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マーク11なんて言葉自体を一生のうちで、聞いたり口にしたりする人はほとんどいないでしょう。
逆に、それを聞いたり口にしたりするということは、あなたはもうすでにヴィンテージミリタリーウォッチの精通者になっているのです。

ということでですね、今日のお話はマーク11ってなんなの?

ということについてお話をして参ります。

動画でご覧になる方はこちらから↓




5つのパートに分けると

1、マーク11ってなに?
2、マーク11に求められたスペック
3、IWCとジャガールクルトのデザインの違い
4、さまざまなバリエーション
5、英国連邦に支給された時計の違い

となっております。

マーク11ってなに?

IWC、ジャガールクルト マーク11の時計

まずですね、マーク11ってなんのこと?

についてお話し、していくんですが、マーク11開発前の話に遡ります。

第一次世界大戦が終わったとはいえ、第一次世界大戦時に使用された腕時計は、戦争時に置いて重要な役割を果たすことが証明されました。

そのことによって、より精度が高く堅牢性がある時計が求められていくこととなります。

そして、第二次世界大戦が勃発することによって、ダーティダースが生み出されることとなります。

この前にダーティダースについてのお話をしてるのですが、ダーティダースってのは1944年から運用し始められ、第二次世界大戦中に陸軍が使用した時計であり、12のブランドから支給された時計なんですよね。

この詳細は、こちらのダーティダースの動画で詳しく解説してるので、そちらをご覧ください。



今回のはそれから2年後の、1946年頃から空軍専用の時計が作られていくのですが、陸軍が12ブランドから支給されたのに対して、空軍は2ブランドです。

要するに、マーク11とはイギリス国防省が、空軍に向けて空軍のために新しい規格を作り支給した時計のことなんですね。

ですので、陸軍に向けて支給された12ブランドの中からさらに信頼性があって、実績のあるトップが選ばれたということなんです。



・マーク11に求められたスペック

じゃあ、その2ブランドってなんなんですか?

ってのが1番の問題なのですが、ロンドンを拠点とする宝石商であるゴールドスミス&シルバースミス社を通して、マーク11の厳格な使用を達成することができるメーカー選別が行われました。

そして、ここで選ばれたのが『IWC』と『ジャガールクルト』だったんですね。

イギリス空軍に採用されたマーク11 ジャガールクルトとIWC


空軍が使用するものなので、やはり陸軍の物よりも堅牢性、しっかりとした精度が求められるものでした。

 

マーク11のスペック

ヴィンテージミリタリーウォッチ イギリス空軍マーク11の規格 mark11originalspecsa-p-112g-0815-1

・つや消しの黒い文字盤であること

・視認性の高いアラビア数字であること

・白で細かい分表示の目盛

・20フィート(6メートル程度)の防水機能

・軟鉄製のインナーケースによる耐磁製

・36時間パワーリザーブ

・1日あたりの日差がー4秒〜+4秒以内

・ハック機能が搭載されていること

・ハイグレードなスイス製のムーブメント

・秒針の視認性が高いセンターセコンドであること

 

となっております。

ここで重要なポイントなのですが、空軍は陸軍と違って無線をメインとして仲間との意思疎通を行います。

そのため、無線の電磁波を送受信するたびに、コックピット内には電磁波が発せられます。

この電磁波によって、普通の時計ならば磁気を帯びてしまい精度が下がってしまいます。

そこで、時計の精度に狂いが出ないように、耐磁製が搭載された腕時計が必要になったということです。

この時点で、ダーティダースのうちの12ブランドのうちに、このスペックを実現できるブランドというのは、IWCとジャガールクルトしかなかったということでしょうね。

ちなみに、IWCとジャガールクルトがダーティダース(陸軍)に納品した時計はこちら↓

ダーティダース使用 IWCとジャガールクルト

このマーク11の時計は、イギリス軍はもちろんのことイギリス連邦加盟国である

・オーストラリア空軍

・ニュージーランド空軍

・南アフリカ空軍

にも支給されることとなりました。

ちなみに、南アフリカは植民地であって、南アフリカ人が戦闘機に乗るのではなく、南アフリカ駐在の空軍という風に考えた方がいいですね。

 

