとジャガー・ルクルトが製造したマーク11は、機能性と実用性を重視してゼロから設計されました。
 
その結果マーク11はパイロット用腕時計の見本ともいえる腕時計となり、1949年に誕生してから現在までいくつものデザインに影響を与えました。
 
その歴史的な作品をじっくりと見ていきましょう。
動画で確認される方はこちらから↓

 

Mark XI マーク11 ミリタリーウォッチ
 

マーク10とは

1940年代初頭、イギリス国防省が軍事用の腕時計として必要なスペックの一覧を作成し、


・Buren(ビューレン)

・Cyma(シーマ)

・Eterna(エテルナ)

・Grana(グラナ)

・IWC

・Jaeger LeCoultre(ジャガー・ルクルト)

・Lemania(レマニア)

・Longines(ロンジン)

・Omega(オメガ)

・Record(レコード)

・Timor(ティモール)

・Vertex(バーテックス)


の12社がそれらのスペックに基づいた腕時計の製造を許されました。
 
その結果製造された腕時計は“Dirty Dozen(ダーティ・ダース)”、または狭義的に“Mk. X(マーク10)”と呼ばれ、現在でもコレクターにとって非常に価値の高い腕時計として扱われています。
 W.W.W. ダーティ・ダース ミリタリーウォッチ
 

マーク11とは

ダーティ・ダースの名のもとに支給された腕時計は軍事用として認められたものの、航空用として使用するには精度の低いものでした。
 
そのため1946年〜47年、イギリス国防省は航空士用に新たな腕時計の基準を設けました。
 
それが、“6B/346”または“Mk. 11(マーク11)”と呼ばれる腕時計です。
 

マーク11のスペック

Mark XI マーク11 スペック

 
マーク11には、以下のようなスペックが必要とされていました。
 
まず、マットブラックの文字盤に、アラビア数字で1〜12のインデックスを配置すること。
 
一分ごとに配置された目盛りは白で、3時・6時・9時・12時を表す太めの印には夜光塗料が使われる必要がありました。
 
次に、大きさ12リーニュ(約27mm)、36時間のパワーリザーブで平均日差が-4/+4秒以内のスイス製高性能ムーブメントの使用が義務付けられました。
 
さらにGlucydur(グルシジュール)製のテンプとNivarox(ニヴァロックス)製のヒゲゼンマイを搭載し、中心に配置された秒針は同期のためのハック機能を備えている必要があります。
 
ケースは水深20フィート(約609m)まで耐えられる防水性があるもので、磁気帯びを防ぐFaraday(ファラデー)製のケージを使用。
 
減圧による分離を防ぐため、アクリル製の風防は止めネジで固定すること。
 ヴィンテージミリタリーウォッチ マーク11 mk.11 IWC ジャガールクルト
Bonklip(ボンクリップ)社のステンレススチール製ブレスレット(型番6B/2763のもの)は、ケースに固定されている必要がありました。
 
イギリス国防省は、このスペックリストをイギリスに拠点を置くジュエリーショップGoldsmiths & Silversmiths(ゴールドスミス&シルバースミス)社へと持ち込みました。
 
ゴールドスミス&シルバースミス社はこのスペックを満たす腕時計を製造してくれるメーカーを探し、最終的にIWCとジャガー・ルクルトに委託されました。
 
そうして1949年、完成したマーク11は英国空軍、連邦航空局、王立オーストラリア空軍(以下 豪空軍)、王立ニュージーランド空軍(以下 新空軍)をはじめ、その他の部隊や最終的には民間企業にまで供給されました。
 
供給前に、全ての腕時計に対し厳しい性能テストが行われました。
 
ハーストモンソーにあるグリニッジ天文台のクロノメーター作業室で、5つの異なる位置や様々な温度に耐えられるよう、2週間以上かけて調整が行われます。
 
さらにこの性能を維持するため、供給後であっても年に1度の再テストが行われました。
 

マークXIのデザイン

Mark XI マーク11 側面

イギリス国防省が規定したスペックは非常に厳格なものであったため、IWCとジャガー・ルクルトが製造したマーク11は構造や外観のどちらをとっても非常に似通っています。
 
