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うわさを調べもせず信じ切ったり、ディーラーや売り手を何の疑いもなく信用したりして、高すぎる買い物をしないようにしましょう。

ここでは、バイヤーの視点から、時計の安心できる購入方法についてお伝えしていきます。

初めての方へ 主要な時計のブランドの比較の方法

 

1. 主要な時計ブランドを比較してみる

愛好家の間では、腕時計を購入するなら直接関係のある人や、誰それのところが良いといった議論が熱く語られるものです。
そこには数多くの異なる情報が存在します。

また、「ベスト」なリストや、ブランドの細かい格付けが無意味だと言うバイヤーやオーナーにとってさえも、重要な情報はそれぞれ異なり、多岐にわたります。

それゆえ、ここでは初心者として時計を購入するバイヤーの方に、購入可能なブランドについて説明します。優秀なブランドとして人々に広く認知度されている単一ブランド、ロレックスについても詳しく説明するつもりです。

ロレックスの時計は、最高級のブランドとして、専門外の人々に及ぶまで、時計を語る上での尺度として用いられているからです。

個々のカテゴリーで特定のブランドを紹介している場合もありますが、それは初心者向けの一般的なガイドだと思ってください。

そのため、特定のブランドの最も確実な説明ではないということを頭に入れておいてください。
自分にふさわしい特別な1つを購入するためには、それを理解した上で、時計やブランドの特色に基づいて、より細かくリサーチしていく必要があるのです。

 

2. ロレックスは世界一の時計ブランドではない!?

ロレックスは、間違いなく世界で一番知名度のある時計ブランドでしょう。

ロレックスはこれまで質の高い時計を世に送り出しているだけでなく、時計のコンセプトを新たに作り出し、時代の先を行くパイオニアでもあります。

ロレックスは、「クロノメーター」や「防水」、「防塵ケース」などのコンセプトを最初に発表しました。
また他にも、自動で日付が変わる機能を持った腕時計を初めて作り出し、高級時計の初の量産化にも対応したブランドでもあります。

1980年代のアメリカでは、言わゆるヤッピーと呼ばれる、若くして豊かな暮らしをする謳歌する人々が新たに台頭しました。

彼らがそのステイタスの象徴として高級腕時計を買い求めたため、その存在は広く世の中に浸透することになります。

ヤッピーの存在が人々に広く知れ渡ったことで、ロレックスの名は一躍世界中に知られることとなりました。

その知名度に合わせるように時計の価格も高騰していきました。

アメリカで
1981年に約900ドルで新たに発売された、ステンレス製の「デイトジャスト」モデルは、1991年までに2350ドルまで値上がりしました。

その間このモデルにはほとんど改良がおこなわれなかったのにも関わらずです。

さらに上質の金属で作られたモデルの中には、さらに価格が吊り上がるものもあったくらいです。

そのため、ロレックスの保有者の間では、この新型モデルのことを、冗談交じりに「アンオブタニウム
(希少物質)」で出来ている時計だと呼んだほどです。

この他にも、ロレックスにまつわる都市伝説がいくつかあります。

 

伝説その1: ロレックスは1つ1つ手作業で作られている→間違いです。

ロレックスの時計は、ほとんどが量産品で、特許取得済みの、先進的かつ高度な多くの技術を集積した工場設備で作られています。
1年間に100万個近くの時計を製造しています。
もちろん、最高級のモデルや限定商品の中には手作業で作られるものもあります。
?

伝説その2: ロレックスは世界一正確な時計である→まったくもって間違いです。

2500円のカシオの腕時計でも正確さは変わりません。
沢山お金をかけて時計を買っても、時計の他についてくるものは高価な宝石くらいです。
高いからと言って、時間がより正確という訳ではありません。


伝説その3: ロレックスの時計は作るのに1年かかる→ロレックスが広告等で宣伝している内容ですが、その根拠となるものの説明はなされていません。

完璧さを求めて職人さんが1年かけて1つ1つ丁寧に作っていますよ、と言うイメージを植え付けるためだけの広告です。
量産品であるという事実をあやふやにしたいという意図が感じられます。


  伝説その4:ロレックスは転売価値があるから購入するのに良い→確かにロレックスは他のブランドよりも、中古品を新品以上の値で転売できます。

しかし他のブランドの時計に比べて、良い投資が出来て、安心して購入出来るという訳ではありません。ロレックスに限らずどんな時計でも、必ずしも転売で儲けることは出来ません。

では、ロレックスは最高の時計と言えるのでしょうか。価値観は全くもって人それぞれです。

確かにロレックスは知名度や認知度で言えば最高のブランドと言えるでしょう。

しかしだからと言って、ベストな時計、いい投資先、或いは高級腕時計を購入する際の唯一のブランドとは限らないのです。

求めやすい値段で買えるそこそこの品質の時計から、驚くほど高級な精密な手作りの時計まで、選択肢は沢山あるのです。

では、自分にとってのベストな時計を選ぶにはどうしたらいいのでしょうか。

沢山の情報の中から選ぶべき一品は、ズバリ身に着けていて心地よい時計です。
それが偶然にもロレックスであったという人もいれば、他の高級ブランドであったという人もいるように、価値観は人それぞれなのです。

 

3. ロレックスがオンリー・ワンでないとしたら、他のブランドの名前を聞かないのはなぜ?

「高級品」とは、唯一「知名度」によって決まるものです。

ほとんどの場合、一般に知られているブランドというのは、「ベスト中のベスト」として広く知られている一握りのみです。

それと同等又はそれ以上のブランドだとしても、広く知られることはないでしょう。

街中でランダムに誰かに時計について尋ねてみても、時計市場はタイメックスやカシオから始まり、セイコーやTAGへと移り変わり、ロレックスへと変遷した、という答えが判を押したように返ってくるでしょう。

一般的な人々と愛好家のチョイスはしばしば異なります。

時計だけではなく、ワイン、葉巻、音響機器、スポーツカーなど、どの分野でも、愛好家が何を好むかは一般の人には分からないものです。

優れた時計ブランドであるアラン・シルベスタインやオーデマ・ピゲ、ブランパン、ショパール、フォルティス、フランク・ミュラー、IWC、ジャガー・ルクルト、パテック・フィリップ、ユリスナルダンといったマイナーなブランドは、一般にはあまり知られていません。
 

ボーズ、モンブラン、ソニー、ロレックスといった良く知られたブランドは、その世界的知名度から、マーケットを支配します。

それらのブランドは優れた製品を世に送り出していますが、唯一優れているとは限りません。成功体験によって、企業や製品の良い評判の基本となる革新や競争力、ユニークさが失われていくでしょう。

