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ブレゲ(Breguet)の革新の歴史

スイスの著名な時計メーカーであるブレゲは、

必ずやあなたを魅了します。

その魅力に取りつかれた人を何人も知っているので。

1999年、オンラインの腕時計仲間の一人が

機内誌でブレゲの記事を読みました。

18世紀にさかのぼるブレゲの豊かな歴史と、

いかにして今なお最高級でモダンな腕時計を作り続けているかを。

その物語は彼を虜にし、彼は腕時計職人になることを決心したのです。

すぐに時計製造学校に入学し、今や大手時計会社の人気スターになりました。

 

ブレゲの歴史はインスピレーションそのもの。

そして創立240周年を迎えた今、

トラディションウォッチシリーズの新型が登場しました。

このシリーズは18世紀懐中時計のエレガントな美学を再現しています。

新しいトラディションにはサブダイアルがついています。

繊細に時を告げるミニッツリピーターも全く新しいものです。

しかしこのブランドの本質は、最高の時計職人と目されている

アブラハム・ルイス・ブレゲから始まるのです。

ブレゲ・トラディション

ブレゲ(Breguet)の生い立ち

ブレゲは1747年スイスのヌシャテルで生まれました。

11歳の時に父親を亡くしています。

10代前半でとある時計師のもとで働き、1762年パリに移り

ヴェルサイユ宮殿にほど近い時計工房の見習いになりました。

フランス政治の中心近くでブレゲは重要人物たちから指導を受け、

科学と時計作りへの造詣を深めます。

その中には、精密時計と海洋計測器で有名な時計職人

フェルディナンド・ベルウッドと、

紳士服のポケットにピッタリ入る薄型時計の草分けとなった

ジャン・アントワーヌ・レパインがいました。

 

ブレゲは1775年、パリのセーヌ川流域にあるノートルダム大聖堂近くの

オルロージュ港に自身の時計工房を設けました。

技術的進歩と同時に時計の美学も目指していました。

レパインのおかげで、バルザックの言葉を借りれば

ブレゲの時計は「美味しいほどに薄い」と言われていました。

ブレゲの革新は「永遠」という名の時計に始まります。

これは世界初の正確な自動巻き時計でした。「永遠」は1780年に完成。

購入者の中には、のちにブレゲの顧客となるマリー・アントワネットもいました。

 

ブレゲ(Breguet)の発明

ブレゲは1801年に重力に関係なく動く、

美しいトゥールビヨンを発明したことでも有名ですが、

パラシュートと呼ばれる衝撃保護メカニズムも発明しています。

これは落下時に機械式時計を損傷から守るものであり、

現代の衝撃吸収システムのもとになっています。

それよりも知られていないのが、

ほぼすべてのミニッツリピーターに使われる

平らなハンマーと円形ゴングの発明でしょう。

このおかげで秒針音が目立たなくなりました。

 

ブレゲは当時一般的だった派手な装飾を取り去り、

代わりに上品で洗練されたデザインのケースやダイアルを作り出します。

文字盤のタイポグラフィには細く優雅なアラビア文字を使用。

これはブレゲ数字と呼ばれています。

1783年、先端にリンゴ型の穴が開いた細く尖った針を導入。

これも今では一般的にブレゲ針と呼ばれています。

ブレゲ数字とブレゲ針

こうした彼のデザインは時代を超越し、現在も広く使われています。

今のブレゲ会社だけでなく、パテック・フィリップや

カルティエのようなブランドにも応用されています。

ブレゲ収集家のグレン・ブリエ氏(生命科学ソフトウェア会社、

メディデータ・ソリューションの共同設立者兼社長)

はこう語っています。

「ブレゲよりも美しい針なんてありますか?