各国に向けて支給されたのは今でいうところの、ファイブアイズとかクアッド的なグループで、それらの価値観を共有する国に向けて同じ使用の時計が支給されたという感じでしょう。

 

IWCとジャガールクルトの時計の共通点

ダーティダースの時計も、ほとんどが同じようなデザインで違うところといえば、ロゴやサイズくらいしかぱっと見で判断できません。

まずははそのスペックに対応してデザインされた、2社のデザインの共通点を見ていきましょう。

それぞれの共有点ですが、文字盤、裏蓋、ムーブメントにはブロードアローのマークが入っています。

ブロードアローとは、上矢印のようなマークのことでこれはイギリス軍(イギリス政府)が所有するというのを意味します。

要するに、時計は個人のものではなく厳格に所有者を表示し、管理されていたということですね。

裏蓋を見てみましょう。

 マーク11のコードは、6B/346で管理されていたのですが、これは『航空機ナビゲーション機器』『付属品及びユニット整備部品』を意味します。

その下にある数字なのですが、これは年代と製造番号が記されています。

例えば、こちらの数字なのですが1380/48と刻印が入ってますよね。

IWC マーク11 裏蓋の刻印

これは、後ろの48は1948年のことであり、その前の1380は製造された番号ということなのです。

ここまでが、2社の大きな共通点になります。 

ここからは、それぞれのブランドの微妙な違いを見ていきましょう。

 

IWCとジャガールクルトの時計って何が違うの?

今回のマーク11もダーティダース同様、2社のデザインはほとんど一緒でぱっと見ではその違いは分かりませんが、よくよく見ていくと微妙に違いがあり、少しづつですがデザインが変わっていってるのが分かります。

 

ムーブメントが違う

マーク11 IWCとジャガールクルトのムーブメントの違い

ムーブメントはこれを使いなさい!

という規定はなかったので、それぞれの会社が軍用時計に採用されても、実力を発揮できるムーブメントを搭載しています。

まずIWCは、今も手巻き時計の中で有名なCal.89を搭載しています。

当時からも、ムーブメントに信頼性があり堅牢で安定性が高いことで定評を持っていました。

ジャガールクルトはクロノメーターグレードとされ、ハック機能がついた488/Sbrを搭載させることになります。

 

裏蓋の作りが違う 

ジャガールクルト IWCマーク11 裏蓋の作りの比較

IWCの方は、6箇所のスクリューオープナーが入るように設計されていますが、ジャガールクルトの方は、4箇所になっております。

ジャガールクルト IWCマーク11 エッジから風防にかけての比較

また、ムーブメントはジャガールクルトの方が厚さがあるので、時計もIWCと比べると少しだけ厚みがあります。

IWCは、エッジから風防にかけてフラットな作りであり、裏蓋も段差がありますが比較的にフラットになっています。

ジャガールクルトの方は、エッジから風防にかけては丸みを持った印象です。

裏蓋も、厚さのあるムーブメントを抑え込めるよう山形になっております。

 

製造された個数が違う

実は、製造された数に大きな違いがあります。

まずジャガールクルトの方は、1948~53年代までで約2950本が納品されました。

その反面、IWCの方は1948~53年代までで約8000本が納品されました。

倍以上の違いがあるのですが、これには理由があります。

まず、ジャガールクルトの方は耐衝撃性が不十分であったためです。

IWCも初期の頃の時計には、耐震装置はなかったのですが、後々耐震装置を搭載したものが作られるようなります。

しかし、ジャガールクルトの方は、それに対応することができなかったのでしょうね。

耐震装置とは、インカブロックのことですね。

 インカブロックの場所

そのことによって、60年代初頭には製造が中止され採用されなくなったのです。

ちなみに、IWCの方は1980年代まで製造されています。

 

 