また、一般の人々を印象付けるには、誰もが知っているブランド名を挙げるのが一番有効です。前評判以下の値段や品質、特徴で傲慢なプレミアム感を演出しなくとも、ブランド名だけで効果を発揮するでしょう。

しかしながら、目利きや愛好家は、たとえ一般に広く知られていないブランドでも、本当に「彼ら」にとって魅力的な品物を買い求めます。

 

4. 高級時計のブランド別ランクと値段

その時計ブランドの有名かつ代表的なモデルを元にして、初めての方でも分かりやすいように、下記のように4つにグループ化しました。グループ化してみると、限定の最高級モデルを販売しているブランドも多く、また、価格帯が安いモデルを販売しているブランドもあることが分かります。

4-1 最高級腕時計 

もし腕時計に使うお金があるなら、ワールドクラスの最高級品を持つメリットが分かるはずです。その道のツウをうならせ、その辺では決して買えない時計なのです。優雅で宝石をちりばめた特別或いは限定仕様の時計は、まさに腕時計の王様と言えます。

・定義
高い知名度が必要不可欠で、特別に優れている時計。他にはないデザインと職人技で、数も少ししか生産されません。入手先も特別なディーラーを通してしか買うことが出来ません。まさに腕時計界のロールスロイスと言えるでしょう。

・主なブランド
A.ランゲ&ゾーネ、アラン・シルベスタイン、オーデマ・ピゲ、ブランパン、ブレゲ、フランク・ミュラー、ジャガー・ルクルト、パルミジャーニ・フルリエ、パテック・フィリップ、ユリスナルダン、ヴァシュロン・コンスタンタン

・小売価格の相場
スチール製のモデル:50万円〜
ベルトが本革製で、本体の材質に金を使用したモデル:100万円〜
ベルトが金製で、本体の材質に金を使用したモデル:200万円〜
上を見ると値段にはきりがありません。中には2000万円を超えるものもあります。 

・デザイン/スタイル
非常に特徴的か、極端に保守的かの両極端に分かれます。

・外見
特別に作られた限定品です。一部または全部が手作りです。

・機能
機械式ムーブメントの開発から製造までを手作業で、すべて社内で行います。または他社に特注し、高度にカスタマイズします。ムーンフェイズやパワーリザーブインジケーターと言ったメジャーなものから、暦の調節機能などのマイナーなものまで、複雑な機能が付いてきます。

・新品の購入
最高級の宝石販売店などでしか入手できません。通常少しであれば値引きは出来ますが、大きく値引きすることは稀です。グレーゾーンの販売店に行けばそれも可能かもしれませんが、こういった最高級品は、きちんとしたお店で購入した方が良いでしょう。

・中古品の購入
元の値段が高いこと、また限定仕様であることから、中古品でも需要があり、価格もそれなりです。

・ヴィンテージ品の購入
常に収集家が存在するため高価です。

4-2 高級腕時計

「高級品」として最も広く知られたクラスの腕時計。製造するブランド側も「高級」な製品を適正価格で提供してくれるので、購入する価値があると言えます。最高級ブランドの価格を考慮せずとも、大抵は行き過ぎない程度に価格は落ち着きます。また、耐久性も良く価格も安定しており、費用対効果は高いと言えるでしょう。価格以上に持っている価値があります。

・定義
エレガントでスタイリッシュ、価値のある一流の時計で、長く使える時計です。高い品質と耐久性で、次世代にも引き継ぐことが出来るでしょう。メンテナンスをきちんと行っていれば、購入してから6か月だろうが30年だろうが売ることが出来ます。

・主なブランド
ブライトリング、カルティエ、エベル、オメガ、ロレックス、タグ・ホイヤー

・小売価格の相場
スチール製のモデル:10〜40万円
ベルトが本革製で、本体の材質に金を使用したモデル:25〜80万円
ベルトが金製で、本体の材質に金を使用したモデル:50万円〜200万円
ブランド指定の販売店で買えば、少しなら割引もきくでしょう。ブランド指定ではない販売店ではもう少し値引きが聞くかもしれませんが、グレーゾーンです。

・デザイン/スタイル
定番からオリジナルのモデルまで様々です。大抵はブランド毎に特徴的なモデルが1つや2つはあります。

・外見
ケースやブレスレットは量産品ですが、宝石などもあしらわれていて品質は最高です。
金は18カラットや、時には14カラットのものもあります。表面はキズに強いサファイヤクリスタルです。

・機能
自社製または他社製に関わらず、ムーブメントは量産品でも最高級のものが使われています。他社製であればカスタマイズされています。高品質なクォーツや精密なメカニズムが用いられており、特にデジタルクォーツは、宇宙空間で用いられるような特別な時計を除けば、中々お目にかかれる品質ではありません。

・新品の購入
高級宝石販売店などで主に売られています。また、ブランド公認でない販売店もあります。ブランドのイメージ保持のため、ブランド指定の販売店では大々的な値引きは行われないでしょう。

・中古品の購入
需要もあるため、マーケットは大きいです。しかしながら元値が高いため、バイヤーたちはこぞって予算内でより良い中古品を買い求めようとします。

・ヴィンテージ品の購入
中古品同様、大きなマーケットを持ちます。時計自体何十年も持つので、数多くの専門ディーラーで買うことが出来ます。

4-3 準高級腕時計

高級腕時計を買いたいけれども、あまりお金を使いたくない時に買える時計。ランクが異なるブランドでも、商品によってはここに属します。大量生産している高級ブランドの時計や、高級ブランドではなくとも品質の優れた時計などです。高級感は幾分薄れてしまいますが、それでもある程度値段は張ります。また、少しだけ高い高級品よりも、耐久性や長い目で見て価値が劣ってしまいます。中古品は、信頼できるディーラーから購入した方が良いでしょう。

・定義
エレガントかつスタイリッシュで、耐久性もそこそこ良い時計です。

・主なブランド
ボーム&メルシェ、レイモンドウィル

・小売価格の相場
スチール製のモデル:5〜20万円
材質に金を使用したモデル:75000〜40万円
かなりの値引きも、色々なお店で可能です。

・デザイン/スタイル
流行の先を行くというよりは、流行についていくようなデザインです。

・外見
大量生産ではあるものの、品質と着け心地は十分です。スチール製や金メッキ製です。クリスタル部分はミネラルガラス、アクリル、人工サファイヤのことがあります。

・機能
大量に生産されている製品です。ほとんどの場合クォーツはアナログ式で、クロノメーターレベルの機能は付いてきません。たいていの場合、機能や安定性よりも、外見の豪華さが重視されます。

・新品の購入
デパートやショッピングモールの時計店では、「高級な」部類のブランドとして扱われているでしょう。一方で高級宝石店などでは、低価格ブランドとして販売されています。