ブレゲ数字よりも美しい文字盤なんてありますか?」

 

ブレゲ(Breguet)の死後とクロノグラフ

ブレゲの死後、熟達した子孫が会社を継ぎました。

彼の孫と曾孫は初期の電信電話の開発に貢献し、

ヨーロッパ中に普及させました。

次第にエレクトロニクス分野で功績を上げ、

時計会社は1870年にエドワード・ブラウンに譲渡されました。

同じころ、別の子孫がのちにダッソー航空となる会社、

ブレゲ航空を立ち上げています。

 

ブラウン一族は100年以上ブレゲをリードし、

最高品質のスイス製高級腕時計を世に送り出していきます。

またブレゲ航空に航空機を供給するとともに、

収集家がこぞって集める軍用腕時計の

タイプXXクロノグラフをフランス空軍に提供しました。

 

現代に時を進めましょう。

宝石商ショーメットは1970年にブレゲを買収し、

安価なクォーツ時計革命をなんとか切り抜けようとしました。

ショーメットは増産を進めましたが徐々に資金が枯渇し、

1987年に破産。バーレーンを拠点とする

プライベート・エクイティの先駆者インベストコープに買収されました。

1992年、インベストコープはムーブメント製造会社の

ヌーベル・レマニアを買収しました。

ヌーベル・レマニアは卓越したクロノグラフで有名でした。

その製品はオメガの伝説的な時計スピードマスターを含む、

多くのブランドで使われています。

 

しかしショーメットやインベストコープのもとでは

必要な投資が行われず、ブレゲは売り上げでも

ブランド力でもライバルとの差を広げていきます。

パテック・フィリップやA.ランゲ・ゾーネなどの競合社は

最新機能を備えた全く新しい社内ムーブメントを作り、

ブレゲの腕時計よりも安価で売り出したのです。

そのとき、当時急速に成長していた時計会社

スウォッチ・グループの社長ニコラス・ハイエックがブレゲに目を付けました。

 

スウォッチによる買収

スウォッチはオメガを事業再生し、

(ペンタ「オメガの新しい始まり」、2014年11月29日参照)

スピードマスターは1990年代後半に急速に売り上げを伸ばします。

ハイエックはその時計のムーブメントを製造している

ヌーベル・レマニアを買収しようと考えました。

以前にヌーベル・レマニアとブレゲはインベストコープによって

「ブレゲ時計グループ」の名で統合されていました。

そのためハイエックは同時に時計ブランドも買収することになるのです。

 

ハイエックは1999年9月にブレゲ時計グループを買収。

彼はすぐに、ブレゲは業界の中で最も高級な

時計ブランドであると気づきます。

ヌーベル・レマニアを一新するため、即座に

1500万スイスフラン(1550万ドル)を投資し、ブレゲと統合。

ブレゲ・マニュファクチャーと名前を変え、

ムーブメントに限らずブレゲ時計の製造を一貫して請け負うことになりました。

 

全く新しい内製のムーブメントは、

ブレゲの著名な発明トゥールビヨンを利用しています。

プロモーションが得意なハイエックは、

トゥールビヨンの特許取得200周年記念を

ヴェルサイユで盛大に祝いました。

重力の影響を受けないトゥールビヨン腕時計の売り上げは、

1999年の150台から5年間で1000台にまで増えました。

ほかのブランドも注目し、ブレゲの強力なマーケティング戦略によって

機械式時計業界全体でトゥールビヨンの生産が急増しました。

ブレゲ・トゥールビヨン

今日ブレゲのもっとも有名なトゥールビヨンは、

2013年に発売されたラ・トラディション・トゥールビヨンです。

1801年のオリジナル版にもとづきつつ、

ムーブメントとコンポーネント全体に最新素材を取り入れています。

トラディションの部品はほとんどが美学に基づいており、

ブレゲブランドの起原である18世紀と19世紀のデザインに立ち返りました。

例えば、チタン製のトゥールビヨンケージが特徴的です。

定力装置はのおかげで、時計の電源(主ぜんまい)が巻き戻って

動力を失っても、時間の狂いは発生しません。

また時計の外見にも影響します。5時には円錐状のギアが現れ、

9時には、主ぜんまいにつながる155節のスチールチェーンが見られます。

ローズゴールド、イエローゴールド、プラチナの3種類があり、

価格は17万4800ドルから18万9700ドルです。

 

ブレゲ(Breguet)の進化

しかしラ・トラディションの革新はさらに進んでいます。

既存製品と対照的に、2014年のクラシック・クロノメトリ7727は、

磁石ベースの脱進機を搭載。

計時精度を大幅にアップさせる、革命的なものでした。

アブラハム・ルイ・ブレゲの技術的創意工夫が

最大限に活かされているとも考えています。

現在のブレゲとほかのブランドのCEOであり、

ニコラス・ハイエックの孫でもあるマーク・ハイエックもうなずきます。

アブラハム・ルイ・ブレゲについて「精度の追究は、

彼にとってとても重要だった」と語っています。

 