マーク11の面白いバリエーション

ここからは、納品された年代によって微妙に変わってくるデザインの違いを見ていきましょう。

『丸T』と『T SWISS T』

マーク11 丸TとT-SWISS-Tの比較

レマニアの動画でも解説しましたが、時計の夜光塗料は始めの頃はラジウムが使われていましたが、放射能物質を出すことから途中でそれよりも少ないトリチウムに交換されていきます。

 

その交換過程で、色々なパターンが存在します。

1つ目は、いつもの丸Tバージョンですね。

丸Tが文字盤に印字されてるということは、ラジウムからトリチウムに交換しましたよ!

という証明になります。

そして、2つ目が6時位置にある『T SWISS T』の印字です。

 

IWC マーク11 T SWISS Tの拡大

夜光塗料の使用は、トリチウムに変更するという規約が決まった後に納品された時計であり、その時計には丸Tは後から印字する必要はなく、製造段階で6時位置の夜光塗料の下に『T SWISS T』と入るようになります。

最初からトリチウム使ってますよ!

の証明ということですね。

 

12時位置の夜光塗料の違い

ほとんどのパターンがこんな感じで、12時位置に三角形の夜光塗料が塗られているタイプのものです。

IWC マーク11 12時位置の三角形夜光塗料

ですが、マーク11が作り出された頃は三角形はなくこんな感じで、12時位置の夜光塗料を2つの ドットが挟むものでした。

IWC マーク11 ホワイトトゥエルブ

本来はあるはずのない12の数字が存在することから、相性を込めて『ホワイトトゥエルブ』と言われています。

よ〜く見ないと分かりませんが、こういった違いを見つけるのも楽しいものですよね。

 

ジャガールクルトの針の違い

ジャガールクルト マーク11 コブラ針

ジャガールクルトの初期の頃に納品された、マーク11なのですがこのように普段私たちが見ている、ペンシル針ではなくコブラ針でした。

 おそらく、視認性がよくないことからペンシル針に交換するように、要望が入ったのでしょうね。

 

 

連邦各国に支給されたマーク11の微妙な違い

イギリス連邦国に支給されたマーク11ですが、イギリス軍に配られたものとは微妙な違いがあります。

これも、イギリスがどこの国にどれだけ配給するかをしっかりと管理しておくためだったのでしょう。

それでは、実際にそれぞれの違いを見てみましょう。 

 

南アフリカ空軍用 SAAF

IWC マーク11 SAAF(South Africa Air Force)

先ほども説明した通り、イギリスの植民地であった南アフリカの空軍に向けて支給されたマーク11ですが、その刻印はSAAF(South African Air Force)の頭文字が入っており『南アフリカ』の意味になります。

 

 

オーストラリア空軍用 G6B

ジャガールクルト オーストラリア空軍 G6B/346 RAAF

 「6B」の前に「G」が付きG6Bになります。

RA・ブロードアロー・AF(RAAF)は「ロイヤル・オーストラリアン・エアー・フォース」の略で、オーストラリア空軍に向けて支給された時計ということになります。

 

 

 フックドセブン

IWC マーク11 フックドセブン

IWCのフックドセブンになります。

7の数字の部分を見て頂きたいのですが、普通の7ではなく鉤型の7になっています。

非常に少ないながらも、こういった個体があるんですねぇ。

 

 

