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クロノグラフ腕時計専門店 クロノグラフSENO

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クロノグラフ腕時計の機能をご紹介

テレメーター

単に1/5秒に分割されただけの正確さだけではすぐに満足のいくものではなくなり、後には、全ての出来事の計測には数学的な手法が必要となりました。そこで、その煩雑な数学の手順を必要とせず、すぐに目で見てわかる目盛り/物差しが発展しました。

私たちが最もよく目にするものとしては、特定の状況下にてキロメーター(km)での距離が計測できる目盛りです。

文字盤 またはそのそばに、kmで刻まれた目盛りがあり、”TELEMETER”(テレメーター)と書かれています。はじめのテレ-とは距離を表し、メーターと組み合わせることで、”距離を測るもの”という意味です。距離の計測は、空気中を音が進む速さを元にして計測されます。

例えば、遠く向こうに雷の光を見たとして、実際に雷の音を聞くまでの時間を測ります。この時の秒数と光の速さである333m/秒(s)を掛け合わせると、雷までの距離がわかります。

テレメーター Z14

1892年には、La Chaux- de- Founds社のTheodore Schaedeliが51メートル(m)刻みの正確な計測が可能な懐中クロノグラフの特許を取得しました。距離は30秒用のクロノグラフ針が、メートルで示される細かい目盛りを直接指し示すことで確認できます(Z14)。印字された目盛りは、音速340.67m/秒である気温16度の環境での結果です。Schaedeliはその他の気温における距離の計測も可能にするため、修正値も整えました。

気温により、計測された距離はこのように修正されます。

気温 20度 +0.50m/100m

気温 16度 +0.00m/100m *音速340.67m/s

気温 10度 −0.56m/100m

気温 5度 −1.50m/100m

気温 0度 −3.00m/100m

20度の気温の時の1秒間に音の進む距離は、340.67m+(3.467×0.5)m=342.37mという計算になり、342.37m進みます。一方、0度の時には340.67m−(3.467×3)m= 330.47mしか進みません。これらの修正値には、空気の湿度は考慮されていますが、気圧は考慮されていません。

テレメーター Z15

Z15に見られるように、ほとんどの腕時計クロノグラフは音速333.33m/sを基本としたテレメーターが付いています。したがって、ダイアル上には、最高20キロメートルまでは正確に読み取れるように、ひと目盛0.1kmから0.5kmの刻みで表示されます。音速333.33m/sというのは、気温約5度から10度の環境での修正値です。したがって、通常の気温である20度から30度での正確な距離の計測には、すでに述べたような修正が必要です。

通常の気圧760トルの時には、音速(m/s)はこのように変化します。

−40度 306.5m/s

−20度 319.3m/s

−0度   331.8m/s

+20度 343.8m/s

+40度 355.3m/s

+100度 387.2m/s

テレメーター用の目盛りは通常、ダイアルの一番外側にあります。

”Telemeter”もしくは”Telemetre”と記され、青色の文字がよく使われます。

読み取れる最大の距離(20km)は、クロノグラフ針の一周は60秒であることから、333m/s×60s=19980mまたは20km と算出されます。

輸出用としての時計は、マイル(mile)で表示されます。このような時計のダイアルには、ドイツ語の”Telemeile”または12.62miles と記してあります。これは、1マイルが1609.3mに相当し、音速333m/s=0.2069マイル/s、60秒では12.415マイルと計算されるからです。

ダイアルには12.625やこれに近い数が示され、これには修正因子もすでに考慮されています。12.625マイルという値は、気温15度の音速338.59m/sから算出されます。

タキメーター

腕時計クロノグラフの文字盤によく見られる第2の目盛り表示は、車や自転車、歩行者にも使えるタキメーターです。タキ(tacho/tachy)という接頭語は、その他のスピードを表す用語にもよく用いられます。この目盛りから、対象物の動く速さv(v=s/t)を読み取ることができます。sは距離 、sの移動にかかった時間がtです。200mから1000mの短距離であれば、直接目盛りから読み取ることができます。例えば、車が一定速度で60kmを1時間走ったとすると、その時のスピードは60kphまたは60,000m/3600sです。1000mの距離では3600s/60=60sかかります。

もし、2倍のスピードである120kmを1時間で走ったとすると、1000m移動するのに3600s/120=30s かかります。タキメーターの目盛りには、60、80、120kphなどの数値が簡単に読み取ることができます(Z17)。

タキメーターZ17

1900年ごろ、スイス Brenets 社のLeon Guinandがタキメータークロノグラフの特許(No.21709)を取得しました。このクロノグラフでは、短時間から長時間に渡る幅広い計測時間に対応できる10kphから150kphのスピードを、直接ダイアル上に表示することができます(Z16)。当然ながら、このクロノグラフ針は6分で1周する必要がありました。当時の慣習として、秒針の目盛りが1/5秒ごとでなく1秒ごとの目盛りでしたが、これはとても不便だったことでしょう。現代のタキメーター付きクロノグラフは、60kphから1000kphまで目盛りから直接読み取ることができます。

タキメーター Z16

1907年には、Geneva社のF. Amez- Droz は、渦巻き状のいわゆる”スネイルタキメーター”(カタツムリの物差し/目盛り)(Z18)の特許と取得しました (no.39276)。これは、文字盤が裏表の両サイドについている懐中時計に使われていました。秒針は1周を2分で周り、渦巻き状に5.5周できます。針の進行方向は、タキメーターが懐中時計の裏側についているので時計回りとは逆方向です。計測可能範囲は5kphから60kphです。このスネイルタキメーターは、後の腕時計クロノグラフに広く用いられることとなったため、表の文字盤に表示されることになりました。それに伴い、一番外側の目盛りは最高1000kphから60kphへと小さくなり(60秒=1周)、渦巻き状の目盛りは2周または3周までになりました。これにより、測定は20または15kphまでに限られました。