予期せぬひずみの中で、ブレゲは

機械式時計の欠点である磁気を利用し、

正確な計時のために最も重要な脱進機を設計し直しました。

一般的に、脱進機の天桴とコイル巻きひげぜんまいは、

前後に振動してぜんまいの巻き戻りを制御します。

天桴自体は両端に旋回軸のついたシャフトに取り付けられています。

旋回軸は数百年にわたってジュエルに挿入されてきました。

しかし、旋回軸とジュエルが常に接触しているので、

重力のためにシャフトの摩擦量が変化し、

計時精度が低下してしまうという問題がありました。

 

「ブレゲは時間軸のタブーから解放されました」

とハイエクは主張しています。

ブレゲは磁力を使って旋回軸の摩擦誤差を修正しました。

旋回ジュエルの替りにジュエルで覆われた

二つの強力なマイクロ磁石を使用しています。

一方の磁石はもう一方よりも磁力が強く、

天桴を効果的につりさげて中心にとどまらせることで、

旋回軸は磁石のジュエルキャップにわずかに触れるだけです。

磁力は重力をはるかに超えているので、摩擦位置誤差は発生せず、

全体的な摩擦も大幅に低減されます。

その結果、優れた精度を実現しました。

1日当たり-1〜+3秒の平均性能は、

業界水準の-4〜+6秒を優に超えています。

ローズとホワイトゴールドの2色で展開されるこの時計は

約4万ドルで販売されており、コレクターがこぞって買い求めています。

ブレゲの新技術を見守り続けているエンジニアのドゥブリエは、

クラシック・クロノメトリを発売と同時に購入しました。

 

ブレゲ(Breguet)の復活

「祖父が1999年にブレゲを買収したとき、

彼は初代ブレゲの文化と感動を復活させることによって

偉大さを取り戻すというビジョンがありました」

44歳のハイエックはこう語ります。

マークは祖父と同じ道を歩んでおり、

ブレゲ時計のオリジナルを収集することにいそしんでいます。

パリにあるブレゲの生家はブティックになり、

そこに博物館を設けて約80点の歴史ある品々を展示しています。

この博物館は2000年にオープンし、アブラハム・ルイの

7代目の子孫にあたるエマニュエル・ブレゲによって運営されています。

 

『スマートな動き』

ハイエックは事実上、ブレゲの「発行済株式」を買ったことになります。

コレクターの株式価値をさらに押し上げています。

・例えば1824年に売られていた懐中時計が、

2012年には過去最高の425万ドルで落札されました。

 

今日、ブレゲはレディース、クラシックドレス、

タイプXXスポーツウォッチラインの5つのコレクションを提供しています。

価格は1万7800ドルから73万4000ドルです。

ヴォントベル銀行のアナリストは、1999年には販売台数4000台だったのが、

現在では3万5000台に増加、売り上げは7億2000万スイスフラン

と見込んでいます。

新しい航空時計ラインには、ブレゲの航空における蓄積を生かした、

より多くの最先端素材が使われています。

ハイエックは、当社の最大の課題は

ますます大きくなるブレゲブランドへの期待に応えるため

生産を増やすことだと語っています。

これはスウォッチ・グループが油を差しぜんまいを巻いて、

ブレゲを復活へ導くことができたという証です。

ブレゲ・レディース

 

 

 

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ショップについて

店長 妹尾満隆

おじいちゃんが骨董品が好きなことにより、子供の頃からアンティークの商品に携わっていました。

百貨店に行っては手巻きの時計を購入してきて、飾り棚の中にいろんな時計が飾られてました。

当時はあまり機械式の時計に興味がなかったのですが、大人になった時におじいちゃんがコレクションするくらい魅力があるものだと理解できるようになりました。

私は置き時計よりも、腕時計が好きでさらにクロノグラフが好きです。

私のショップは、そんな手巻きのクロノグラフが好きな方のためのショップになっています。

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クロノグラフ腕時計とは!?タキメーター・スプリットセコンド・フライバック全て解説します!

クロノグラフとは?


そもそもクロノグラフってなんなんだろう!?