・中古品の購入
マーケットは限られています。「高級」のカテゴリーに近い値段であるにも関わらず、流行が過ぎ去ってしまうと、耐久性のなさもあり、より値引きが行われやすく、価値が急激に落ちてしまいます。

・ヴィンテージ品の購入
このカテゴリーに属するブランドには、ヴィンテージとして受け継がれる時計は少ないようです。

4-4 標準的な腕時計

普通の腕時計よりもそこそこ良くて、「贅沢」な部類に入る時計が欲しい時。幅はあるものの、このカテゴリーに則するブランドは、価格的に優れています。「ファッション」に重点を置くブランドや、正統派の製品を安く提供することに重点を置いているブランドなど、様々なブランドが存在します。耐久性に重きを置かず、それにお金をかけないのであれば、価格が安く、その分購入にもリスクがありません。

・定義
エレガントでスタイリッシュ、耐久性は数年間です。

・主なブランド
エポス、フォルティス、モバード、オリス

・小売価格の相場
スチール製のモデル:10万円以下
材質に金を使用したモデル:20万円以下
かなりの値引きが色々な販売店で行われています。

・デザイン/スタイル
クラシックか流行のついていくようなデザイン。中にはユニークなスタイルを売りにしているブランドもあります。

・外見
量産品で、見た目や着け心地もそこそこ良いものです。材質は、スチール製や金メッキ製などが見られます。クリスタルの代わりにミネラルガラスやアクリル樹脂などの安価な材質を使用しています。

・機能
大量生産されています。クォーツはアナログ式で、クロノメーター機能は付いてきません。しかし価格が安いながらも、高級時計マーケットのように、ユニークな特徴で勝負するブランドもあります。

・新品の購入
デパートやショッピングモールの時計売り場で買うことが出来ます。ユニークな特徴を出すブランドは、時計専門店でしか買えないものもあります。時として宝石店などで、「最安」のブランドとしても売られています。

・中古品の購入
マーケットは限られています。売るとしたら質屋くらいでしょう。

・ヴィンテージ品の購入
このレベルの時計で「ヴィンテージ」と呼ばれるくらい年代が経っても、未使用品でない限り、スタイルやコンディションなどで新たな需要が生まれることはないでしょう。
 

いい腕時計を買うバイヤーになるために

1. 腕時計になぜそんなに投資するのか

高価な金属や宝石などが使われている高級腕時計には、常に気品や名声がついて回りました。

元々 精巧で正確な機械式の時計は、中長距離の旅行や連絡業務などの場において、正確に時間を測るという目的でも使われていました。

しかし現在では、ファストフード店のお子様セットについてくる無料のおもちゃの時計でさえも、正確な時間を刻むくらい技術が発達しました。

とは言え、機能的な高級腕時計は、今でも元来の意味を失っていません。
高級品を所有し、身に着けることに価値を見出す人もたくさん存在します。

要約するとこういうことです。2万円以上の腕時計は、「時計」と言うよりも、むしろ「宝飾品」という意味合いが強いでしょう。

なので、部品にかかるコストで値踏みしたり、使われている希少金属の価値を計算したり、機械の中には何か特別な価値が隠されているのではと憶測したりして、高級腕時計を評価するのはやめましょう。

度が過ぎると、良く分かってもいないのに専門的な話ばかりする、うっとうしい人の仲間入りをすることになりかねません。

このような人の、ほとんど意味をなさないか、表面的なだけの機械や理論の話で、腕時計の価値を知的に判断できたと思うのは間違いです。

安価なクォーツの時計でも、見た目にはそう見えず、時間も正確であるならば、機能面で時計にその価格以上のお金を払う価値はありません。

しかし、希少金属を使用し、有名ブランドの刻印が入った、細部までこだわった外装で、より複雑で古い機械技術で機能は変わらない時計や、特別なクォーツ技術で従来のものよりも少しだけ精巧な時計もあります。或いはそういった時計を選ぶことに、個人的かつ知的な喜びがもたらされ、そこにすべての価値を見出すことも出来ます。

 

宝飾品の価値は完全に人々の感情に支配されているのが真実なのです。

時計に2万円以上のお金を使うということは、宝飾品としての価値と、特別なものを持っているという満足感だけで、それ以上でもないのです。

 

2. クォーツがより正確でも、機械式/自動巻腕時計を選ぶ理由は?

簡単です。クォーツは明らかに正確さで優れているからです。

しかし、ただ単に正確さのレベルだけが時計を選ぶ指標ではありません。腕時計を所有者することで、一般的な考えをはるかに超えた、利点や喜びなどが沢山もたらされることも事実です。

 

率直に言って、クォーツの時計を持っていようが、他の技術を用いた時計を持っていようが、暮らしが画期的に豊かになるわけではありません。クォーツの時計を持っていても、機械式の時計を持っている人よりも時間に正確だとはみなされないでしょう。


マニュアルの車でも、オートマチックの車でも、目的地まで同じように行くことが出来るのと似ています。CDプレイヤーが、カセットテープやLPに比べて音質が良くても、音楽を楽しむという行為自体は変わらないはずです。

また、紙媒体ではなく電子媒体になったからといって、より良いアイディアが出るとは限りません。

新しいテクノロジーは効率化をもたらすものですが、同時に「つまらなさ」をもたらします。

多くの場合、従来の手法又は技術でも十分満足できるもので、古いならではの良さや、特徴やバラエティが、新たな技術によってちょっとずつ修正されていると言えます。

また、古い技術の方が、より詳細な構造を知るのに役立ち、時間をかけて成り立ちを追っていくことで、その「もの」をより理解することが出来ます。

そういった面倒な技術や仕組みを好む人が世の中には沢山います。

現代では、クォーツ式の時計が正確な時間を刻むということは周知の事実です。

オートマ車でも低速ギアに入れられるように、CDがいつでも変わらない音質を提供するように、パソコンがタイプミルやミススペルを正してくれるように、常に確かなことなのです。

機械式時計の愛好者はしょっちゅう、ムーブメントや仕上がり、調整レベル、サーティフィケーション、異なる状況下でのパフォーマンス、難解な評価基準などを比較します。

一方でクォーツ時計の愛好者はと言うと、比較するのは主に時間の正確さ位でしょうか。

効率性を最も重視するなら、クォーツ時計が合っていると言えます。

しかし、もし効率性を追求することに飽きてきた、もしくは他の価値を求めているのならば、機械式腕時計を選んでみてはいかがでしょうか。

3. 同じ時計でも、機械式の方が高価なのはなぜ?