まとめ

今日はこんな感じで、マーク11について解説させて頂きました。

アンティークとかヴィンテージの魅力ってのは、こんな感じである1つのモデルに対しても、微妙に違うのが存在することなんですよね。

足りない部品を在庫で補ってたり、指示が出される直前に前の仕様のものが作られ急いで改修したりなどしたんだろうなぁ、といろんな思いを馳せるのです。

実際に戦争のシーンで使われてた時計です。

今でも時計が実際に動いて、日常使いができることを考えると、いかに堅牢でしっかりした作りなのかが改めて実感できますよね。

また、そういったものに触れることでささやかな歴史に触れることができるのも、ヴィンテージウォッチの愉しみではないでしょうか。

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ショップについて

店長 妹尾満隆

おじいちゃんが骨董品が好きなことにより、子供の頃からアンティークの商品に携わっていました。

百貨店に行っては手巻きの時計を購入してきて、飾り棚の中にいろんな時計が飾られてました。

当時はあまり機械式の時計に興味がなかったのですが、大人になった時におじいちゃんがコレクションするくらい魅力があるものだと理解できるようになりました。

私は置き時計よりも、腕時計が好きでさらにクロノグラフが好きです。

私のショップは、そんな手巻きのクロノグラフが好きな方のためのショップになっています。

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クロノグラフ腕時計とは!?タキメーター・スプリットセコンド・フライバック全て解説します!

クロノグラフとは?


そもそもクロノグラフってなんなんだろう!?

そういった疑問を持ってこちらのページに辿り着いたと思います。

確かに私もクロノグラフのことを知るまでは単に文字盤がかっこいい時計だなぁ・・・

くらいにしか思ってませんでしたしね。

もしかしたら、あなたもそうかもしれませんね。

ですが、安心してください。

実際のところクロノグラフを腕にはめる方はほとんどの場合クロノグラフの機能を
使ってませんのでデザイン性が先行して購入されていますので結局はかっこいいからということになりますよね。

はい、というわけでクロノグラフってなんなんだということを解説します。

クロノグラフとは簡単に言うと

ストップウォッチの機能がついた腕時計です。

簡単に言ってしまえばこうなりますがこれだけの情報じゃ満足でないあなたのためにもっと
詳しく解説していきますね。




まずはタキメーターを解説していきますね。
 

クロノグラフ機能タキメーターとは



ブライトリング タキメーターの文字盤
ブライトリングクロノマットエボリューションのタキメーター目盛り


タキメーターの目盛りは、通常ベゼルか文字盤の外側に500から60までの数字で示されています。
タキメーターは、ある一定距離を移動するのにかかったスピード、または逆にある一定時間に移動した距離を計測するよう設計された便利な仕組みです。
スピードや距離だけでなく、タキメーターは定期的に計測できるものなら何でも、一時間に可能な作業の平均量を求めることもできます。

わかりやすい例を見てみましょう。
周回するレーシングカーのスピードを計測したいとします。
コースは正確に1マイルで、ドライバーは一定した周回ラップで走行しています。
ドライバーがスタートしたらクロノグラフをスタートさせ、一周したところでストップさせます。
秒針はタキメーター上のどこを指しているでしょうか?
ドライバーが周回するのに25秒、タキメーターの目盛り上は145の位置までかかりました。
これは、ドライバーは時速145マイルで走行したことを意味しています。

ブライトニング 腕時計 タキメーター クロノグラフ

タキメーターでのスピードの計測の仕方
もしキロメーターを基準に測ったとすると、結果も同様にキロメーターになります。
タキメーターは、計測する単位とは独立して機能します。したがって、リーグであろうが、マイル、ハロンでであろうが、タキメーターで測ることができます。
単位さえ統一されていれば、タキメーターは正確に計算するでしょう。


ロレックス デイトナ ステンレス製クロノグラフ


ここでもうひとつ、スピードではなく距離を測るためのタキメーターの使い方を紹介します。
時速70キロのボートでクルージングしているところを想定してください。

そして現在地からちょうど1キロメートル先に宝箱が沈んでいるとしましょう。
時速70キロを維持しながらクロノグラフをスタートさせ、秒針がタキメーターの70の位置に来た時、丁度1キロメートル進んだことになります。

タキメーターは、一秒に発生するどんな事象も1時間あたりの成果として換算できます。
タイピングをしていて、一時間にどれくらいの文章をタイプできるかを考えてみます。
クロノグラフをスタートさせ、一行分タイプした後、クロノグラフをストップします。