タキメーター Z18

一般的に言うと、タキメーターの目盛り、さらに正確に言うと、タキメーターに表示されていて読み取り可能な最高スピードは、そのクロノグラフが制作された時代を反映しています。1920年代に作られた腕時計クロノグラフは、300kphまたは360kphまでの目盛りで、1930年代には400kph、1940年代頃には、500kphが印字されているのがわかります。1950年までには、750から800kphのスピードまで上がり、1950年代中頃までには、1000kphまで上がります。車や飛行機の速度が上昇するに従い、計測可能なスピードも上昇していきました。クロノグラフの製作技術の進歩はメカニズムを変えるだけでなく、単にダイアル表示までも変えたのです。

当然ながら、このような小さな目盛りからの読み取りは、専用に作られた大きな懐中時計から読み取るよりも正確ではありませんでした。それでも、タキメーター付きクロノグラフは最長1000mの距離の速さを計測が可能で、これは通常、目盛りに”BASE 1000”または“”KM1000”と印字されていることでわかります。これらは、輸出用にマイルで示されているものもあります。しばしばテレメーター目盛りとタコメーター目盛りは同じ文字盤上に表示されますが、これらは一見とてもテクニカルなようですが、特に使い勝手が良いというわけではありません。

パルスメーター

腕時計クロノグラフの文字盤によく見られる第3の目盛り表示は、”doctor’s watch” (ドクターズウォッチ)と呼ばれるもので、患者の心拍数の計測に使われました。一般的に、心拍数は患者の健康状態や疾患により左右されます。専用の時計がない場合、一定時間(20秒から30秒)のパルス数をカウントし、1分間のパルス数を計算します。特に難しい計算ではありませんがパルスメーター(Z19)はこの作業をさらに簡単に、もしくは計算そのものを不要にしました。ダイアルには、通常、”Calcule sur 30 pulsations”、”gradue pour une observation de 20 pulsations”、または”Gradue pour 30 pulsation”とか書かれています(Z20)。この、20や30という数字は数えるべき脈拍数を表します。当然ながら、心拍数が高い人では脈拍が20回や30回に達するまでの時間は、心拍数が低い人に比べて短くなります。

パルスメーター Z19, Z20

つまり、パルスメーター付きクロノグラフのスタートボタンを押し、20回または30回の脈拍に要する時間を測定すると、クロノグラフが指す目盛りにより1分間の心拍数が読み取れます。

ブレスカウンティングクロノグラフ(アズモメーター)

アスリートや医師にとって、呼吸数を計測することは重要です。呼吸数の計測のために文字盤上にパルスメーターに似た目盛りがあることがあります。これでは、数回の呼吸(5呼吸)に要する時間を計測し、1分間の呼吸数を文字盤から読み取ることができます。

計測範囲は通常、人間の呼吸数として健常な60回-14回/分と40-10回/分の間です。多くの場合、文字盤上にブレスレジスター用目盛りとパルスメーターが共に示されますが、これは呼吸数と心拍数は関連することが多いからです。

プロダクションカウンティングクロノグラフ

産業化は様々な品物の大量生産へと導きました。これは需要が高まった結果というだけでなく、大量生産のための実践的な製作プランが必要となりました。このプランを立てるため、個々のパーツの製作時間が算出されなければならず、また全ての過程を精査する必要がありました。

これはたった1つのパーツの製作時間の把握であれば簡単で、例えば30分ほどでしょう。しかし、同時に幾つもの小さなパーツの生産が、同時に手動または自動で1分かけて作られたとしても、個々の正確な所要時間はもはや簡単な計算では通用しません。このような状況で、プロダクションカウンティングクロノグラフ(Z21)が使われます。

プロダクションカウンティング Z21プロダクションカウンティング Z22

プロダクションカウンティング用の目盛り は 一連の生産過程において、個々のパーツの生産容量を決定するのに役立ちます。大量生産のパーツの生産のはじめに、クロノグラフをスタートさせ、生産終了時にストップさせます。クロノグラフの針はプロダクションカウンティング用の目盛り上で、計測時間が60秒以内の場合、1時間に生産された数を示します。 Z22では、クロノグラフ針は最終的に750ピースを示しており、これは、特定の部品が1時間に750個作製可能であることを意味します。

もし、1つの生産時間がほぼ1秒もしくはそれ以下だった場合、連続して数個の部品(例えば10個)の合計生産時間を用いるのが良いでしょう。この場合、1時間の生産数は10×750=7500個となります。もし、1つのピースの生産にかかる時間が60秒以上であった場合、例えば、80秒とすると、1時間(3600秒)を80秒で割ると45になります。この数は、1時間に45個生産可能であることを意味します。

文字盤上での表示方法は様々です。クロノグラフZ22では、60から3000までの範囲です。Z23では、60から1800、さらにその内側にある目盛りはクロノグラフ針の2周目用に、30から59が印字されています。これらのクロノグラフは産業用であり、例えば、1分は100秒、1時間は100分のような小数点表示が併記してあることもよくあります。このような表示は、通常の60進法のすぐ横に記してあります。