機械式や自動巻きの腕時計は、同じモデルのクォーツ時計に比べるとはるかに高価です。

同一モデルでも、機械式かクォーツかを選べるメーカーもあります。

この場合、機械式の方が高価です。

機械式ムーブメントがとても精巧な作りだからとも言われますが、機械式はクォーツと比較して高価だからと言うことも出来ます。
大げさでばかげていると思われるかもしれませんが、本当の理由は以下の通りです。
 

  • 製造にかかるコスト: クォーツのムーブメントでも、より高級な時計に使われる品質の良いものは、違いはそこまでなくとも、機械式のそれよりわずかに安いだけです。最高級の時計でさえ、ムーブメントの価格は、最終的な小売価格の5%以下に過ぎません。
     
  • 保証サービス: クォーツの機能そのものに問題があるわけではないので、保証内容もそんなに充実していません。それに対して機械式ムーブメントは、保証期間内であればサービスを受けることが出来るので、その分が価格に上乗せされています。
     
  • 流通・販売: 機械式の時計は少量しか販売されないため、流通システムに及ぼす経済的スケールもより少ないです。収集家や愛好家は機械式の方を好みますが、一般の人々の大部分は、圧倒的にクォーツを購入します。そのため機械式の時計は、クォーツの時計ほど在庫の回転が早くありません。そのため製造者やディーラーが投資のために在庫を抱えても、その資金を回収できるのはずいぶん先になってしまうのです。
     
  • 独占性: 価格が2万円を超える腕時計は全て宝飾品だなんて言ってはいけません。平均価格以上の商品には、保険を払うのと同じです。希少金属、合成サファイヤ、機械式ムーブメント、優れた機能、希少な宝石、これらは全て、単なる価格と言う概念を超えた、高額であることの重要な保険なのです。


4. 収集する価値のある時計は?

 

特別な時計(それだけとは限らないが)というと、収集する価値があると考えてしまいがちですが、それは間違いです。

いわゆる「収集価値がある」と言われている時計の、その神秘的な響きのために、人々は考える力を失ったネズミのようになってしまうのです。

盲目的にそれを信じ切ってしまっているので、そういう噂を聞きつけると、すぐさま走って行ってお金を使ってしまいます。

「収集価値のある」とされているものは投資価値がある、という認識が一般に広く広まっています。しかし大抵の場合、現実は事実とはかけ離れているのです。

動物のぬいぐるみと言う、いい例を挙げて説明します。

100円にも満たないようなこの小さなおもちゃでも、半ば強制的な観念から、コレクションを完成させるために、何万円も何十万円も支払う人もいます。

もし「投資」したお金を回収したいと思ったら、ただ単に売るよりも、さらに収集に夢中になっている人を見つける必要があります。

このような収集マニアの形は、1970年代頃に始まりました。


それまで個人的に何年も収集していたものに、突如としてこの種のバイヤー達が注目し始めました。

地下室や屋根裏部屋に埋もれている古いものでも、大金になる価値があると考えられ始め、「ゴールドラッシュ」精神が生まれました。

コミックの初版本や後に有名になったアーティストの初期の作品、その他過去の貴重なもの、そういったものが、当初の価格に比べて跳ね上がり、大金をもたらしました。

隠されたお宝を探し求めて、家の中を引っ掻き回すように探しても、決して満足することはありません。

なぜならば、そのお宝のほとんどが、価値のないガラクタだからです。

だから、コレクターが望むようなものを売ってお金持ちになるために、劇的に値上がりすることを期待してものを買い始めるのです。

こうして古い新しいに関わらず、そういったものに信じられない位の大金を書ける人々が現れました。まるで宝くじの当たりくじのように、将来お金が儲かることを夢見ていたのです。


収集価値があると他人に教わったというだけで、収集するものを選んで買うべきではありません。

他人が集めていようといなかろうと、そんなことは関係なく、本当にあなたが価値があると思うものを買えばよいのです。

「収集価値がある」という言葉は、売り手が、どんなものにでもつけられる安っぽいラベルになってしまいました。この言葉だけで、その正当性は疑われもせず、将来価値が高くなると人々に思わせることが出来てしまうのです。

しかし、本当の「希少」や「入手困難」という言葉は、コレクションに特別な価値を与える、いい意味で使われることを覚えておいてください。

それに比べて、軽々しく出てくるような「収集価値がある」という言葉そのものには、全く意味がありません。

あなたにとって何が意味があり価値があるのか、何にも惑わされずに考える必要があります。

もし収集したいと思って始めたのなら、何であっても、その人にとっては収集価値があると言えるでしょう。それが事実です。

最も価値のあるコレクションとは、その時は将来的な価値があるとは予想もしていなかったものなのです。もし本当にお金を稼ぐことが目的なら、「お宝発見」ものに心血を注ぐよりは、大人しく投資でもやっていた方が成功する確率は高いでしょう。

 

5. 「新品」の時計を購入するとき、重要なことと、重要でないこと

新しい時計を買おうとした時、2つ以上の選択肢の中から悩んだ経験をお持ちだと思います。時計を購入するときに最も重視すべきこと、又は、重視する必要のないこと、それらをどうやって決めていますか?

 

ブランドの評判は重要: 時計を生産する側が、どんな評価を得ているかを知っておいた方が良いでしょう。それは時計販売店の販売員に尋ねても意味がありません。

彼らは時として、驚くほど時計に関して無知であり、話すことは、権威があるように聞こえて実はナンセンス、半分は事実でもあからさまに間違った情報が混ざっています。

その代わり、購入しようと考えているブランドの、時計をすでに持っている人たちに聞いてみて下さい。時計専門のインターネットの掲示板などに質問を投稿してみると良いでしょう。

 

転売価値は重要、但し、それをきちんと理解した上での話: 「高い転売価値」という言葉を間違って解釈しているのか、時計に大金をつぎ込んでいる人も少なくありません。

それは大抵の場合、転売に際して、いくら投資した分が戻ってくるかについて、重点を置くべきところを間違っているからです。それならば、取引に際して、お金の損得がいくらあるかに重点を置くべきです。


 

ディーラー選びは重要: そのブランドの認可販売業者は?