10秒が経過しており、タキメーターの目盛りは360を示していました。これはあなたが一時間にタイプできる文の数になります。

ロレックス デイトナ 18Kクロノグラフ





分積算計付きクロノグラフ

クロノグラフは 、通常の時計機能とは独立したクロノグラフ針(Chronograph hand)がついており、ボタンを押すことで、スタート、ストップ、ゼロへのリセットができます。

クロノグラフ針は、通称クロノハンド(Chrono-hand)とも呼ばれ、多くの場合、クロノグラフ針は長い秒針で、時計の文字盤の時間針と秒針の間にあり、12時ちょうどの位置がゼロとなります。

スタートさせると、クロノグラフ針は細かく動き出します。

この細かな動きの一つ一つは、文字盤最小ひと目盛りの角度(1/5秒=0.2秒)を表すため、もっとも細かい1/5秒を読み取ることができます。

クロノグラフの文字盤 1/5目盛り

この動きは、時計の構造によるもので、バランスホイールが1秒間に5振動、または1時間に18000振動するからです。

ひとつひとつの動きの間に少しの静止時間ができますが、エスケープメント(調速機構)が振動ごとにエスケープメントホイールの歯1つを動かすため、ホイールトレイン(動力を伝達する一連の歯車、歯車の列)も”逆戻り”します。

この際、ホイールトレインの”逆戻り”の動力は、クロノグラフのホイールトレインに直接伝達されるため、クロノグラフ針ははじめに大きく振れ、”逆戻り”することが目で確認できます。

分針と時間針はどちらもこの逆回転をしていますが、振れ幅がとても小さいため、目視では確認できません。後に作られた腕時計クロノグラフは1800振動/時以上の回転率なので、これにより秒針の動きはより細かくなります。

通常は、分を刻む目盛りがもっとも細かい1/5(秒)示クロノグラフ針用に、分刻むダイアルの外側にクロノグラフ針用の目盛りがあることもあります。

文字盤 1/5目盛り 分目盛りの外

また、クロノグラフ針と分積算計の両方が示されている文字盤はよくあるデザインで、分積算計はクロノグラフ針が一周(60秒)したら、分積算計はひと目盛り進みます。このようにして、数分間の計測が可能です。

クロノグラフを起動させるボタンは、初期のモデルではクラウン(リューズ)の中、もしくはケース(ダイアルを納めているパーツ)の側面の2時または4時の位置につけられています。このほかにも、クラウン自体の操作でクロノグラフが起動できる仕様もあります。この場合、ワンボタンクロノグラフと呼ばれ、スタート、ストップ、リターンなどのすべての機能は同じ順序での仕様です。

Vintage Universal Watch ワンボタンクロノグラフvintage BULOVA ワンボタンクロノグラフ

クロノグラフを起動させるボタンは初期のモデルではクラウン(リューズ)の中、もしくはケース(ダイアルを納めているパーツ)の側面、2時または4時のポジションにみられます。このほかにも、クラウン自体の操作でクロノグラフが起動できる仕様もあります。この場合、ワンボタンクロノグラフと呼ばれ、スタート、ストップ、リターンなどのすべての機能は同じ順序での仕様です。

2つのボタン付きクロノグラフ

1934年に、G.-Leon Breitling の会社が初めて2つのボタンがついたクロノグラフ腕時計(特許No. 172129)を発表しました。

このデザインでは、2つのボタンは、それぞれクラウンが付くケースの2時と4時の位置にあります。2時にあるボタンはクロノグラフのスタートとストップができ、何度でも好きなだけ繰り返すことができます。また、4時のボタンは、ストップしたあとに、ゼロに戻すボタンです。これは新しいクロノグラフの機能だったため、すぐに他の生産者に受け入れられました。追加機能付きクロノグラフとして、または似たような謳い文句を使って宣伝広告されることもあります。

この2つのボタンにより、一連のプロセスの中で、何度にも分けて合計タイムを計測することが可能になりました。すべて計測し終わった時のみ、クロノグラフをゼロに戻せば良いのです。その都度ゼロに戻さず、数回に渡る合計時間を計測することはワンボタンクロノグラフでは不可能でした。