どちらもケースはステンレススチール製で、大きさもIWCが直径35.98mm、ジャガー・ルクルトが35.3mmとほぼ同じ。
 
どちらも長めのラグに、スプリングバーが固定されています。
 
文字盤はカップのような形をしており、耐磁性を実現するため鉄製の裏蓋またはファラデー製のケージが使用されています。
 
どちらのマーク11もIWCとジャガー・ルクルトが委託された年代に製造されたもので、似通ってはいるものの文字盤、針、裏蓋に刻印されたマークなど数か所の違いも見られます。
 
マーク11のデザインは時間の経過とともに何度か著しく変化しました。
 
例えば、初期のマーク11には12時のインデックスとして三角形のマークは使用されておらず、かわりにアラビア数字の「12」に2点のドットが付されていました。
 
このデザインは1952年ごろ、時計の見やすさを改善するために変更されたものです。
 
同様に時針についても、読みやすさを重視して短めで四角いデザインが用いられました(これは現在、IWCマークラインの特徴的なデザインとなっています)。
 
1962年以降に製造されたIWCのマーク11には、文字盤の6時のうえにトリチウムの使用を表すTを丸で囲んだマークを使用するようになります。
 
このころ、イギリス国防省はすでに製造されたラジウムを使用した腕時計についても、トリチウムとの交換を開始しました。
 
ただし、豪空軍および新空軍はラジウムの交換を必要としなかったため、これらの腕時計についてはトリチウムのマークが描かれていません。
 
ボンクリップのブレスレットは生産中止となり、その数年後、代替品としてナイロン製のNATOストラップ(型番:6B/2617)が使用されるようになりました。
 
Mark XI マーク11 裏蓋
 
マーク11の文字盤、ケース、ムーブメントには、政府の所有物であることを示すブロードアローのマークが付されています。
 
同様に、“6B/346”という型番もすべてのマーク11に刻印されています。
 
“6B”は時計以外の製品を含めそれが航空用製品であることを表し、数字の“346”はそれが何番目に作られたモデルであるのかを指しています。
 
さらに、シリアルナンバーと発注年度も各個体に記されており、たとえば“2283/51”と表記されていた場合、1951年に発注された2283番目の個体であることがわかります。


ムーブメント

Mark XI マーク11 ムーブメント

ジャガー・ルクルトのマーク11には、ジャガー・ルクルト キャリバー448/Sbrと呼ばれる非常に精度の高いクロノメーター認定ムーブメントが使用されています。
 
このキャリバーは限られた期間に少量生産されたもので、のち1958年に製造された象徴的なJLC Chronomètre Geophysiqueに使用されているキャリバーP478/BWSbrのもとにもなりました。
 
IWCのマーク11には、これまで作られたなかで最も頑強な三針ムーブメントのひとつとして有名なキャリバー89が使用されています。
 
キャリバー89は18,000bphで駆動し、Breguet(ブレゲ)製のヒゲゼンマイと文字盤中央の秒針を動かす特許技術の間接駆動が特徴です。
 
しばらくすると、耐衝撃性を改善させるためIncabloc(インカブロック)社製の耐衝撃装置が搭載されるようになりました。
 
ジャガー・ルクルトのマーク11は耐衝撃性の低さから、1953年に生産中止となりました。
 
英国空軍や豪空軍に支給するため合計でおよそ2,950点の腕時計が生産されたといわれていますが、1960年代にはそのすべてが使用中止となりました。
 
その後はIWCが唯一のマーク11生産メーカーとなり、1949年から1953年の間に8,000点近くが生産されました。
 
1981年にマーク11は全面的に使用中止となったあとも、1973年から1984年までに1,000点がほどが商業目的で販売されています。
 
ジャガー・ルクルト製マーク11が営利目的で販売されることはありませんでした。
 

マーク11 様々なバリエーション

Mark XI マーク11

マーク11に関する情報にはいまだ曖昧な点も多いためここでは割愛しますが、このように複雑化した理由のひとつとして、生産過程で様々な改良や微調整が行われたことがあげられます。
 