もし時計に大金をつぎ込むつもりなら、普通のデパートや低〜中価格帯の商品を販売している宝石店へは行かない方が無難です。

高めの宝石店を訪れて、どこまでの範囲の時計が買えるか、理解を深めるのもいいでしょう。デパートで売られている「ベスト」なブランドだからと言って、お金を払うべき最良の選択、或いは最高の価値とは限らないのです。

また、購入を検討しているディーラーが、そのブランド指定の認可販売店化をまず確かめましょう。もしそうでなければ、その結果起こりうる問題点について知っておく必要があります。


 

あなた自身が、何が欲しいか、必要としているかが重要: 時計を選ぶにあたって、あなた自身が、何が欲しいのか、そして、何が本当に重要なのかを理解していれば、きっとベストなものを選ぶことが出来るでしょう。

多くの人は細部までこだわりすぎてしまうため、結局それが障害となって、時計選びを楽しめません。


何が欲しいのか、本当に考えてみて下さい。

人を引き付けるような時計、自分にとって魅力的な時計、スタイリッシュな時計、ウンチクが言える時計、自分だけにとって特別な時計、他にはない機能がついている時計、考えるポイントは色々あるでしょう。

或いは、材質が希少金属だとか、フォーマルに、カジュアルに、余暇に、スポーツに、といったことも挙げられます。あげだすときりがないほどです。

しかし、いったん方向性が決まれば、それに合った時計を選ぶことはより簡単になります。




 

「購入したもの」を知ることが、「知っているものを購入する」よりも重要: しばしば、品質や価値と言った観点から見た、高級品のベストなブランドは、「ごく普通の人」でさえ滅多に聞いたことのないものです。

ロレックスやタグ・ホイヤーといった名前は、世間一般に良く知られた高級な時計のブランドです。とは言え、知名度があるというだけでは、優れた品質で、高い価値を持ち、ベストな選択の時計という保証にはなりません。

「おなじみ」のブランドを盲目的に選ぶのではなく、考えられるすべてのオプションを調べることが、最終的に有益となるのです。


 

ブランドの歴史もいくらかは重要: ブランドの多くは、100年以上の歴史を持つものもあります。

購入を検討している時計が、長い歴史に裏付けられた確かな実績を持っていて素晴らしいのか、それとも単に昔の成功や、大昔に買収したブランド名を威にかざしているだけなのか、情報の有益性を考えるようにしましょう。


現代の有名な名前の多くのブランドも、ほんの数十年前までは、名前に何の価値もありませんでした。中古ディーラーのサイトや、インターネットのオークションなどで、新モデルを探して、旧型モデルと比べてみて下さい。

このブランドの5年前のモデルの時計は、価値がありますか?もっと古いモデルの中で、最近のものよりも価値のある時計はありませんか?
こういったことは、製造側の品質に、劇的に変化が起こっているサインかもしれません。

 

ムーブメントのあれこれは、少し重要: 専門家や鑑定家、コレクターでもない限りは、クォーツや、クロノメーターと言った公認機能、そうでない機能の良し悪しなど、時計内部の詳細なムーブメントについて、あれこれ気にする必要はありません。

率直に言って、高級なブランドのほとんどの時計は、メンテナンスをきっちりと行っていれば、何十年使用しても時間を正確に刻みます。機械式「ムーブメント」の技術的な詳細(時計内部の実際の構造)は、100万円を超えるか、他のユニークな機能を兼ね備えた時計でない限り、特に重要にはなりません。機械式腕時計の98%以上は、主に時間、日付、(良いものであれば)クロノグラフの機能が付いてきます。機械式腕時計の全ての基本的な機能には、75年以上前の技術が使われており、今日までその技術はほとんど発達していません。


だから、機械のメカニズムが、値段が違うから、あれとこれを比べるとかなり違うはずだ、などと間違った解釈をして、時間を無駄にしないようにしましょう。



 

価格は重要ではない: 「何言ってるの?」と言われそうですが、そうなのです。

価格は重要ではありません!価格は、ただの価値のものさしに過ぎません。

安く買えたからと言って、販売店の対応が悪かったり、公認販売店でないために製造元に問い合わせが出来なかったらどうでしょう。

高い時計を、元値から数パーセント安く買えたからと言って、商品が届かなかったり、商品が本物に似せた模造品だったり、保証内容がよくなかったらどうでしょう?

安物買いの銭失いが良いですか、それとも長く使うためにあらかじめ高いお金を払っておきたいですか?
そう、払うお金に対して、受け取る対価以上の時計を選ぶことが大切で、欲しかったデザインに近くて一番安いものといった基準で選ぶべきではありません。

 

時計にちりばめられた宝石の数は重要ではない:  ムーブメントに使用される宝石の数は、あたかも何か意味があるかのように語られることがありますが、実際のところは、そういった情報に惑わされているだけです。

それらの種類の宝石には、価値がありません。

というのも、時計のメカニズムに用いられるのは、超低摩擦の回転軸として使われる、部品としての合成ルビーだからです。

その価値は、ほんの数百円で、時計の価値をあげるものではありません。

時計のデザインやムーブメントの機能に応じて、数も決まっています。

たとえ同じ機能やパフォーマンスを持っている2つの時計でも、ムーブメントに異なる種類や数の宝石が使われているのは、ごく当たり前です。

標準的な機械式ムーブメントには、最低でも17個の宝石が用いられています。これより多いからと言って、良い訳ではありません。
 

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  • クロノグラフとは?クロノグラフ腕時計にあるタキメーターを始め見方や機能の使い方
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  • 1953年物 オメガブロードアローミリタリー時計(型番No.2777-1)通常価格497,636円で販売中
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ショップについて

店長 妹尾満隆

おじいちゃんが骨董品が好きなことにより、子供の頃からアンティークの商品に携わっていました。

百貨店に行っては手巻きの時計を購入してきて、飾り棚の中にいろんな時計が飾られてました。

当時はあまり機械式の時計に興味がなかったのですが、大人になった時におじいちゃんがコレクションするくらい魅力があるものだと理解できるようになりました。

私は置き時計よりも、腕時計が好きでさらにクロノグラフが好きです。

私のショップは、そんな手巻きのクロノグラフが好きな方のためのショップになっています。

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クロノグラフ腕時計とは!?タキメーター・スプリットセコンド・フライバック全て解説します!

クロノグラフとは?


そもそもクロノグラフってなんなんだろう!?

そういった疑問を持ってこちらのページに辿り着いたと思います。

確かに私もクロノグラフのことを知るまでは単に文字盤がかっこいい時計だなぁ・・・

くらいにしか思ってませんでしたしね。

もしかしたら、あなたもそうかもしれませんね。

ですが、安心してください。

実際のところクロノグラフを腕にはめる方はほとんどの場合クロノグラフの機能を
使ってませんのでデザイン性が先行して購入されていますので結局はかっこいいからということになりますよね。

はい、というわけでクロノグラフってなんなんだということを解説します。

クロノグラフとは簡単に言うと

ストップウォッチの機能がついた腕時計です。

簡単に言ってしまえばこうなりますがこれだけの情報じゃ満足でないあなたのためにもっと
詳しく解説していきますね。




まずはタキメーターを解説していきますね。
 

クロノグラフ機能タキメーターとは



ブライトリング タキメーターの文字盤
ブライトリングクロノマットエボリューションのタキメーター目盛り


タキメーターの目盛りは、通常ベゼルか文字盤の外側に500から60までの数字で示されています。
タキメーターは、ある一定距離を移動するのにかかったスピード、または逆にある一定時間に移動した距離を計測するよう設計された便利な仕組みです。
スピードや距離だけでなく、タキメーターは定期的に計測できるものなら何でも、一時間に可能な作業の平均量を求めることもできます。