プロダクションカウンティング Z23

テレフォンユニットカウンター

古くには、特に海外への通話は、郵便局から3分単位で料金を支払うシステムが長い間主流となっていました。クロノグラフの分積算計は、通常の分のカウントだけでなく、通話の際には3分毎表示があればとても便利でした。一般的に、最初の3分、6分、9分の目盛りはそのほかの目盛りよりも長く伸びた線で示されていました(Z24)。したがって、あとどのくらい通話ができるか一目でわかるのです。その後、通話料の算出法が変わると、このタイプの時計は不要となり、時計の文字盤で見ることはなくなりました。

テレフォンユニットカウンター Z24

タイドクロノグラフ(ヨッティングクロノグラフ)

このクロノグラフZ25では2つのことなった表示が示されています。補助の分積算のダイアルXは、5分ごとの6つの領域に分けられ、それぞれ色付けされています。色の濃い部分は青、薄い部分はダイアルそのもの色であるシルバーです。

タイドクロノグラフ Z25

ヨットレースのレガッタでは、1度目のスタートの合図の後、正確に5分後に鳴る2度目の合図で初めてスタートラインを越すことができます。この2つの合図の間の5分間に、正しいタイミングでスタートを切るために必要な準備をします。色のついた領域は、このクロノグラフにはなくてはならない表示なのです。

左の補助ダイアルは、水位(潮の干満)を表します。特定の港や海岸線における満ち潮、引き潮の発生を教えてくれます。今では、特定の海岸でのいわゆる潮の干満表が、あらかじめ決められたマークによって表されます。継続的な潮汐を観測するために、時計は潮の満ち引きの時間を事前に知らせるよう作られました。

潮汐を表すダイアルは、24時間表示のリングで、 その中には4つの領域に分かれた回転する円盤があります。この円盤上で、2本の軸(針)が交わってクロスになっています。。Z25に表わされているように、上下2箇所は青色の部分で、これは満ち潮を表します。左右の2箇所の領域は黄色で着色してあり、引き潮を表します。円盤Yは、月の軌道に沿って動き、クロスが潮汐を示します。このクロスは、正確には90度で交わっているのではなく、反対の位置を指す2つのポイントは、潮汐のサイクルである12時間25分の差があります。ケース側面についている押しボタンZの操作により、特定の場所や海岸での潮汐を設定できます。この潮汐表示は、クロノグラフ機能とは全く関連ありませんが、ヨットなどの船のスポーツではとても役立ちます。

回転ベゼル:時刻設定と世界の時間

セッティングリングや回転パネル、ガラスのベゼルは腕時計では珍しくありません。これらは、時刻を表すためだけでなく、時計を巻いたり、針を設置に役立っています。1941年には、La Chaux- de ?Fonds 社のPhilippe Weiss は、2つの目的のために、セッティングリングに12時間の目盛りを印字した時計の特許を取得しました(特許No. 215450)。Z26の図は、特許申請時に用いられたものです。セッティングリングが波形のバネにより取り付けてあること(Z26,fig.2 and 3)、世界各地の時刻と連携したリングそのものの機能(Z26, fig. 1)に対して、特許が付与されました。クロノグラフは30分の分積算ダイアルで表されます。それと同時に、セッティングリングには、1時間と0.5時間の目盛りがあるため、クロノグラフがスタートした後、12の数字を時間針に合わせれば、時間積算計としても使えます。

世界の時刻 Z26 Fig.1-3

Z26 fig.1に見られるように、固定されたダイアルの周りには、それぞれのタイムゾーンに属する都市名が記されています。ダイアル上のちょうど反対側に位置する2つの都市の時差はちょうど12時間です。例えば、シンガポールとニューヨークはちょうど12時間の時差があり、ニューヨークが昼の12時の時、ベルリンは夕方6時、シンガポールは夜中の12時です。したがって、例えばオーストラリアのシドニーでの時間を知りたければ、セッティングリングの12をアゾレスまたはシドニーに合わせ、セッティングリングの時計(時)の針を読みます。Z26 fig.1では、現在時刻はほぼ10:30を示していますが、シドニーでは7:30頃となります。

このシステムは24時間表示ではないので、午前か午後を決定するには、多少の地理学の知識が必要です。知りたい地域が、現在地よりも東に位置する場合は、昼の12時から夜へと進む方向に考えます。一方、現在地よりも西に位置する地点の時刻は、昼の12時から朝へと戻る方向に考えます。

回転ベゼル:計算機付きクロノグラフ

テレメーターやタキメーター、プロダクションレジスターなどに代表される多くの計測にでは、数学的な計算を前提として、目盛りにより表示されていました。しかし、計算の基礎(例えば音速についての、音源からの距離)を知っておかなければならないという欠点があります。このような場合でも、スライド物差しのような対数目盛りを用いれば、掛け算や割り算が可能です。

計算機つきクロノグラフ Z27 Fig.1-3

このような回転する対数目盛りは固定の物差しの反対側につけられており、このようなモデルは1941年にスイスのLa Chaux- de- Fonds社のGraef & Cie. Fabrique MINOが特許を取得しました(特許No.216202)。Z27,fig. 1から3では、特許申請時のものを再現しています。特許は対数目盛りそのものにではなく、すでにJost Burgi(1552-1632)とJ.Napierによりメカニカル計算機として使われていました。現在のボタンを押すタイプの計算機は1662年頃のS.Partriges によるものです。ケースに固定されているベゼル上に、対数物差しと回転ベゼルが取り付けられており、この方法に対して特許が付与されました。