組織によって求めるスペックが異なった(例えば、英国空軍が文字盤にブロードアローのマーク記載を規定したのに対し、豪空軍用のものにはこのマークは不要でした)ことも、多くの細かなバリエーションが生まれたひとつの要因になりました。
 
さらにIWCによるケースやムーブメントの互換品、NOS製の文字盤や針が使用された個体などバリエーションは多岐にわたりますが、そのなかで一つ素晴らしい製品を紹介するとしたら英国空軍への支給品である写真のものがあげられるでしょう。
 
こちらの製品はパイロットウォッチの象徴的なデザインであり、ジャガー・ルクルトをもとにしたマーク12やETA社製ムーブメントを搭載したマーク15など、のちの様々なデザインに影響を与えました。

Mark XI マーク11 IWC製

現在、マーク11は軍事的遺産として高く評価されています。
 
10年前には状態のいいものでも20万円〜30万円ほどで手に入れることができましたが、現在では1点80万円は下りません。
 
長い歴史を持った素晴らしい傑作であるマーク11は、手に入れたいかどうかは別として全ての時計愛好家が知っておくべき製品のひとつです。

 

まとめ

マーク11はマーク10よりもさらに精度をあげたもので、パイロット用に作られたものを言うんですね。
そして、イギリス政府の条件をクリア出来たのも今でも有名なジャガールクルトとIWCであるのは納得出来ますよね。

マーク11の時計はこのように素晴らしいものでは御座いますが、作られた個体も非常に少ないです。ですので素晴らしい時計であってもなかなか手に入れるは難しいのが現状です。

もし、この記事を読まれてマーク11を購入したいと思われた方はお気軽にお問い合わせください。


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ショップについて

店長 妹尾満隆

おじいちゃんが骨董品が好きなことにより、子供の頃からアンティークの商品に携わっていました。

百貨店に行っては手巻きの時計を購入してきて、飾り棚の中にいろんな時計が飾られてました。

当時はあまり機械式の時計に興味がなかったのですが、大人になった時におじいちゃんがコレクションするくらい魅力があるものだと理解できるようになりました。

私は置き時計よりも、腕時計が好きでさらにクロノグラフが好きです。

私のショップは、そんな手巻きのクロノグラフが好きな方のためのショップになっています。

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クロノグラフとは?


そもそもクロノグラフってなんなんだろう!?

そういった疑問を持ってこちらのページに辿り着いたと思います。

確かに私もクロノグラフのことを知るまでは単に文字盤がかっこいい時計だなぁ・・・

くらいにしか思ってませんでしたしね。

もしかしたら、あなたもそうかもしれませんね。

ですが、安心してください。

実際のところクロノグラフを腕にはめる方はほとんどの場合クロノグラフの機能を
使ってませんのでデザイン性が先行して購入されていますので結局はかっこいいからということになりますよね。

はい、というわけでクロノグラフってなんなんだということを解説します。

クロノグラフとは簡単に言うと

ストップウォッチの機能がついた腕時計です。

簡単に言ってしまえばこうなりますがこれだけの情報じゃ満足でないあなたのためにもっと
詳しく解説していきますね。




まずはタキメーターを解説していきますね。
 

クロノグラフ機能タキメーターとは



ブライトリング タキメーターの文字盤
ブライトリングクロノマットエボリューションのタキメーター目盛り


タキメーターの目盛りは、通常ベゼルか文字盤の外側に500から60までの数字で示されています。
タキメーターは、ある一定距離を移動するのにかかったスピード、または逆にある一定時間に移動した距離を計測するよう設計された便利な仕組みです。
スピードや距離だけでなく、タキメーターは定期的に計測できるものなら何でも、一時間に可能な作業の平均量を求めることもできます。