わかりやすい例を見てみましょう。
周回するレーシングカーのスピードを計測したいとします。
コースは正確に1マイルで、ドライバーは一定した周回ラップで走行しています。
ドライバーがスタートしたらクロノグラフをスタートさせ、一周したところでストップさせます。
秒針はタキメーター上のどこを指しているでしょうか?
ドライバーが周回するのに25秒、タキメーターの目盛り上は145の位置までかかりました。
これは、ドライバーは時速145マイルで走行したことを意味しています。

ブライトニング 腕時計 タキメーター クロノグラフ

タキメーターでのスピードの計測の仕方
もしキロメーターを基準に測ったとすると、結果も同様にキロメーターになります。
タキメーターは、計測する単位とは独立して機能します。したがって、リーグであろうが、マイル、ハロンでであろうが、タキメーターで測ることができます。
単位さえ統一されていれば、タキメーターは正確に計算するでしょう。


ロレックス デイトナ ステンレス製クロノグラフ


ここでもうひとつ、スピードではなく距離を測るためのタキメーターの使い方を紹介します。
時速70キロのボートでクルージングしているところを想定してください。

そして現在地からちょうど1キロメートル先に宝箱が沈んでいるとしましょう。
時速70キロを維持しながらクロノグラフをスタートさせ、秒針がタキメーターの70の位置に来た時、丁度1キロメートル進んだことになります。

タキメーターは、一秒に発生するどんな事象も1時間あたりの成果として換算できます。
タイピングをしていて、一時間にどれくらいの文章をタイプできるかを考えてみます。
クロノグラフをスタートさせ、一行分タイプした後、クロノグラフをストップします。

10秒が経過しており、タキメーターの目盛りは360を示していました。これはあなたが一時間にタイプできる文の数になります。

ロレックス デイトナ 18Kクロノグラフ





分積算計付きクロノグラフ

クロノグラフは 、通常の時計機能とは独立したクロノグラフ針(Chronograph hand)がついており、ボタンを押すことで、スタート、ストップ、ゼロへのリセットができます。

クロノグラフ針は、通称クロノハンド(Chrono-hand)とも呼ばれ、多くの場合、クロノグラフ針は長い秒針で、時計の文字盤の時間針と秒針の間にあり、12時ちょうどの位置がゼロとなります。

スタートさせると、クロノグラフ針は細かく動き出します。

この細かな動きの一つ一つは、文字盤最小ひと目盛りの角度(1/5秒=0.2秒)を表すため、もっとも細かい1/5秒を読み取ることができます。

クロノグラフの文字盤 1/5目盛り

この動きは、時計の構造によるもので、バランスホイールが1秒間に5振動、または1時間に18000振動するからです。

ひとつひとつの動きの間に少しの静止時間ができますが、エスケープメント(調速機構)が振動ごとにエスケープメントホイールの歯1つを動かすため、ホイールトレイン(動力を伝達する一連の歯車、歯車の列)も”逆戻り”します。

この際、ホイールトレインの”逆戻り”の動力は、クロノグラフのホイールトレインに直接伝達されるため、クロノグラフ針ははじめに大きく振れ、”逆戻り”することが目で確認できます。

分針と時間針はどちらもこの逆回転をしていますが、振れ幅がとても小さいため、目視では確認できません。後に作られた腕時計クロノグラフは1800振動/時以上の回転率なので、これにより秒針の動きはより細かくなります。

通常は、分を刻む目盛りがもっとも細かい1/5(秒)示クロノグラフ針用に、分刻むダイアルの外側にクロノグラフ針用の目盛りがあることもあります。

文字盤 1/5目盛り 分目盛りの外

また、クロノグラフ針と分積算計の両方が示されている文字盤はよくあるデザインで、分積算計はクロノグラフ針が一周(60秒)したら、分積算計はひと目盛り進みます。このようにして、数分間の計測が可能です。

クロノグラフを起動させるボタンは、初期のモデルではクラウン(リューズ)の中、もしくはケース(ダイアルを納めているパーツ)の側面の2時または4時の位置につけられています。このほかにも、クラウン自体の操作でクロノグラフが起動できる仕様もあります。この場合、ワンボタンクロノグラフと呼ばれ、スタート、ストップ、リターンなどのすべての機能は同じ順序での仕様です。

Vintage Universal Watch ワンボタンクロノグラフvintage BULOVA ワンボタンクロノグラフ

クロノグラフを起動させるボタンは初期のモデルではクラウン(リューズ)の中、もしくはケース(ダイアルを納めているパーツ)の側面、2時または4時のポジションにみられます。このほかにも、クラウン自体の操作でクロノグラフが起動できる仕様もあります。この場合、ワンボタンクロノグラフと呼ばれ、スタート、ストップ、リターンなどのすべての機能は同じ順序での仕様です。

2つのボタン付きクロノグラフ

1934年に、G.-Leon Breitling の会社が初めて2つのボタンがついたクロノグラフ腕時計(特許No. 172129)を発表しました。

このデザインでは、2つのボタンは、それぞれクラウンが付くケースの2時と4時の位置にあります。2時にあるボタンはクロノグラフのスタートとストップができ、何度でも好きなだけ繰り返すことができます。また、4時のボタンは、ストップしたあとに、ゼロに戻すボタンです。これは新しいクロノグラフの機能だったため、すぐに他の生産者に受け入れられました。追加機能付きクロノグラフとして、または似たような謳い文句を使って宣伝広告されることもあります。

この2つのボタンにより、一連のプロセスの中で、何度にも分けて合計タイムを計測することが可能になりました。すべて計測し終わった時のみ、クロノグラフをゼロに戻せば良いのです。その都度ゼロに戻さず、数回に渡る合計時間を計測することはワンボタンクロノグラフでは不可能でした。

ただ、2つボタンのクロノグラフは元々腕時計として開発されたものではありませんでした。もしろ、G.-Leon Breitlingの会社(スイス、ラ・ショー=ド=フォン)は、1923年にこの2つボタンの仕様を懐中時計として特許を取得しています(特許No.105532)。1934年になって初めて、腕時計クロノグラフとしての特許を2つ取得しました(特許No.172129、No.175564)。

BREITLING プレミア 2つボタン付きクロノグラフ

時間積算計付きクロノグラフ

ほとんどの腕時計クロノグラフは、9時の位置にスモールセコンド (60秒で一周する普通の時計の秒針)が付いています。そして、分積算計が3時の位置にあり、10、20、30分の目印が付いています。