Figure 2、3はGraef & Cie 社が特許申請した際のデザイン標本です。ここでのセッティングリング5とガラス板7はケース14に覆いかぶさるようについており、これらは回転することができます。1つの物差しは固定されたダイアル10の上にあり、回転する物差し6はセッティングリング5の上についているため、これらはダイアルの上に隙間のないよう設置してあります。Fig.3で見られるように、ダイアル10の表面には、小さな段がついており、そこにセッティングリング6の物差し13がはめ込まれています。物差し13に印字されている1.0から9.9対数目盛りは、ガラス板7により傷や衝撃から保護されています。

物差しを単に動かすことにより、目盛りを正確に読むことができます。この可動式計算物差しは、もちろん普通の腕時計としても使えますが、クロノグラフ腕時計に付属することでさらに有用性が高まります。クロノグラフ腕時計は、現在時刻を見失うことなく、細かな時間間隔を測定できるため、そのためのどこでも計算ができます。

為替相場、紙のサイズ(A4,B5 など)の増減に関わる計算も、この時計ならば簡単にできます。1950年代、1960年代に計算機付き腕時計は一般的には普及しませんでしたが、パイロット用の航空時計には計算機能が備わっていました。

2つのクラウン付きクロノグラフ

Universal Perret とBerthoud の特許

時計に備わっているすべての機能は、たった2、3個の押しボタンや1つのクラウンでは操作できません。これに対し、2つの会社がしかも同時に、2つ目のクラウンを付けるというアイディアを出し、短期間に成功を納めました。スイスの”Manufacture des Montres Universal Perret & Berthoud S.A Geneve (Suisse)”社は1940年11月6日 と1941年9月22日に、同じくスイスの”Excelsior Park, Le Fils de Jeannerer Brehm, St. ?Imier (Suisse)”社は1943年2月23日に、計3つの特許が取得されました。おそらく、Excelsior ParkはUniversal Perret & Berthoudの新しい方法に気づいており、類似した方法を模索していたのだと予想されます。

しかし、Universal Perret & Berthoudが特許を取得するには、すでに特許が与えられているものとは異なる手順を生み出す必要がありますが、言うまでもなく、法に触れない範囲ですでに取得してある特許の”裏をかく”ような 方法がありました。注目すべき点は、最後に特許が公表されたのは、1945年2月6日、特許No.23507、その他2つは、1945年4月16日、特許No.235608、1946年3月1日、特許No.239879です。普通の時計と同様に、すでに針の設置方法は開発されていたので、目新しいことはなく、もはや特許を保護する必要はありません。Universal Perret & Berthoudがしたように、2つ目のクラウンを付ける技法は、特許法を獲得するためにデザインされたものでした。しかし、よくある事例のように、公表される前に、2つ目のクラウンを利用して、同じまたは似た目的で彼らの発想は賢いエンジニアたちに裏をかかれました。

Universal Perret & Berthoudは、秒針がリマインダー機能を果たすよう操作できるクラウンの機能(アラーム機能)の特許を取得しました。これらの時計はEbauches S.A.により、”Memento- Chronograph”(メメント クロノグラフ)と名付けられ、この名前を用いて取引されました。Z28 fig.1 は、時間と分を表す針が通常通りの配置で付いています。

メメントクロノグラフ Z28

さらに、12の数字の下には、補足のダイアルがついており、このダイアルの針は2つ目のクラウンW(ケースの左側)により操作され、時計の機能とは独立して動きます。セットされた後も針はその位置に止まったままで、時計の動きとは全く連携しません。この針のセッティングは単に”目で確認するアラーム”なのです。Z28 fig.2ではダイアルの下にあるホイールを示しており、これも特許で保護されています(No.235072)。 ケースの右側にあるクラウンで時刻を設定するのと同じように、これらのホイールは左のクラウンによりセッティングされます。

メメントクロノグラフ Z29 Fig 1.2メメントクロノグラフ Z29 Fig.3-5

その後の特許(No.235608)は、Z29 fig.1-5にある詳細なデザインとその機能へ与えられました。Fig.1では、ダイアル下(ケースの中)のスペースが十分でないため、ホイール11、12、14からなるホイールトレインのコンバージョンホイール13のそばに、ホイール15、16、17からなるホイールトレインが設置してある様子がわかります。Fig.2 はFig.1の断面図です。Fig.3、Fig.4 は、通常ワインディングステムが突き出ているのと同様にセッティングステム22が突き出ている様子を示しています。この特徴的なメカニズムでは、クラウンが動かなくなるまで引くことで針をセットすることができます。このクラウンの引きにより、ブロック25が”針設定ホイール”24の中にある8角形の穴へ挿入されます。

セッティングホイール22(Fig.2)の中の断面図の26、27が、クラウンの動きを制御します。一旦、クラウン18が押し戻されると、このクラウンは手前にも奥へも回るようになりますが、これでアラーム針が予期せず設定され直すことはありません。Fig.5はFig.2を元にした断面図で、針のセッティングホイール23の中にある8角形の穴 を表しています。

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ショップについて

店長 妹尾満隆

おじいちゃんが骨董品が好きなことにより、子供の頃からアンティークの商品に携わっていました。

百貨店に行っては手巻きの時計を購入してきて、飾り棚の中にいろんな時計が飾られてました。

当時はあまり機械式の時計に興味がなかったのですが、大人になった時におじいちゃんがコレクションするくらい魅力があるものだと理解できるようになりました。

私は置き時計よりも、腕時計が好きでさらにクロノグラフが好きです。

私のショップは、そんな手巻きのクロノグラフが好きな方のためのショップになっています。

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クロノグラフ腕時計とは!?タキメーター・スプリットセコンド・フライバック全て解説します!