わかりやすい例を見てみましょう。
周回するレーシングカーのスピードを計測したいとします。
コースは正確に1マイルで、ドライバーは一定した周回ラップで走行しています。
ドライバーがスタートしたらクロノグラフをスタートさせ、一周したところでストップさせます。
秒針はタキメーター上のどこを指しているでしょうか?
ドライバーが周回するのに25秒、タキメーターの目盛り上は145の位置までかかりました。
これは、ドライバーは時速145マイルで走行したことを意味しています。

ブライトニング 腕時計 タキメーター クロノグラフ

タキメーターでのスピードの計測の仕方
もしキロメーターを基準に測ったとすると、結果も同様にキロメーターになります。
タキメーターは、計測する単位とは独立して機能します。したがって、リーグであろうが、マイル、ハロンでであろうが、タキメーターで測ることができます。
単位さえ統一されていれば、タキメーターは正確に計算するでしょう。


ロレックス デイトナ ステンレス製クロノグラフ


ここでもうひとつ、スピードではなく距離を測るためのタキメーターの使い方を紹介します。
時速70キロのボートでクルージングしているところを想定してください。

そして現在地からちょうど1キロメートル先に宝箱が沈んでいるとしましょう。
時速70キロを維持しながらクロノグラフをスタートさせ、秒針がタキメーターの70の位置に来た時、丁度1キロメートル進んだことになります。

タキメーターは、一秒に発生するどんな事象も1時間あたりの成果として換算できます。
タイピングをしていて、一時間にどれくらいの文章をタイプできるかを考えてみます。
クロノグラフをスタートさせ、一行分タイプした後、クロノグラフをストップします。

10秒が経過しており、タキメーターの目盛りは360を示していました。これはあなたが一時間にタイプできる文の数になります。

ロレックス デイトナ 18Kクロノグラフ





分積算計付きクロノグラフ

クロノグラフは 、通常の時計機能とは独立したクロノグラフ針(Chronograph hand)がついており、ボタンを押すことで、スタート、ストップ、ゼロへのリセットができます。

クロノグラフ針は、通称クロノハンド(Chrono-hand)とも呼ばれ、多くの場合、クロノグラフ針は長い秒針で、時計の文字盤の時間針と秒針の間にあり、12時ちょうどの位置がゼロとなります。

スタートさせると、クロノグラフ針は細かく動き出します。

この細かな動きの一つ一つは、文字盤最小ひと目盛りの角度(1/5秒=0.2秒)を表すため、もっとも細かい1/5秒を読み取ることができます。

クロノグラフの文字盤 1/5目盛り

この動きは、時計の構造によるもので、バランスホイールが1秒間に5振動、または1時間に18000振動するからです。

ひとつひとつの動きの間に少しの静止時間ができますが、エスケープメント(調速機構)が振動ごとにエスケープメントホイールの歯1つを動かすため、ホイールトレイン(動力を伝達する一連の歯車、歯車の列)も”逆戻り”します。

この際、ホイールトレインの”逆戻り”の動力は、クロノグラフのホイールトレインに直接伝達されるため、クロノグラフ針ははじめに大きく振れ、”逆戻り”することが目で確認できます。

分針と時間針はどちらもこの逆回転をしていますが、振れ幅がとても小さいため、目視では確認できません。後に作られた腕時計クロノグラフは1800振動/時以上の回転率なので、これにより秒針の動きはより細かくなります。

通常は、分を刻む目盛りがもっとも細かい1/5(秒)示クロノグラフ針用に、分刻むダイアルの外側にクロノグラフ針用の目盛りがあることもあります。

文字盤 1/5目盛り 分目盛りの外

また、クロノグラフ針と分積算計の両方が示されている文字盤はよくあるデザインで、分積算計はクロノグラフ針が一周(60秒)したら、分積算計はひと目盛り進みます。このようにして、数分間の計測が可能です。

クロノグラフを起動させるボタンは、初期のモデルではクラウン(リューズ)の中、もしくはケース(ダイアルを納めているパーツ)の側面の2時または4時の位置につけられています。このほかにも、クラウン自体の操作でクロノグラフが起動できる仕様もあります。この場合、ワンボタンクロノグラフと呼ばれ、スタート、ストップ、リターンなどのすべての機能は同じ順序での仕様です。