その他、スモールセコンドが6時の位置に、分積算計が12時にあるデザインもあります。
 

クロノグラフ針は1分で一周してしまいます。 

クロノグラフ針が何周したのか、つまり何分経過したのかは、30分積算計でみることができ、30分間の計測結果を表示します。

同じように、30分計の針が何周したのかを表示するのが、12時間積算計です。

9時の位置には常に動いて要るスモールセコンドが、3時の位置には30分積算計が、6時の位置にあるのが12時間積算計です。

Parmigiani 3ダイヤル付きクロノグラフ

1939年に、Mido (スイス、ビエンヌ)はスモールセコンドの針が中心から出る腕時計クロノメーターを発売しました。このデザイン(特許No.209685では)は、4つの針が全て文字盤の中心に付けられています。

MIDO マルチセンタークロノ

時計として機能する2本の針は一番下に、スモールセコンドがその上に、クロノグラフ針は一番上につけられています。一般的に、文字盤に追加の表示をしなくても良いように、スモールセコンドの針の形や色は、他の針と違うものが使われます。この針は十分に長いため、通常の分表示が計測用にも用いられます。クロノグラフ針用として、最も細かい1/5秒の目盛りで示されます。

スプリットセコンドクロノグラフ

2つの時間を計測出来るのがスプリットセコンドクロノグラフです。

スプリットセコンドクロノグラフまたはスプリットセコンドハンドと呼ばれる2つ目の計測針がつけられた腕時計は、これまでの懐中時計にとって変わる存在となりました。

このようなダブルクロノグラフの歴史はパリのJoseph Thaddäus Winnerl (1799-1886)が展示した1870年頃までさかのぼります。

すでに懐中時計のデザイン、特許は数多くあったため、機能を保ったままいかに小さく作るかが焦点でした。

Blancpain スプリットセコンドクロノグラフ

通常、スプリットセコンドクロノグラフは3つのボタンがついており、このうち2つはこれまで通りの機能を果たします。ケース側面につく2時の位置のボタンはスタートとストップ、4時の位置のボタンでゼロリセットです。

3つ目のボタン(スプリットボタン)は10時の位置あり、スプリット針をコントロールします。
 

スタートさせると、クロノグラフ針とスプリット針は同時に動き出します。
スプリットボタンが押されると、スプリット針のみが止まり、クロノグラフ針は動き続けます。
再度スプリットボタンが押されるとスプリット針は瞬時にクロノグラフ針に追いつき、一つになって動き出します。
この部分的な時間の計測は、何度でも可能です。

2時の位置のボタンは一度押すと両方の針をストップさせ、2回目のプッシュで、両方の針をスタートさせます。
これも何度も繰り返すことができます。
両方の針がストップしたあとに、4時の位置のボタンを押した時のみ、2本の針はゼロ戻り、計測を終了することができます。
 

スプリット針がすでに止まっていて、クロノグラフ針と違うポジションにあった場合、クロノグラフ針はゼロに戻り、スプリット針はその位置に留まります。
スプリット針もゼロに戻したい場合は、クラウンにあるスプリットボタンを押す必要があります。

このボタンは、クロノグラフ針がゼロにあったとしても、それに追いつく機能があります。

これで、二つの針は同じ位置に再び戻ったことになります。

スプリットセコンドクロノグラフは、分積算計のみもしくは分積算計と時間積算計のダイアルをもちます。

George Dubey とRene Schaldenbrand (La Chaux-de-Fonds 、スイス)は、簡略化したスプリットセコンドクロノグラフの型特許(特許No.260791)を取得しました。これでは、2本とも静止可能なクロノグラフ針がついており、これらは細いバネで直結されているのが目で確認できます。

スプリット針は、スプリットボタンが押し続けられている間は静止します。ボタンから手を離すと、バネの跳ね返りによりスプリット針に追いつきます。このシステムでは、60秒以内までの計測しかできません。このスプリットセコンドクロノグラフは、分積算計が示されています。
 

シングルスプリットセコンドクロノグラフ

“正真正銘”とも言えるシングルスプリットセコンドクロノグラフは、文字盤を見ただけではそれとは判断できません。見た目は一般的なクロノグラフで、クロノグラフ針と2つのボタンが通常通りの配置でついています。

ただ、2時の位置にあるボタンで、スタート、ストップ、ゼロセッティングの3つすべてが機能します。4時の位置のボタンは、スプリットセコンドとして操作するためのもので、1度目に押され続けている間、クロノグラフ針は止まります。

ボタンを離すと、クロノグラフ針はボタンが押されなかった場合にあると思われる場所へと瞬時に動きます。

例えば、スタートして20秒後に、10秒間停止させたとします。

ボタンから手を離すと、再びストップさせない限り、針は20秒の位置から30秒の位置へと、まるで何も起こらなかったかのように瞬時に移動します。

停止時間はやはり60秒以内に限られます。60秒以上では、時計自体が止まってしまいます。

一般的に、シングルスプリットセコンドクロノグラフは、 他のシンプルなクロノグラフで読み取れる1/5秒の目盛り以外に、文字盤上に特別な印があるわけでもありません。

タグホイヤーのシングルスプリットセコンドクロノグラフ
タグホイヤーのシングルスプリットセコンドクロノグラフのムーブメント

計測をする上で欠かせないフライバッククロノグラフ

フライバック・クロノグラフというのは、クロノグラフの計測をしているときに、リセットボタンを押します。

そのことにより、クロノグラフの秒針がサッとゼロの位置まで飛んで帰ることから、フライバックと名付けられた機能です。

さらに、フライバックしてすぐに次の計測をスタートしてくれるとても特殊な機能を持っています。

計測を何度も繰り返すようなときには、とても使いやすい抜群の操作性を誇るのです。

もともと、このフライバック・クロノグラフという機能は、空軍パイロットのために開発された機能なのです。

パイロットは、方向転換するたびに飛行時間を計測しなくてはいけません。

他にも、着陸待ちの旋回時間などの計測が必要となってきます。

スピーディーに、何度も計測を繰り返すことができるので、パイロットユースとして使われることが多いのです。

しかし、フライバックという機能は、一般的なクロノグラフよりも、ずっと複雑なメカニズムとなっています。

 

ゼニス レインボー・フライバック

ゼニス フライバック機能を搭載したクロノグラフを一般的にしたモデル
ゼニス フライバック機能を搭載したクロノグラフを一般的にしたモデル

1997年に作られた、このレインボー・フライバックはフランス空軍の協力を得て作られたものでした。

もともとは、パイロットウォッチとして開発されたのです。

パイロットウォッチとして使われていたモデルのときは、30分計が3色のゾーンに分けられていました。


 