クロノグラフとは?


そもそもクロノグラフってなんなんだろう!?

そういった疑問を持ってこちらのページに辿り着いたと思います。

確かに私もクロノグラフのことを知るまでは単に文字盤がかっこいい時計だなぁ・・・

くらいにしか思ってませんでしたしね。

もしかしたら、あなたもそうかもしれませんね。

ですが、安心してください。

実際のところクロノグラフを腕にはめる方はほとんどの場合クロノグラフの機能を
使ってませんのでデザイン性が先行して購入されていますので結局はかっこいいからということになりますよね。

はい、というわけでクロノグラフってなんなんだということを解説します。

クロノグラフとは簡単に言うと

ストップウォッチの機能がついた腕時計です。

簡単に言ってしまえばこうなりますがこれだけの情報じゃ満足でないあなたのためにもっと
詳しく解説していきますね。




まずはタキメーターを解説していきますね。
 

クロノグラフ機能タキメーターとは



ブライトリング タキメーターの文字盤
ブライトリングクロノマットエボリューションのタキメーター目盛り


タキメーターの目盛りは、通常ベゼルか文字盤の外側に500から60までの数字で示されています。
タキメーターは、ある一定距離を移動するのにかかったスピード、または逆にある一定時間に移動した距離を計測するよう設計された便利な仕組みです。
スピードや距離だけでなく、タキメーターは定期的に計測できるものなら何でも、一時間に可能な作業の平均量を求めることもできます。

わかりやすい例を見てみましょう。
周回するレーシングカーのスピードを計測したいとします。
コースは正確に1マイルで、ドライバーは一定した周回ラップで走行しています。
ドライバーがスタートしたらクロノグラフをスタートさせ、一周したところでストップさせます。
秒針はタキメーター上のどこを指しているでしょうか?
ドライバーが周回するのに25秒、タキメーターの目盛り上は145の位置までかかりました。
これは、ドライバーは時速145マイルで走行したことを意味しています。

ブライトニング 腕時計 タキメーター クロノグラフ

タキメーターでのスピードの計測の仕方
もしキロメーターを基準に測ったとすると、結果も同様にキロメーターになります。
タキメーターは、計測する単位とは独立して機能します。したがって、リーグであろうが、マイル、ハロンでであろうが、タキメーターで測ることができます。
単位さえ統一されていれば、タキメーターは正確に計算するでしょう。


ロレックス デイトナ ステンレス製クロノグラフ


ここでもうひとつ、スピードではなく距離を測るためのタキメーターの使い方を紹介します。
時速70キロのボートでクルージングしているところを想定してください。

そして現在地からちょうど1キロメートル先に宝箱が沈んでいるとしましょう。
時速70キロを維持しながらクロノグラフをスタートさせ、秒針がタキメーターの70の位置に来た時、丁度1キロメートル進んだことになります。

タキメーターは、一秒に発生するどんな事象も1時間あたりの成果として換算できます。
タイピングをしていて、一時間にどれくらいの文章をタイプできるかを考えてみます。
クロノグラフをスタートさせ、一行分タイプした後、クロノグラフをストップします。

10秒が経過しており、タキメーターの目盛りは360を示していました。これはあなたが一時間にタイプできる文の数になります。

ロレックス デイトナ 18Kクロノグラフ





分積算計付きクロノグラフ

クロノグラフは 、通常の時計機能とは独立したクロノグラフ針(Chronograph hand)がついており、ボタンを押すことで、スタート、ストップ、ゼロへのリセットができます。

クロノグラフ針は、通称クロノハンド(Chrono-hand)とも呼ばれ、多くの場合、クロノグラフ針は長い秒針で、時計の文字盤の時間針と秒針の間にあり、12時ちょうどの位置がゼロとなります。

スタートさせると、クロノグラフ針は細かく動き出します。

この細かな動きの一つ一つは、文字盤最小ひと目盛りの角度(1/5秒=0.2秒)を表すため、もっとも細かい1/5秒を読み取ることができます。

クロノグラフの文字盤 1/5目盛り

この動きは、時計の構造によるもので、バランスホイールが1秒間に5振動、または1時間に18000振動するからです。

ひとつひとつの動きの間に少しの静止時間ができますが、エスケープメント(調速機構)が振動ごとにエスケープメントホイールの歯1つを動かすため、ホイールトレイン(動力を伝達する一連の歯車、歯車の列)も”逆戻り”します。

この際、ホイールトレインの”逆戻り”の動力は、クロノグラフのホイールトレインに直接伝達されるため、クロノグラフ針ははじめに大きく振れ、”逆戻り”することが目で確認できます。

分針と時間針はどちらもこの逆回転をしていますが、振れ幅がとても小さいため、目視では確認できません。後に作られた腕時計クロノグラフは1800振動/時以上の回転率なので、これにより秒針の動きはより細かくなります。

通常は、分を刻む目盛りがもっとも細かい1/5(秒)示クロノグラフ針用に、分刻むダイアルの外側にクロノグラフ針用の目盛りがあることもあります。

文字盤 1/5目盛り 分目盛りの外

また、クロノグラフ針と分積算計の両方が示されている文字盤はよくあるデザインで、分積算計はクロノグラフ針が一周(60秒)したら、分積算計はひと目盛り進みます。このようにして、数分間の計測が可能です。