Vintage Universal Watch ワンボタンクロノグラフvintage BULOVA ワンボタンクロノグラフ

クロノグラフを起動させるボタンは初期のモデルではクラウン(リューズ)の中、もしくはケース(ダイアルを納めているパーツ)の側面、2時または4時のポジションにみられます。このほかにも、クラウン自体の操作でクロノグラフが起動できる仕様もあります。この場合、ワンボタンクロノグラフと呼ばれ、スタート、ストップ、リターンなどのすべての機能は同じ順序での仕様です。

2つのボタン付きクロノグラフ

1934年に、G.-Leon Breitling の会社が初めて2つのボタンがついたクロノグラフ腕時計(特許No. 172129)を発表しました。

このデザインでは、2つのボタンは、それぞれクラウンが付くケースの2時と4時の位置にあります。2時にあるボタンはクロノグラフのスタートとストップができ、何度でも好きなだけ繰り返すことができます。また、4時のボタンは、ストップしたあとに、ゼロに戻すボタンです。これは新しいクロノグラフの機能だったため、すぐに他の生産者に受け入れられました。追加機能付きクロノグラフとして、または似たような謳い文句を使って宣伝広告されることもあります。

この2つのボタンにより、一連のプロセスの中で、何度にも分けて合計タイムを計測することが可能になりました。すべて計測し終わった時のみ、クロノグラフをゼロに戻せば良いのです。その都度ゼロに戻さず、数回に渡る合計時間を計測することはワンボタンクロノグラフでは不可能でした。

ただ、2つボタンのクロノグラフは元々腕時計として開発されたものではありませんでした。もしろ、G.-Leon Breitlingの会社(スイス、ラ・ショー=ド=フォン)は、1923年にこの2つボタンの仕様を懐中時計として特許を取得しています(特許No.105532)。1934年になって初めて、腕時計クロノグラフとしての特許を2つ取得しました(特許No.172129、No.175564)。

BREITLING プレミア 2つボタン付きクロノグラフ

時間積算計付きクロノグラフ

ほとんどの腕時計クロノグラフは、9時の位置にスモールセコンド (60秒で一周する普通の時計の秒針)が付いています。そして、分積算計が3時の位置にあり、10、20、30分の目印が付いています。

その他、スモールセコンドが6時の位置に、分積算計が12時にあるデザインもあります。
 

クロノグラフ針は1分で一周してしまいます。 

クロノグラフ針が何周したのか、つまり何分経過したのかは、30分積算計でみることができ、30分間の計測結果を表示します。

同じように、30分計の針が何周したのかを表示するのが、12時間積算計です。

9時の位置には常に動いて要るスモールセコンドが、3時の位置には30分積算計が、6時の位置にあるのが12時間積算計です。

Parmigiani 3ダイヤル付きクロノグラフ

1939年に、Mido (スイス、ビエンヌ)はスモールセコンドの針が中心から出る腕時計クロノメーターを発売しました。このデザイン(特許No.209685では)は、4つの針が全て文字盤の中心に付けられています。

MIDO マルチセンタークロノ

時計として機能する2本の針は一番下に、スモールセコンドがその上に、クロノグラフ針は一番上につけられています。一般的に、文字盤に追加の表示をしなくても良いように、スモールセコンドの針の形や色は、他の針と違うものが使われます。この針は十分に長いため、通常の分表示が計測用にも用いられます。クロノグラフ針用として、最も細かい1/5秒の目盛りで示されます。