そういった疑問を持ってこちらのページに辿り着いたと思います。

確かに私もクロノグラフのことを知るまでは単に文字盤がかっこいい時計だなぁ・・・

くらいにしか思ってませんでしたしね。

もしかしたら、あなたもそうかもしれませんね。

ですが、安心してください。

実際のところクロノグラフを腕にはめる方はほとんどの場合クロノグラフの機能を
使ってませんのでデザイン性が先行して購入されていますので結局はかっこいいからということになりますよね。

はい、というわけでクロノグラフってなんなんだということを解説します。

クロノグラフとは簡単に言うと

ストップウォッチの機能がついた腕時計です。

簡単に言ってしまえばこうなりますがこれだけの情報じゃ満足でないあなたのためにもっと
詳しく解説していきますね。




まずはタキメーターを解説していきますね。
 

クロノグラフ機能タキメーターとは



ブライトリング タキメーターの文字盤
ブライトリングクロノマットエボリューションのタキメーター目盛り


タキメーターの目盛りは、通常ベゼルか文字盤の外側に500から60までの数字で示されています。
タキメーターは、ある一定距離を移動するのにかかったスピード、または逆にある一定時間に移動した距離を計測するよう設計された便利な仕組みです。
スピードや距離だけでなく、タキメーターは定期的に計測できるものなら何でも、一時間に可能な作業の平均量を求めることもできます。

わかりやすい例を見てみましょう。
周回するレーシングカーのスピードを計測したいとします。
コースは正確に1マイルで、ドライバーは一定した周回ラップで走行しています。
ドライバーがスタートしたらクロノグラフをスタートさせ、一周したところでストップさせます。
秒針はタキメーター上のどこを指しているでしょうか?
ドライバーが周回するのに25秒、タキメーターの目盛り上は145の位置までかかりました。
これは、ドライバーは時速145マイルで走行したことを意味しています。

ブライトニング 腕時計 タキメーター クロノグラフ

タキメーターでのスピードの計測の仕方
もしキロメーターを基準に測ったとすると、結果も同様にキロメーターになります。
タキメーターは、計測する単位とは独立して機能します。したがって、リーグであろうが、マイル、ハロンでであろうが、タキメーターで測ることができます。
単位さえ統一されていれば、タキメーターは正確に計算するでしょう。


ロレックス デイトナ ステンレス製クロノグラフ


ここでもうひとつ、スピードではなく距離を測るためのタキメーターの使い方を紹介します。
時速70キロのボートでクルージングしているところを想定してください。

そして現在地からちょうど1キロメートル先に宝箱が沈んでいるとしましょう。
時速70キロを維持しながらクロノグラフをスタートさせ、秒針がタキメーターの70の位置に来た時、丁度1キロメートル進んだことになります。

タキメーターは、一秒に発生するどんな事象も1時間あたりの成果として換算できます。
タイピングをしていて、一時間にどれくらいの文章をタイプできるかを考えてみます。
クロノグラフをスタートさせ、一行分タイプした後、クロノグラフをストップします。

10秒が経過しており、タキメーターの目盛りは360を示していました。これはあなたが一時間にタイプできる文の数になります。

ロレックス デイトナ 18Kクロノグラフ





分積算計付きクロノグラフ

クロノグラフは 、通常の時計機能とは独立したクロノグラフ針(Chronograph hand)がついており、ボタンを押すことで、スタート、ストップ、ゼロへのリセットができます。

クロノグラフ針は、通称クロノハンド(Chrono-hand)とも呼ばれ、多くの場合、クロノグラフ針は長い秒針で、時計の文字盤の時間針と秒針の間にあり、12時ちょうどの位置がゼロとなります。

スタートさせると、クロノグラフ針は細かく動き出します。

この細かな動きの一つ一つは、文字盤最小ひと目盛りの角度(1/5秒=0.2秒)を表すため、もっとも細かい1/5秒を読み取ることができます。

クロノグラフの文字盤 1/5目盛り

この動きは、時計の構造によるもので、バランスホイールが1秒間に5振動、または1時間に18000振動するからです。

ひとつひとつの動きの間に少しの静止時間ができますが、エスケープメント(調速機構)が振動ごとにエスケープメントホイールの歯1つを動かすため、ホイールトレイン(動力を伝達する一連の歯車、歯車の列)も”逆戻り”します。