ただ、2つボタンのクロノグラフは元々腕時計として開発されたものではありませんでした。もしろ、G.-Leon Breitlingの会社(スイス、ラ・ショー=ド=フォン)は、1923年にこの2つボタンの仕様を懐中時計として特許を取得しています(特許No.105532)。1934年になって初めて、腕時計クロノグラフとしての特許を2つ取得しました(特許No.172129、No.175564)。

BREITLING プレミア 2つボタン付きクロノグラフ

時間積算計付きクロノグラフ

ほとんどの腕時計クロノグラフは、9時の位置にスモールセコンド (60秒で一周する普通の時計の秒針)が付いています。そして、分積算計が3時の位置にあり、10、20、30分の目印が付いています。

その他、スモールセコンドが6時の位置に、分積算計が12時にあるデザインもあります。
 

クロノグラフ針は1分で一周してしまいます。 

クロノグラフ針が何周したのか、つまり何分経過したのかは、30分積算計でみることができ、30分間の計測結果を表示します。

同じように、30分計の針が何周したのかを表示するのが、12時間積算計です。

9時の位置には常に動いて要るスモールセコンドが、3時の位置には30分積算計が、6時の位置にあるのが12時間積算計です。

Parmigiani 3ダイヤル付きクロノグラフ

1939年に、Mido (スイス、ビエンヌ)はスモールセコンドの針が中心から出る腕時計クロノメーターを発売しました。このデザイン(特許No.209685では)は、4つの針が全て文字盤の中心に付けられています。

MIDO マルチセンタークロノ

時計として機能する2本の針は一番下に、スモールセコンドがその上に、クロノグラフ針は一番上につけられています。一般的に、文字盤に追加の表示をしなくても良いように、スモールセコンドの針の形や色は、他の針と違うものが使われます。この針は十分に長いため、通常の分表示が計測用にも用いられます。クロノグラフ針用として、最も細かい1/5秒の目盛りで示されます。

スプリットセコンドクロノグラフ

2つの時間を計測出来るのがスプリットセコンドクロノグラフです。

スプリットセコンドクロノグラフまたはスプリットセコンドハンドと呼ばれる2つ目の計測針がつけられた腕時計は、これまでの懐中時計にとって変わる存在となりました。

このようなダブルクロノグラフの歴史はパリのJoseph Thaddäus Winnerl (1799-1886)が展示した1870年頃までさかのぼります。

すでに懐中時計のデザイン、特許は数多くあったため、機能を保ったままいかに小さく作るかが焦点でした。

Blancpain スプリットセコンドクロノグラフ

通常、スプリットセコンドクロノグラフは3つのボタンがついており、このうち2つはこれまで通りの機能を果たします。ケース側面につく2時の位置のボタンはスタートとストップ、4時の位置のボタンでゼロリセットです。

3つ目のボタン(スプリットボタン)は10時の位置あり、スプリット針をコントロールします。
 

スタートさせると、クロノグラフ針とスプリット針は同時に動き出します。
スプリットボタンが押されると、スプリット針のみが止まり、クロノグラフ針は動き続けます。
再度スプリットボタンが押されるとスプリット針は瞬時にクロノグラフ針に追いつき、一つになって動き出します。
この部分的な時間の計測は、何度でも可能です。

2時の位置のボタンは一度押すと両方の針をストップさせ、2回目のプッシュで、両方の針をスタートさせます。
これも何度も繰り返すことができます。
両方の針がストップしたあとに、4時の位置のボタンを押した時のみ、2本の針はゼロ戻り、計測を終了することができます。
 

スプリット針がすでに止まっていて、クロノグラフ針と違うポジションにあった場合、クロノグラフ針はゼロに戻り、スプリット針はその位置に留まります。
スプリット針もゼロに戻したい場合は、クラウンにあるスプリットボタンを押す必要があります。