クロノグラフを起動させるボタンは、初期のモデルではクラウン(リューズ)の中、もしくはケース(ダイアルを納めているパーツ)の側面の2時または4時の位置につけられています。このほかにも、クラウン自体の操作でクロノグラフが起動できる仕様もあります。この場合、ワンボタンクロノグラフと呼ばれ、スタート、ストップ、リターンなどのすべての機能は同じ順序での仕様です。

Vintage Universal Watch ワンボタンクロノグラフvintage BULOVA ワンボタンクロノグラフ

クロノグラフを起動させるボタンは初期のモデルではクラウン(リューズ)の中、もしくはケース(ダイアルを納めているパーツ)の側面、2時または4時のポジションにみられます。このほかにも、クラウン自体の操作でクロノグラフが起動できる仕様もあります。この場合、ワンボタンクロノグラフと呼ばれ、スタート、ストップ、リターンなどのすべての機能は同じ順序での仕様です。

2つのボタン付きクロノグラフ

1934年に、G.-Leon Breitling の会社が初めて2つのボタンがついたクロノグラフ腕時計(特許No. 172129)を発表しました。

このデザインでは、2つのボタンは、それぞれクラウンが付くケースの2時と4時の位置にあります。2時にあるボタンはクロノグラフのスタートとストップができ、何度でも好きなだけ繰り返すことができます。また、4時のボタンは、ストップしたあとに、ゼロに戻すボタンです。これは新しいクロノグラフの機能だったため、すぐに他の生産者に受け入れられました。追加機能付きクロノグラフとして、または似たような謳い文句を使って宣伝広告されることもあります。

この2つのボタンにより、一連のプロセスの中で、何度にも分けて合計タイムを計測することが可能になりました。すべて計測し終わった時のみ、クロノグラフをゼロに戻せば良いのです。その都度ゼロに戻さず、数回に渡る合計時間を計測することはワンボタンクロノグラフでは不可能でした。

ただ、2つボタンのクロノグラフは元々腕時計として開発されたものではありませんでした。もしろ、G.-Leon Breitlingの会社(スイス、ラ・ショー=ド=フォン)は、1923年にこの2つボタンの仕様を懐中時計として特許を取得しています(特許No.105532)。1934年になって初めて、腕時計クロノグラフとしての特許を2つ取得しました(特許No.172129、No.175564)。

BREITLING プレミア 2つボタン付きクロノグラフ

時間積算計付きクロノグラフ

ほとんどの腕時計クロノグラフは、9時の位置にスモールセコンド (60秒で一周する普通の時計の秒針)が付いています。そして、分積算計が3時の位置にあり、10、20、30分の目印が付いています。

その他、スモールセコンドが6時の位置に、分積算計が12時にあるデザインもあります。
 

クロノグラフ針は1分で一周してしまいます。 

クロノグラフ針が何周したのか、つまり何分経過したのかは、30分積算計でみることができ、30分間の計測結果を表示します。

同じように、30分計の針が何周したのかを表示するのが、12時間積算計です。

9時の位置には常に動いて要るスモールセコンドが、3時の位置には30分積算計が、6時の位置にあるのが12時間積算計です。

Parmigiani 3ダイヤル付きクロノグラフ

1939年に、Mido (スイス、ビエンヌ)はスモールセコンドの針が中心から出る腕時計クロノメーターを発売しました。このデザイン(特許No.209685では)は、4つの針が全て文字盤の中心に付けられています。

MIDO マルチセンタークロノ

時計として機能する2本の針は一番下に、スモールセコンドがその上に、クロノグラフ針は一番上につけられています。一般的に、文字盤に追加の表示をしなくても良いように、スモールセコンドの針の形や色は、他の針と違うものが使われます。この針は十分に長いため、通常の分表示が計測用にも用いられます。クロノグラフ針用として、最も細かい1/5秒の目盛りで示されます。

スプリットセコンドクロノグラフ

2つの時間を計測出来るのがスプリットセコンドクロノグラフです。

スプリットセコンドクロノグラフまたはスプリットセコンドハンドと呼ばれる2つ目の計測針がつけられた腕時計は、これまでの懐中時計にとって変わる存在となりました。

このようなダブルクロノグラフの歴史はパリのJoseph Thaddäus Winnerl (1799-1886)が展示した1870年頃までさかのぼります。

すでに懐中時計のデザイン、特許は数多くあったため、機能を保ったままいかに小さく作るかが焦点でした。

Blancpain スプリットセコンドクロノグラフ

通常、スプリットセコンドクロノグラフは3つのボタンがついており、このうち2つはこれまで通りの機能を果たします。ケース側面につく2時の位置のボタンはスタートとストップ、4時の位置のボタンでゼロリセットです。

3つ目のボタン(スプリットボタン)は10時の位置あり、スプリット針をコントロールします。
 

スタートさせると、クロノグラフ針とスプリット針は同時に動き出します。
スプリットボタンが押されると、スプリット針のみが止まり、クロノグラフ針は動き続けます。
再度スプリットボタンが押されるとスプリット針は瞬時にクロノグラフ針に追いつき、一つになって動き出します。
この部分的な時間の計測は、何度でも可能です。

2時の位置のボタンは一度押すと両方の針をストップさせ、2回目のプッシュで、両方の針をスタートさせます。
これも何度も繰り返すことができます。
両方の針がストップしたあとに、4時の位置のボタンを押した時のみ、2本の針はゼロ戻り、計測を終了することができます。
 