この際、ホイールトレインの”逆戻り”の動力は、クロノグラフのホイールトレインに直接伝達されるため、クロノグラフ針ははじめに大きく振れ、”逆戻り”することが目で確認できます。

分針と時間針はどちらもこの逆回転をしていますが、振れ幅がとても小さいため、目視では確認できません。後に作られた腕時計クロノグラフは1800振動/時以上の回転率なので、これにより秒針の動きはより細かくなります。

通常は、分を刻む目盛りがもっとも細かい1/5(秒)示クロノグラフ針用に、分刻むダイアルの外側にクロノグラフ針用の目盛りがあることもあります。

文字盤 1/5目盛り 分目盛りの外

また、クロノグラフ針と分積算計の両方が示されている文字盤はよくあるデザインで、分積算計はクロノグラフ針が一周(60秒)したら、分積算計はひと目盛り進みます。このようにして、数分間の計測が可能です。

クロノグラフを起動させるボタンは、初期のモデルではクラウン(リューズ)の中、もしくはケース(ダイアルを納めているパーツ)の側面の2時または4時の位置につけられています。このほかにも、クラウン自体の操作でクロノグラフが起動できる仕様もあります。この場合、ワンボタンクロノグラフと呼ばれ、スタート、ストップ、リターンなどのすべての機能は同じ順序での仕様です。

Vintage Universal Watch ワンボタンクロノグラフvintage BULOVA ワンボタンクロノグラフ

クロノグラフを起動させるボタンは初期のモデルではクラウン(リューズ)の中、もしくはケース(ダイアルを納めているパーツ)の側面、2時または4時のポジションにみられます。このほかにも、クラウン自体の操作でクロノグラフが起動できる仕様もあります。この場合、ワンボタンクロノグラフと呼ばれ、スタート、ストップ、リターンなどのすべての機能は同じ順序での仕様です。

2つのボタン付きクロノグラフ

1934年に、G.-Leon Breitling の会社が初めて2つのボタンがついたクロノグラフ腕時計(特許No. 172129)を発表しました。

このデザインでは、2つのボタンは、それぞれクラウンが付くケースの2時と4時の位置にあります。2時にあるボタンはクロノグラフのスタートとストップができ、何度でも好きなだけ繰り返すことができます。また、4時のボタンは、ストップしたあとに、ゼロに戻すボタンです。これは新しいクロノグラフの機能だったため、すぐに他の生産者に受け入れられました。追加機能付きクロノグラフとして、または似たような謳い文句を使って宣伝広告されることもあります。

この2つのボタンにより、一連のプロセスの中で、何度にも分けて合計タイムを計測することが可能になりました。すべて計測し終わった時のみ、クロノグラフをゼロに戻せば良いのです。その都度ゼロに戻さず、数回に渡る合計時間を計測することはワンボタンクロノグラフでは不可能でした。

ただ、2つボタンのクロノグラフは元々腕時計として開発されたものではありませんでした。もしろ、G.-Leon Breitlingの会社(スイス、ラ・ショー=ド=フォン)は、1923年にこの2つボタンの仕様を懐中時計として特許を取得しています(特許No.105532)。1934年になって初めて、腕時計クロノグラフとしての特許を2つ取得しました(特許No.172129、No.175564)。

BREITLING プレミア 2つボタン付きクロノグラフ

時間積算計付きクロノグラフ

ほとんどの腕時計クロノグラフは、9時の位置にスモールセコンド (60秒で一周する普通の時計の秒針)が付いています。そして、分積算計が3時の位置にあり、10、20、30分の目印が付いています。

その他、スモールセコンドが6時の位置に、分積算計が12時にあるデザインもあります。
 

クロノグラフ針は1分で一周してしまいます。 

クロノグラフ針が何周したのか、つまり何分経過したのかは、30分積算計でみることができ、30分間の計測結果を表示します。

同じように、30分計の針が何周したのかを表示するのが、12時間積算計です。

9時の位置には常に動いて要るスモールセコンドが、3時の位置には30分積算計が、6時の位置にあるのが12時間積算計です。

Parmigiani 3ダイヤル付きクロノグラフ

1939年に、Mido (スイス、ビエンヌ)はスモールセコンドの針が中心から出る腕時計クロノメーターを発売しました。このデザイン(特許No.209685では)は、4つの針が全て文字盤の中心に付けられています。