このボタンは、クロノグラフ針がゼロにあったとしても、それに追いつく機能があります。

これで、二つの針は同じ位置に再び戻ったことになります。

スプリットセコンドクロノグラフは、分積算計のみもしくは分積算計と時間積算計のダイアルをもちます。

George Dubey とRene Schaldenbrand (La Chaux-de-Fonds 、スイス)は、簡略化したスプリットセコンドクロノグラフの型特許(特許No.260791)を取得しました。これでは、2本とも静止可能なクロノグラフ針がついており、これらは細いバネで直結されているのが目で確認できます。

スプリット針は、スプリットボタンが押し続けられている間は静止します。ボタンから手を離すと、バネの跳ね返りによりスプリット針に追いつきます。このシステムでは、60秒以内までの計測しかできません。このスプリットセコンドクロノグラフは、分積算計が示されています。
 

シングルスプリットセコンドクロノグラフ

“正真正銘”とも言えるシングルスプリットセコンドクロノグラフは、文字盤を見ただけではそれとは判断できません。見た目は一般的なクロノグラフで、クロノグラフ針と2つのボタンが通常通りの配置でついています。

ただ、2時の位置にあるボタンで、スタート、ストップ、ゼロセッティングの3つすべてが機能します。4時の位置のボタンは、スプリットセコンドとして操作するためのもので、1度目に押され続けている間、クロノグラフ針は止まります。

ボタンを離すと、クロノグラフ針はボタンが押されなかった場合にあると思われる場所へと瞬時に動きます。

例えば、スタートして20秒後に、10秒間停止させたとします。

ボタンから手を離すと、再びストップさせない限り、針は20秒の位置から30秒の位置へと、まるで何も起こらなかったかのように瞬時に移動します。

停止時間はやはり60秒以内に限られます。60秒以上では、時計自体が止まってしまいます。

一般的に、シングルスプリットセコンドクロノグラフは、 他のシンプルなクロノグラフで読み取れる1/5秒の目盛り以外に、文字盤上に特別な印があるわけでもありません。

タグホイヤーのシングルスプリットセコンドクロノグラフ
タグホイヤーのシングルスプリットセコンドクロノグラフのムーブメント

計測をする上で欠かせないフライバッククロノグラフ

フライバック・クロノグラフというのは、クロノグラフの計測をしているときに、リセットボタンを押します。

そのことにより、クロノグラフの秒針がサッとゼロの位置まで飛んで帰ることから、フライバックと名付けられた機能です。

さらに、フライバックしてすぐに次の計測をスタートしてくれるとても特殊な機能を持っています。

計測を何度も繰り返すようなときには、とても使いやすい抜群の操作性を誇るのです。

もともと、このフライバック・クロノグラフという機能は、空軍パイロットのために開発された機能なのです。

パイロットは、方向転換するたびに飛行時間を計測しなくてはいけません。

他にも、着陸待ちの旋回時間などの計測が必要となってきます。

スピーディーに、何度も計測を繰り返すことができるので、パイロットユースとして使われることが多いのです。

しかし、フライバックという機能は、一般的なクロノグラフよりも、ずっと複雑なメカニズムとなっています。

 

ゼニス レインボー・フライバック

ゼニス フライバック機能を搭載したクロノグラフを一般的にしたモデル
ゼニス フライバック機能を搭載したクロノグラフを一般的にしたモデル

1997年に作られた、このレインボー・フライバックはフランス空軍の協力を得て作られたものでした。

もともとは、パイロットウォッチとして開発されたのです。

パイロットウォッチとして使われていたモデルのときは、30分計が3色のゾーンに分けられていました。


 