フライバック・クロノグラフの操作方法

フライバック・クロノグラフのスタートとストップのボタンは右側上部にあります。

このプッシュボタンの操作方法は、フライバック・クロノグラフも他のクロノグラフも変わらないのです。

計測をスタートするときにボタンを押すと、クロノグラフ針が動き始めます。

そして、再度ボタンを押すとクロノグラフ針はストップするのです。

クロノグラフ針がストップしてから、今度はリセットボタンを押すとクロノグラフ針は、ゼロの位置に戻ります。

けれど、リセットボタンではなく、再びこのボタンを押すと、そこから計測を再スタートしてくれるのです。

リセットボタンの操作方法

リセットボタンと言えば、一般的なクロノグラフで言えば、動いていたクロノグラフ針をゼロの位置に戻す、リセットするためのボタンです。

言葉の意味としても、そうではないでしょうか。

しかし、フライバック・クロノグラフにおいて、リセットボタンというのは他の機能も持つのです。

作業中にこのリセットボタンを押します。

すると、やはりクロノグラフ針はすぐにゼロの場所へと戻っていきます。

このときに、リセットボタンを押していた指を離すと、そのまま再度計測を開始してくれるのです。

いちいち、スタートボタンを押してクロノグラフ針をスタートさせ、もう一度同じボタンを押してストップさせ、リセットボタンで戻し、スタートボタンさリスタートさせる。

通常のクロノグラフは、こういういくつもの操作が必要です。

しかし、このフライバック・クロノグラフであれば、最初にスタートボタンを押したあとは、すべてリセットボタンを1度押すだけで済んでしまうのです。

何度も計測をしなくてはいけない場合、とても便利で適したモデルと言えるのではないでしょうか。

フライバック機能を搭載しているモデルたち

ランゲ&ゾーネ ダトグラフ

ダトグラフ シースルー仕様となっているモデル
ダトグラフ シースルー仕様となっているモデル

ラップタイムを計測するときに、一番起こりがちなのが誤読です。

起こりがちなミスではありますが、大きなトラブルにもなりかねない問題です。

そんな誤読を軽減するために生まれたクロノグラフがあります。

それが「プレシジョン・ジャンピング・ミニッツ・カウンター」を搭載している、このダトグラフなのです。

裏面はサファイアクリスタルでできていて、シースルーになっています。

さらに手巻きで、プラチナケース&革ベルト、価格は595万円と高価なモデルとなっています。

 

モーリス・ラクロア マスターピース グランギッシェ フライバック

マスターピース ビッグサイズデイトを搭載しているモデル
マスターピース ビッグサイズデイトを搭載しているモデル

機械式時計の新鋭と言えば、やはりモーリス・ラクロアなのではないでしょうか。

モーリス・ラクロアの特徴としては、その斬新なアイディアにあるのかと思います。

これまでなかったようなアイディアに満ちた時計を、数多く開発しているブランドです。

そんなモーリス・ラクロアが自信を持って発表したのが、このクロノグラフです。

フライバック機能だけではなく、デイトはビッグサイズ。

機能もデザインも圧巻の存在感を示すクロノグラフとなっています。

自動巻きで、SSケース&革ベルト、価格は47万円です。

 

ブランパン クラシック・フライバック

ブランパン 見やすくて大きな針が特徴
ブランパン 見やすくて大きな針が特徴

ミリタリーな雰囲気を漂わせるクロノグラフです。

文字盤はブラックでシック。

アラビア数字のインデックスと、針は、やや大きめで見やすいデザインとなっています。

9時の場所には12時間計が、3時の場所には30分計が、そして6時の場所にはカレンダーがついています。

自動巻き、SSケース&革ベルトで価格は98万円です。

 

ブライトリング シャドウ フライバック

ブライトリング タキメーターが装備されているモデル
ブライトリング タキメーターが装備されているモデル

自動巻きでカレンダーがついたモデルとなっています。

10分計や3時間計だけではなく、ベゼルに4つのツメがついたライダータブと呼ばれるものも付いています。

さらに、両方向回転ベゼルという操作性に優れたモデルとなっています。

このモデルは、もともと航空パイロットが操作しやすいようにと開発したモデルなのです。

ブライトリングの傑作とも言われているクロノグラフです。

タキメーターが、文字盤の外側に付いています。

SSケース&ブレスで価格は44万円です。

 

ブレゲ TypeXX トランス アトランティック

ブレゲ フランス海軍からの要請により開発されたモデル
ブレゲ フランス海軍からの要請により開発されたモデル

1994年には、自動巻きムーブメントが搭載されたモデルとなっています。

もともとは、フランスの海軍から開発要請を受けて作られたのがパイロットウォッチ「TypeXX」となっています。

その後、この「TypeXX」は進化をします。

進化したモデルがこの「TypeXXトランスアトランティック」なのです。

いわゆる第四世代と呼ばれるこのモデルは、日付表示が採用されています。

自動巻き、18KYGケースで価格は195万円となっています。

 

2100フライバック クロノグラフ

ブランパン 日本だけで販売された限定モデル
ブランパン 日本だけで販売された限定モデル

文字盤はホワイトでグレーのインデックスというこのデザインは、スタイリッシュで洗練された雰囲気を醸し出しています。

さらに、裏側はシースルー仕様となっています。

2100シリーズですが、こちらのモデルは日本でのみ販売された限定モデルなのです。

このモデルに搭載されているクロノグラフ・ムーブメントは、なんと世界最小の体積。

自動巻き、SSケース&ラバーベルトで110万円となっています。
 

クロノグラフ機能テレメーター

音と光の時間差から距離を割り出す機能をテレメーターと言います。
例えば、雷が光ったタイミングでクロノグラフを作動させて音が鳴ったタイミングで
停止させるとどれくらいの距離が離れているのかを測定する事が出来ます。

現在ではこのような使い方くらいしか使い道はありませんが第2時世界大戦中は
砲撃の距離を図るために使う大事な機能でした。
 

クロノグラフ機能パルスメーター

脈拍を図るための表示がパルスメーターになります。
タキメーター、テレメーターと同様古い歴史を持つ機能です。

基本的にこの機能を使うのは医師や看護師だけなので搭載されている時計自体が少なく
現在では中々見かける事の出来ない腕時計になっています。


クロノグラフ機能デジマル

10進法を用いた表示方法でこちらの機能もほとんどのクロノグラフに
搭載されることはありませんでした。

主な使用方法としては、生産管理や航海等になります。
そのためケースも当時としては珍しい防水機能が設計されています。

いかがでしたでしょうか?
クロノグラフは腕時計にストップウォッチ機能をつけただけなのですが
実際にはたくさんの機能が搭載されているのが分かったと思います。

クロノグラフの機能が分かったところで中々実生活で使うところはないかもしれませんが
頭の中で分かっているだけでもクロノグラフの魅力にもっと引き込まれてしまいますよね。

 

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