MIDO マルチセンタークロノ

時計として機能する2本の針は一番下に、スモールセコンドがその上に、クロノグラフ針は一番上につけられています。一般的に、文字盤に追加の表示をしなくても良いように、スモールセコンドの針の形や色は、他の針と違うものが使われます。この針は十分に長いため、通常の分表示が計測用にも用いられます。クロノグラフ針用として、最も細かい1/5秒の目盛りで示されます。

スプリットセコンドクロノグラフ

2つの時間を計測出来るのがスプリットセコンドクロノグラフです。

スプリットセコンドクロノグラフまたはスプリットセコンドハンドと呼ばれる2つ目の計測針がつけられた腕時計は、これまでの懐中時計にとって変わる存在となりました。

このようなダブルクロノグラフの歴史はパリのJoseph Thaddäus Winnerl (1799-1886)が展示した1870年頃までさかのぼります。

すでに懐中時計のデザイン、特許は数多くあったため、機能を保ったままいかに小さく作るかが焦点でした。

Blancpain スプリットセコンドクロノグラフ

通常、スプリットセコンドクロノグラフは3つのボタンがついており、このうち2つはこれまで通りの機能を果たします。ケース側面につく2時の位置のボタンはスタートとストップ、4時の位置のボタンでゼロリセットです。

3つ目のボタン(スプリットボタン)は10時の位置あり、スプリット針をコントロールします。
 

スタートさせると、クロノグラフ針とスプリット針は同時に動き出します。
スプリットボタンが押されると、スプリット針のみが止まり、クロノグラフ針は動き続けます。
再度スプリットボタンが押されるとスプリット針は瞬時にクロノグラフ針に追いつき、一つになって動き出します。
この部分的な時間の計測は、何度でも可能です。

2時の位置のボタンは一度押すと両方の針をストップさせ、2回目のプッシュで、両方の針をスタートさせます。
これも何度も繰り返すことができます。
両方の針がストップしたあとに、4時の位置のボタンを押した時のみ、2本の針はゼロ戻り、計測を終了することができます。
 

スプリット針がすでに止まっていて、クロノグラフ針と違うポジションにあった場合、クロノグラフ針はゼロに戻り、スプリット針はその位置に留まります。
スプリット針もゼロに戻したい場合は、クラウンにあるスプリットボタンを押す必要があります。

このボタンは、クロノグラフ針がゼロにあったとしても、それに追いつく機能があります。

これで、二つの針は同じ位置に再び戻ったことになります。

スプリットセコンドクロノグラフは、分積算計のみもしくは分積算計と時間積算計のダイアルをもちます。

George Dubey とRene Schaldenbrand (La Chaux-de-Fonds 、スイス)は、簡略化したスプリットセコンドクロノグラフの型特許(特許No.260791)を取得しました。これでは、2本とも静止可能なクロノグラフ針がついており、これらは細いバネで直結されているのが目で確認できます。

スプリット針は、スプリットボタンが押し続けられている間は静止します。ボタンから手を離すと、バネの跳ね返りによりスプリット針に追いつきます。このシステムでは、60秒以内までの計測しかできません。このスプリットセコンドクロノグラフは、分積算計が示されています。
 

シングルスプリットセコンドクロノグラフ

“正真正銘”とも言えるシングルスプリットセコンドクロノグラフは、文字盤を見ただけではそれとは判断できません。見た目は一般的なクロノグラフで、クロノグラフ針と2つのボタンが通常通りの配置でついています。

ただ、2時の位置にあるボタンで、スタート、ストップ、ゼロセッティングの3つすべてが機能します。4時の位置のボタンは、スプリットセコンドとして操作するためのもので、1度目に押され続けている間、クロノグラフ針は止まります。