スプリットセコンドクロノグラフ

2つの時間を計測出来るのがスプリットセコンドクロノグラフです。

スプリットセコンドクロノグラフまたはスプリットセコンドハンドと呼ばれる2つ目の計測針がつけられた腕時計は、これまでの懐中時計にとって変わる存在となりました。

このようなダブルクロノグラフの歴史はパリのJoseph Thaddäus Winnerl (1799-1886)が展示した1870年頃までさかのぼります。

すでに懐中時計のデザイン、特許は数多くあったため、機能を保ったままいかに小さく作るかが焦点でした。

Blancpain スプリットセコンドクロノグラフ

通常、スプリットセコンドクロノグラフは3つのボタンがついており、このうち2つはこれまで通りの機能を果たします。ケース側面につく2時の位置のボタンはスタートとストップ、4時の位置のボタンでゼロリセットです。

3つ目のボタン(スプリットボタン)は10時の位置あり、スプリット針をコントロールします。
 

スタートさせると、クロノグラフ針とスプリット針は同時に動き出します。
スプリットボタンが押されると、スプリット針のみが止まり、クロノグラフ針は動き続けます。
再度スプリットボタンが押されるとスプリット針は瞬時にクロノグラフ針に追いつき、一つになって動き出します。
この部分的な時間の計測は、何度でも可能です。

2時の位置のボタンは一度押すと両方の針をストップさせ、2回目のプッシュで、両方の針をスタートさせます。
これも何度も繰り返すことができます。
両方の針がストップしたあとに、4時の位置のボタンを押した時のみ、2本の針はゼロ戻り、計測を終了することができます。
 

スプリット針がすでに止まっていて、クロノグラフ針と違うポジションにあった場合、クロノグラフ針はゼロに戻り、スプリット針はその位置に留まります。
スプリット針もゼロに戻したい場合は、クラウンにあるスプリットボタンを押す必要があります。

このボタンは、クロノグラフ針がゼロにあったとしても、それに追いつく機能があります。

これで、二つの針は同じ位置に再び戻ったことになります。

スプリットセコンドクロノグラフは、分積算計のみもしくは分積算計と時間積算計のダイアルをもちます。

George Dubey とRene Schaldenbrand (La Chaux-de-Fonds 、スイス)は、簡略化したスプリットセコンドクロノグラフの型特許(特許No.260791)を取得しました。これでは、2本とも静止可能なクロノグラフ針がついており、これらは細いバネで直結されているのが目で確認できます。

スプリット針は、スプリットボタンが押し続けられている間は静止します。ボタンから手を離すと、バネの跳ね返りによりスプリット針に追いつきます。このシステムでは、60秒以内までの計測しかできません。このスプリットセコンドクロノグラフは、分積算計が示されています。
 

シングルスプリットセコンドクロノグラフ

“正真正銘”とも言えるシングルスプリットセコンドクロノグラフは、文字盤を見ただけではそれとは判断できません。見た目は一般的なクロノグラフで、クロノグラフ針と2つのボタンが通常通りの配置でついています。

ただ、2時の位置にあるボタンで、スタート、ストップ、ゼロセッティングの3つすべてが機能します。4時の位置のボタンは、スプリットセコンドとして操作するためのもので、1度目に押され続けている間、クロノグラフ針は止まります。