スプリット針がすでに止まっていて、クロノグラフ針と違うポジションにあった場合、クロノグラフ針はゼロに戻り、スプリット針はその位置に留まります。
スプリット針もゼロに戻したい場合は、クラウンにあるスプリットボタンを押す必要があります。

このボタンは、クロノグラフ針がゼロにあったとしても、それに追いつく機能があります。

これで、二つの針は同じ位置に再び戻ったことになります。

スプリットセコンドクロノグラフは、分積算計のみもしくは分積算計と時間積算計のダイアルをもちます。

George Dubey とRene Schaldenbrand (La Chaux-de-Fonds 、スイス)は、簡略化したスプリットセコンドクロノグラフの型特許(特許No.260791)を取得しました。これでは、2本とも静止可能なクロノグラフ針がついており、これらは細いバネで直結されているのが目で確認できます。

スプリット針は、スプリットボタンが押し続けられている間は静止します。ボタンから手を離すと、バネの跳ね返りによりスプリット針に追いつきます。このシステムでは、60秒以内までの計測しかできません。このスプリットセコンドクロノグラフは、分積算計が示されています。
 

シングルスプリットセコンドクロノグラフ

“正真正銘”とも言えるシングルスプリットセコンドクロノグラフは、文字盤を見ただけではそれとは判断できません。見た目は一般的なクロノグラフで、クロノグラフ針と2つのボタンが通常通りの配置でついています。

ただ、2時の位置にあるボタンで、スタート、ストップ、ゼロセッティングの3つすべてが機能します。4時の位置のボタンは、スプリットセコンドとして操作するためのもので、1度目に押され続けている間、クロノグラフ針は止まります。

ボタンを離すと、クロノグラフ針はボタンが押されなかった場合にあると思われる場所へと瞬時に動きます。

例えば、スタートして20秒後に、10秒間停止させたとします。

ボタンから手を離すと、再びストップさせない限り、針は20秒の位置から30秒の位置へと、まるで何も起こらなかったかのように瞬時に移動します。

停止時間はやはり60秒以内に限られます。60秒以上では、時計自体が止まってしまいます。

一般的に、シングルスプリットセコンドクロノグラフは、 他のシンプルなクロノグラフで読み取れる1/5秒の目盛り以外に、文字盤上に特別な印があるわけでもありません。

タグホイヤーのシングルスプリットセコンドクロノグラフ
タグホイヤーのシングルスプリットセコンドクロノグラフのムーブメント

計測をする上で欠かせないフライバッククロノグラフ

フライバック・クロノグラフというのは、クロノグラフの計測をしているときに、リセットボタンを押します。

そのことにより、クロノグラフの秒針がサッとゼロの位置まで飛んで帰ることから、フライバックと名付けられた機能です。

さらに、フライバックしてすぐに次の計測をスタートしてくれるとても特殊な機能を持っています。

計測を何度も繰り返すようなときには、とても使いやすい抜群の操作性を誇るのです。

もともと、このフライバック・クロノグラフという機能は、空軍パイロットのために開発された機能なのです。

パイロットは、方向転換するたびに飛行時間を計測しなくてはいけません。

他にも、着陸待ちの旋回時間などの計測が必要となってきます。

スピーディーに、何度も計測を繰り返すことができるので、パイロットユースとして使われることが多いのです。

しかし、フライバックという機能は、一般的なクロノグラフよりも、ずっと複雑なメカニズムとなっています。

 

ゼニス レインボー・フライバック

ゼニス フライバック機能を搭載したクロノグラフを一般的にしたモデル
ゼニス フライバック機能を搭載したクロノグラフを一般的にしたモデル

1997年に作られた、このレインボー・フライバックはフランス空軍の協力を得て作られたものでした。

もともとは、パイロットウォッチとして開発されたのです。

パイロットウォッチとして使われていたモデルのときは、30分計が3色のゾーンに分けられていました。


 