ボタンを離すと、クロノグラフ針はボタンが押されなかった場合にあると思われる場所へと瞬時に動きます。

例えば、スタートして20秒後に、10秒間停止させたとします。

ボタンから手を離すと、再びストップさせない限り、針は20秒の位置から30秒の位置へと、まるで何も起こらなかったかのように瞬時に移動します。

停止時間はやはり60秒以内に限られます。60秒以上では、時計自体が止まってしまいます。

一般的に、シングルスプリットセコンドクロノグラフは、 他のシンプルなクロノグラフで読み取れる1/5秒の目盛り以外に、文字盤上に特別な印があるわけでもありません。

タグホイヤーのシングルスプリットセコンドクロノグラフ
タグホイヤーのシングルスプリットセコンドクロノグラフのムーブメント

計測をする上で欠かせないフライバッククロノグラフ

フライバック・クロノグラフというのは、クロノグラフの計測をしているときに、リセットボタンを押します。

そのことにより、クロノグラフの秒針がサッとゼロの位置まで飛んで帰ることから、フライバックと名付けられた機能です。

さらに、フライバックしてすぐに次の計測をスタートしてくれるとても特殊な機能を持っています。

計測を何度も繰り返すようなときには、とても使いやすい抜群の操作性を誇るのです。

もともと、このフライバック・クロノグラフという機能は、空軍パイロットのために開発された機能なのです。

パイロットは、方向転換するたびに飛行時間を計測しなくてはいけません。

他にも、着陸待ちの旋回時間などの計測が必要となってきます。

スピーディーに、何度も計測を繰り返すことができるので、パイロットユースとして使われることが多いのです。

しかし、フライバックという機能は、一般的なクロノグラフよりも、ずっと複雑なメカニズムとなっています。

 

ゼニス レインボー・フライバック

ゼニス フライバック機能を搭載したクロノグラフを一般的にしたモデル
ゼニス フライバック機能を搭載したクロノグラフを一般的にしたモデル

1997年に作られた、このレインボー・フライバックはフランス空軍の協力を得て作られたものでした。

もともとは、パイロットウォッチとして開発されたのです。

パイロットウォッチとして使われていたモデルのときは、30分計が3色のゾーンに分けられていました。


 

フライバック・クロノグラフの操作方法

フライバック・クロノグラフのスタートとストップのボタンは右側上部にあります。

このプッシュボタンの操作方法は、フライバック・クロノグラフも他のクロノグラフも変わらないのです。

計測をスタートするときにボタンを押すと、クロノグラフ針が動き始めます。

そして、再度ボタンを押すとクロノグラフ針はストップするのです。

クロノグラフ針がストップしてから、今度はリセットボタンを押すとクロノグラフ針は、ゼロの位置に戻ります。

けれど、リセットボタンではなく、再びこのボタンを押すと、そこから計測を再スタートしてくれるのです。

リセットボタンの操作方法

リセットボタンと言えば、一般的なクロノグラフで言えば、動いていたクロノグラフ針をゼロの位置に戻す、リセットするためのボタンです。

言葉の意味としても、そうではないでしょうか。

しかし、フライバック・クロノグラフにおいて、リセットボタンというのは他の機能も持つのです。

作業中にこのリセットボタンを押します。

すると、やはりクロノグラフ針はすぐにゼロの場所へと戻っていきます。

このときに、リセットボタンを押していた指を離すと、そのまま再度計測を開始してくれるのです。

いちいち、スタートボタンを押してクロノグラフ針をスタートさせ、もう一度同じボタンを押してストップさせ、リセットボタンで戻し、スタートボタンさリスタートさせる。

通常のクロノグラフは、こういういくつもの操作が必要です。

しかし、このフライバック・クロノグラフであれば、最初にスタートボタンを押したあとは、すべてリセットボタンを1度押すだけで済んでしまうのです。

何度も計測をしなくてはいけない場合、とても便利で適したモデルと言えるのではないでしょうか。

フライバック機能を搭載しているモデルたち

ランゲ&ゾーネ ダトグラフ

ダトグラフ シースルー仕様となっているモデル
ダトグラフ シースルー仕様となっているモデル

ラップタイムを計測するときに、一番起こりがちなのが誤読です。

起こりがちなミスではありますが、大きなトラブルにもなりかねない問題です。

そんな誤読を軽減するために生まれたクロノグラフがあります。

それが「プレシジョン・ジャンピング・ミニッツ・カウンター」を搭載している、このダトグラフなのです。

裏面はサファイアクリスタルでできていて、シースルーになっています。

さらに手巻きで、プラチナケース&革ベルト、価格は595万円と高価なモデルとなっています。

 