ボタンを離すと、クロノグラフ針はボタンが押されなかった場合にあると思われる場所へと瞬時に動きます。

例えば、スタートして20秒後に、10秒間停止させたとします。

ボタンから手を離すと、再びストップさせない限り、針は20秒の位置から30秒の位置へと、まるで何も起こらなかったかのように瞬時に移動します。

停止時間はやはり60秒以内に限られます。60秒以上では、時計自体が止まってしまいます。

一般的に、シングルスプリットセコンドクロノグラフは、 他のシンプルなクロノグラフで読み取れる1/5秒の目盛り以外に、文字盤上に特別な印があるわけでもありません。

タグホイヤーのシングルスプリットセコンドクロノグラフ
タグホイヤーのシングルスプリットセコンドクロノグラフのムーブメント

計測をする上で欠かせないフライバッククロノグラフ

フライバック・クロノグラフというのは、クロノグラフの計測をしているときに、リセットボタンを押します。

そのことにより、クロノグラフの秒針がサッとゼロの位置まで飛んで帰ることから、フライバックと名付けられた機能です。

さらに、フライバックしてすぐに次の計測をスタートしてくれるとても特殊な機能を持っています。

計測を何度も繰り返すようなときには、とても使いやすい抜群の操作性を誇るのです。

もともと、このフライバック・クロノグラフという機能は、空軍パイロットのために開発された機能なのです。

パイロットは、方向転換するたびに飛行時間を計測しなくてはいけません。

他にも、着陸待ちの旋回時間などの計測が必要となってきます。

スピーディーに、何度も計測を繰り返すことができるので、パイロットユースとして使われることが多いのです。

しかし、フライバックという機能は、一般的なクロノグラフよりも、ずっと複雑なメカニズムとなっています。

 

ゼニス レインボー・フライバック

ゼニス フライバック機能を搭載したクロノグラフを一般的にしたモデル
ゼニス フライバック機能を搭載したクロノグラフを一般的にしたモデル

1997年に作られた、このレインボー・フライバックはフランス空軍の協力を得て作られたものでした。

もともとは、パイロットウォッチとして開発されたのです。

パイロットウォッチとして使われていたモデルのときは、30分計が3色のゾーンに分けられていました。


 

フライバック・クロノグラフの操作方法

フライバック・クロノグラフのスタートとストップのボタンは右側上部にあります。

このプッシュボタンの操作方法は、フライバック・クロノグラフも他のクロノグラフも変わらないのです。

計測をスタートするときにボタンを押すと、クロノグラフ針が動き始めます。

そして、再度ボタンを押すとクロノグラフ針はストップするのです。

クロノグラフ針がストップしてから、今度はリセットボタンを押すとクロノグラフ針は、ゼロの位置に戻ります。

けれど、リセットボタンではなく、再びこのボタンを押すと、そこから計測を再スタートしてくれるのです。

リセットボタンの操作方法

リセットボタンと言えば、一般的なクロノグラフで言えば、動いていたクロノグラフ針をゼロの位置に戻す、リセットするためのボタンです。

言葉の意味としても、そうではないでしょうか。

しかし、フライバック・クロノグラフにおいて、リセットボタンというのは他の機能も持つのです。

作業中にこのリセットボタンを押します。

すると、やはりクロノグラフ針はすぐにゼロの場所へと戻っていきます。

このときに、リセットボタンを押していた指を離すと、そのまま再度計測を開始してくれるのです。

いちいち、スタートボタンを押してクロノグラフ針をスタートさせ、もう一度同じボタンを押してストップさせ、リセットボタンで戻し、スタートボタンさリスタートさせる。

通常のクロノグラフは、こういういくつもの操作が必要です。

しかし、このフライバック・クロノグラフであれば、最初にスタートボタンを押したあとは、すべてリセットボタンを1度押すだけで済んでしまうのです。

何度も計測をしなくてはいけない場合、とても便利で適したモデルと言えるのではないでしょうか。

フライバック機能を搭載しているモデルたち

ランゲ&ゾーネ ダトグラフ

ダトグラフ シースルー仕様となっているモデル
ダトグラフ シースルー仕様となっているモデル

ラップタイムを計測するときに、一番起こりがちなのが誤読です。

起こりがちなミスではありますが、大きなトラブルにもなりかねない問題です。

そんな誤読を軽減するために生まれたクロノグラフがあります。

それが「プレシジョン・ジャンピング・ミニッツ・カウンター」を搭載している、このダトグラフなのです。

裏面はサファイアクリスタルでできていて、シースルーになっています。

さらに手巻きで、プラチナケース&革ベルト、価格は595万円と高価なモデルとなっています。

 

モーリス・ラクロア マスターピース グランギッシェ フライバック

マスターピース ビッグサイズデイトを搭載しているモデル
マスターピース ビッグサイズデイトを搭載しているモデル

機械式時計の新鋭と言えば、やはりモーリス・ラクロアなのではないでしょうか。

モーリス・ラクロアの特徴としては、その斬新なアイディアにあるのかと思います。

これまでなかったようなアイディアに満ちた時計を、数多く開発しているブランドです。

そんなモーリス・ラクロアが自信を持って発表したのが、このクロノグラフです。

フライバック機能だけではなく、デイトはビッグサイズ。

機能もデザインも圧巻の存在感を示すクロノグラフとなっています。

自動巻きで、SSケース&革ベルト、価格は47万円です。

 