フライバック・クロノグラフの操作方法

フライバック・クロノグラフのスタートとストップのボタンは右側上部にあります。

このプッシュボタンの操作方法は、フライバック・クロノグラフも他のクロノグラフも変わらないのです。

計測をスタートするときにボタンを押すと、クロノグラフ針が動き始めます。

そして、再度ボタンを押すとクロノグラフ針はストップするのです。

クロノグラフ針がストップしてから、今度はリセットボタンを押すとクロノグラフ針は、ゼロの位置に戻ります。

けれど、リセットボタンではなく、再びこのボタンを押すと、そこから計測を再スタートしてくれるのです。

リセットボタンの操作方法

リセットボタンと言えば、一般的なクロノグラフで言えば、動いていたクロノグラフ針をゼロの位置に戻す、リセットするためのボタンです。

言葉の意味としても、そうではないでしょうか。

しかし、フライバック・クロノグラフにおいて、リセットボタンというのは他の機能も持つのです。

作業中にこのリセットボタンを押します。

すると、やはりクロノグラフ針はすぐにゼロの場所へと戻っていきます。

このときに、リセットボタンを押していた指を離すと、そのまま再度計測を開始してくれるのです。

いちいち、スタートボタンを押してクロノグラフ針をスタートさせ、もう一度同じボタンを押してストップさせ、リセットボタンで戻し、スタートボタンさリスタートさせる。

通常のクロノグラフは、こういういくつもの操作が必要です。

しかし、このフライバック・クロノグラフであれば、最初にスタートボタンを押したあとは、すべてリセットボタンを1度押すだけで済んでしまうのです。

何度も計測をしなくてはいけない場合、とても便利で適したモデルと言えるのではないでしょうか。

フライバック機能を搭載しているモデルたち

ランゲ&ゾーネ ダトグラフ

ダトグラフ シースルー仕様となっているモデル
ダトグラフ シースルー仕様となっているモデル

ラップタイムを計測するときに、一番起こりがちなのが誤読です。

起こりがちなミスではありますが、大きなトラブルにもなりかねない問題です。

そんな誤読を軽減するために生まれたクロノグラフがあります。

それが「プレシジョン・ジャンピング・ミニッツ・カウンター」を搭載している、このダトグラフなのです。

裏面はサファイアクリスタルでできていて、シースルーになっています。

さらに手巻きで、プラチナケース&革ベルト、価格は595万円と高価なモデルとなっています。

 

モーリス・ラクロア マスターピース グランギッシェ フライバック

マスターピース ビッグサイズデイトを搭載しているモデル
マスターピース ビッグサイズデイトを搭載しているモデル

機械式時計の新鋭と言えば、やはりモーリス・ラクロアなのではないでしょうか。

モーリス・ラクロアの特徴としては、その斬新なアイディアにあるのかと思います。

これまでなかったようなアイディアに満ちた時計を、数多く開発しているブランドです。

そんなモーリス・ラクロアが自信を持って発表したのが、このクロノグラフです。

フライバック機能だけではなく、デイトはビッグサイズ。

機能もデザインも圧巻の存在感を示すクロノグラフとなっています。

自動巻きで、SSケース&革ベルト、価格は47万円です。

 

ブランパン クラシック・フライバック

ブランパン 見やすくて大きな針が特徴
ブランパン 見やすくて大きな針が特徴

ミリタリーな雰囲気を漂わせるクロノグラフです。

文字盤はブラックでシック。

アラビア数字のインデックスと、針は、やや大きめで見やすいデザインとなっています。

9時の場所には12時間計が、3時の場所には30分計が、そして6時の場所にはカレンダーがついています。

自動巻き、SSケース&革ベルトで価格は98万円です。

 

ブライトリング シャドウ フライバック

ブライトリング タキメーターが装備されているモデル
ブライトリング タキメーターが装備されているモデル

自動巻きでカレンダーがついたモデルとなっています。

10分計や3時間計だけではなく、ベゼルに4つのツメがついたライダータブと呼ばれるものも付いています。

さらに、両方向回転ベゼルという操作性に優れたモデルとなっています。

このモデルは、もともと航空パイロットが操作しやすいようにと開発したモデルなのです。

ブライトリングの傑作とも言われているクロノグラフです。

タキメーターが、文字盤の外側に付いています。

SSケース&ブレスで価格は44万円です。

 

ブレゲ TypeXX トランス アトランティック

ブレゲ フランス海軍からの要請により開発されたモデル
ブレゲ フランス海軍からの要請により開発されたモデル

1994年には、自動巻きムーブメントが搭載されたモデルとなっています。

もともとは、フランスの海軍から開発要請を受けて作られたのがパイロットウォッチ「TypeXX」となっています。

その後、この「TypeXX」は進化をします。

進化したモデルがこの「TypeXXトランスアトランティック」なのです。

いわゆる第四世代と呼ばれるこのモデルは、日付表示が採用されています。

自動巻き、18KYGケースで価格は195万円となっています。

 

2100フライバック クロノグラフ

ブランパン 日本だけで販売された限定モデル
ブランパン 日本だけで販売された限定モデル

文字盤はホワイトでグレーのインデックスというこのデザインは、スタイリッシュで洗練された雰囲気を醸し出しています。

さらに、裏側はシースルー仕様となっています。

2100シリーズですが、こちらのモデルは日本でのみ販売された限定モデルなのです。

このモデルに搭載されているクロノグラフ・ムーブメントは、なんと世界最小の体積。

自動巻き、SSケース&ラバーベルトで110万円となっています。
 

クロノグラフ機能テレメーター

音と光の時間差から距離を割り出す機能をテレメーターと言います。
例えば、雷が光ったタイミングでクロノグラフを作動させて音が鳴ったタイミングで
停止させるとどれくらいの距離が離れているのかを測定する事が出来ます。

現在ではこのような使い方くらいしか使い道はありませんが第2時世界大戦中は
砲撃の距離を図るために使う大事な機能でした。
 

クロノグラフ機能パルスメーター

脈拍を図るための表示がパルスメーターになります。
タキメーター、テレメーターと同様古い歴史を持つ機能です。

基本的にこの機能を使うのは医師や看護師だけなので搭載されている時計自体が少なく
現在では中々見かける事の出来ない腕時計になっています。


クロノグラフ機能デジマル

10進法を用いた表示方法でこちらの機能もほとんどのクロノグラフに
搭載されることはありませんでした。

主な使用方法としては、生産管理や航海等になります。
そのためケースも当時としては珍しい防水機能が設計されています。

いかがでしたでしょうか?
クロノグラフは腕時計にストップウォッチ機能をつけただけなのですが
実際にはたくさんの機能が搭載されているのが分かったと思います。

クロノグラフの機能が分かったところで中々実生活で使うところはないかもしれませんが
頭の中で分かっているだけでもクロノグラフの魅力にもっと引き込まれてしまいますよね。

 

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