モーリス・ラクロア マスターピース グランギッシェ フライバック

マスターピース ビッグサイズデイトを搭載しているモデル
マスターピース ビッグサイズデイトを搭載しているモデル

機械式時計の新鋭と言えば、やはりモーリス・ラクロアなのではないでしょうか。

モーリス・ラクロアの特徴としては、その斬新なアイディアにあるのかと思います。

これまでなかったようなアイディアに満ちた時計を、数多く開発しているブランドです。

そんなモーリス・ラクロアが自信を持って発表したのが、このクロノグラフです。

フライバック機能だけではなく、デイトはビッグサイズ。

機能もデザインも圧巻の存在感を示すクロノグラフとなっています。

自動巻きで、SSケース&革ベルト、価格は47万円です。

 

ブランパン クラシック・フライバック

ブランパン 見やすくて大きな針が特徴
ブランパン 見やすくて大きな針が特徴

ミリタリーな雰囲気を漂わせるクロノグラフです。

文字盤はブラックでシック。

アラビア数字のインデックスと、針は、やや大きめで見やすいデザインとなっています。

9時の場所には12時間計が、3時の場所には30分計が、そして6時の場所にはカレンダーがついています。

自動巻き、SSケース&革ベルトで価格は98万円です。

 

ブライトリング シャドウ フライバック

ブライトリング タキメーターが装備されているモデル
ブライトリング タキメーターが装備されているモデル

自動巻きでカレンダーがついたモデルとなっています。

10分計や3時間計だけではなく、ベゼルに4つのツメがついたライダータブと呼ばれるものも付いています。

さらに、両方向回転ベゼルという操作性に優れたモデルとなっています。

このモデルは、もともと航空パイロットが操作しやすいようにと開発したモデルなのです。

ブライトリングの傑作とも言われているクロノグラフです。

タキメーターが、文字盤の外側に付いています。

SSケース&ブレスで価格は44万円です。

 

ブレゲ TypeXX トランス アトランティック

ブレゲ フランス海軍からの要請により開発されたモデル
ブレゲ フランス海軍からの要請により開発されたモデル

1994年には、自動巻きムーブメントが搭載されたモデルとなっています。

もともとは、フランスの海軍から開発要請を受けて作られたのがパイロットウォッチ「TypeXX」となっています。

その後、この「TypeXX」は進化をします。

進化したモデルがこの「TypeXXトランスアトランティック」なのです。

いわゆる第四世代と呼ばれるこのモデルは、日付表示が採用されています。

自動巻き、18KYGケースで価格は195万円となっています。

 

2100フライバック クロノグラフ

ブランパン 日本だけで販売された限定モデル
ブランパン 日本だけで販売された限定モデル

文字盤はホワイトでグレーのインデックスというこのデザインは、スタイリッシュで洗練された雰囲気を醸し出しています。

さらに、裏側はシースルー仕様となっています。

2100シリーズですが、こちらのモデルは日本でのみ販売された限定モデルなのです。

このモデルに搭載されているクロノグラフ・ムーブメントは、なんと世界最小の体積。

自動巻き、SSケース&ラバーベルトで110万円となっています。
 

クロノグラフ機能テレメーター

音と光の時間差から距離を割り出す機能をテレメーターと言います。
例えば、雷が光ったタイミングでクロノグラフを作動させて音が鳴ったタイミングで
停止させるとどれくらいの距離が離れているのかを測定する事が出来ます。

現在ではこのような使い方くらいしか使い道はありませんが第2時世界大戦中は
砲撃の距離を図るために使う大事な機能でした。
 

クロノグラフ機能パルスメーター

脈拍を図るための表示がパルスメーターになります。
タキメーター、テレメーターと同様古い歴史を持つ機能です。

基本的にこの機能を使うのは医師や看護師だけなので搭載されている時計自体が少なく
現在では中々見かける事の出来ない腕時計になっています。


クロノグラフ機能デジマル

10進法を用いた表示方法でこちらの機能もほとんどのクロノグラフに
搭載されることはありませんでした。

主な使用方法としては、生産管理や航海等になります。
そのためケースも当時としては珍しい防水機能が設計されています。

いかがでしたでしょうか?
クロノグラフは腕時計にストップウォッチ機能をつけただけなのですが
実際にはたくさんの機能が搭載されているのが分かったと思います。

クロノグラフの機能が分かったところで中々実生活で使うところはないかもしれませんが
頭の中で分かっているだけでもクロノグラフの魅力にもっと引き込まれてしまいますよね。

 

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