ブランパン クラシック・フライバック

ブランパン 見やすくて大きな針が特徴
ブランパン 見やすくて大きな針が特徴

ミリタリーな雰囲気を漂わせるクロノグラフです。

文字盤はブラックでシック。

アラビア数字のインデックスと、針は、やや大きめで見やすいデザインとなっています。

9時の場所には12時間計が、3時の場所には30分計が、そして6時の場所にはカレンダーがついています。

自動巻き、SSケース&革ベルトで価格は98万円です。

 

ブライトリング シャドウ フライバック

ブライトリング タキメーターが装備されているモデル
ブライトリング タキメーターが装備されているモデル

自動巻きでカレンダーがついたモデルとなっています。

10分計や3時間計だけではなく、ベゼルに4つのツメがついたライダータブと呼ばれるものも付いています。

さらに、両方向回転ベゼルという操作性に優れたモデルとなっています。

このモデルは、もともと航空パイロットが操作しやすいようにと開発したモデルなのです。

ブライトリングの傑作とも言われているクロノグラフです。

タキメーターが、文字盤の外側に付いています。

SSケース&ブレスで価格は44万円です。

 

ブレゲ TypeXX トランス アトランティック

ブレゲ フランス海軍からの要請により開発されたモデル
ブレゲ フランス海軍からの要請により開発されたモデル

1994年には、自動巻きムーブメントが搭載されたモデルとなっています。

もともとは、フランスの海軍から開発要請を受けて作られたのがパイロットウォッチ「TypeXX」となっています。

その後、この「TypeXX」は進化をします。

進化したモデルがこの「TypeXXトランスアトランティック」なのです。

いわゆる第四世代と呼ばれるこのモデルは、日付表示が採用されています。

自動巻き、18KYGケースで価格は195万円となっています。

 

2100フライバック クロノグラフ

ブランパン 日本だけで販売された限定モデル
ブランパン 日本だけで販売された限定モデル

文字盤はホワイトでグレーのインデックスというこのデザインは、スタイリッシュで洗練された雰囲気を醸し出しています。

さらに、裏側はシースルー仕様となっています。

2100シリーズですが、こちらのモデルは日本でのみ販売された限定モデルなのです。

このモデルに搭載されているクロノグラフ・ムーブメントは、なんと世界最小の体積。

自動巻き、SSケース&ラバーベルトで110万円となっています。
 

クロノグラフ機能テレメーター

音と光の時間差から距離を割り出す機能をテレメーターと言います。
例えば、雷が光ったタイミングでクロノグラフを作動させて音が鳴ったタイミングで
停止させるとどれくらいの距離が離れているのかを測定する事が出来ます。

現在ではこのような使い方くらいしか使い道はありませんが第2時世界大戦中は
砲撃の距離を図るために使う大事な機能でした。
 

クロノグラフ機能パルスメーター

脈拍を図るための表示がパルスメーターになります。
タキメーター、テレメーターと同様古い歴史を持つ機能です。

基本的にこの機能を使うのは医師や看護師だけなので搭載されている時計自体が少なく
現在では中々見かける事の出来ない腕時計になっています。


クロノグラフ機能デジマル

10進法を用いた表示方法でこちらの機能もほとんどのクロノグラフに
搭載されることはありませんでした。

主な使用方法としては、生産管理や航海等になります。
そのためケースも当時としては珍しい防水機能が設計されています。

いかがでしたでしょうか?
クロノグラフは腕時計にストップウォッチ機能をつけただけなのですが
実際にはたくさんの機能が搭載されているのが分かったと思います。

クロノグラフの機能が分かったところで中々実生活で使うところはないかもしれませんが
頭の中で分かっているだけでもクロノグラフの魅力にもっと引き込まれてしまいますよね。

 

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