フライバック・クロノグラフの操作方法

フライバック・クロノグラフのスタートとストップのボタンは右側上部にあります。

このプッシュボタンの操作方法は、フライバック・クロノグラフも他のクロノグラフも変わらないのです。

計測をスタートするときにボタンを押すと、クロノグラフ針が動き始めます。

そして、再度ボタンを押すとクロノグラフ針はストップするのです。

クロノグラフ針がストップしてから、今度はリセットボタンを押すとクロノグラフ針は、ゼロの位置に戻ります。

けれど、リセットボタンではなく、再びこのボタンを押すと、そこから計測を再スタートしてくれるのです。

リセットボタンの操作方法

リセットボタンと言えば、一般的なクロノグラフで言えば、動いていたクロノグラフ針をゼロの位置に戻す、リセットするためのボタンです。

言葉の意味としても、そうではないでしょうか。

しかし、フライバック・クロノグラフにおいて、リセットボタンというのは他の機能も持つのです。

作業中にこのリセットボタンを押します。

すると、やはりクロノグラフ針はすぐにゼロの場所へと戻っていきます。

このときに、リセットボタンを押していた指を離すと、そのまま再度計測を開始してくれるのです。

いちいち、スタートボタンを押してクロノグラフ針をスタートさせ、もう一度同じボタンを押してストップさせ、リセットボタンで戻し、スタートボタンさリスタートさせる。

通常のクロノグラフは、こういういくつもの操作が必要です。

しかし、このフライバック・クロノグラフであれば、最初にスタートボタンを押したあとは、すべてリセットボタンを1度押すだけで済んでしまうのです。

何度も計測をしなくてはいけない場合、とても便利で適したモデルと言えるのではないでしょうか。

フライバック機能を搭載しているモデルたち

ランゲ&ゾーネ ダトグラフ

ダトグラフ シースルー仕様となっているモデル
ダトグラフ シースルー仕様となっているモデル

ラップタイムを計測するときに、一番起こりがちなのが誤読です。

起こりがちなミスではありますが、大きなトラブルにもなりかねない問題です。

そんな誤読を軽減するために生まれたクロノグラフがあります。

それが「プレシジョン・ジャンピング・ミニッツ・カウンター」を搭載している、このダトグラフなのです。

裏面はサファイアクリスタルでできていて、シースルーになっています。

さらに手巻きで、プラチナケース&革ベルト、価格は595万円と高価なモデルとなっています。

 

モーリス・ラクロア マスターピース グランギッシェ フライバック

マスターピース ビッグサイズデイトを搭載しているモデル
マスターピース ビッグサイズデイトを搭載しているモデル

機械式時計の新鋭と言えば、やはりモーリス・ラクロアなのではないでしょうか。

モーリス・ラクロアの特徴としては、その斬新なアイディアにあるのかと思います。

これまでなかったようなアイディアに満ちた時計を、数多く開発しているブランドです。

そんなモーリス・ラクロアが自信を持って発表したのが、このクロノグラフです。

フライバック機能だけではなく、デイトはビッグサイズ。

機能もデザインも圧巻の存在感を示すクロノグラフとなっています。

自動巻きで、SSケース&革ベルト、価格は47万円です。

 

ブランパン クラシック・フライバック

ブランパン 見やすくて大きな針が特徴
ブランパン 見やすくて大きな針が特徴

ミリタリーな雰囲気を漂わせるクロノグラフです。

文字盤はブラックでシック。

アラビア数字のインデックスと、針は、やや大きめで見やすいデザインとなっています。

9時の場所には12時間計が、3時の場所には30分計が、そして6時の場所にはカレンダーがついています。

自動巻き、SSケース&革ベルトで価格は98万円です。

 

ブライトリング シャドウ フライバック

ブライトリング タキメーターが装備されているモデル
ブライトリング タキメーターが装備されているモデル

自動巻きでカレンダーがついたモデルとなっています。

10分計や3時間計だけではなく、ベゼルに4つのツメがついたライダータブと呼ばれるものも付いています。

さらに、両方向回転ベゼルという操作性に優れたモデルとなっています。

このモデルは、もともと航空パイロットが操作しやすいようにと開発したモデルなのです。

ブライトリングの傑作とも言われているクロノグラフです。

タキメーターが、文字盤の外側に付いています。

SSケース&ブレスで価格は44万円です。

 

ブレゲ TypeXX トランス アトランティック

ブレゲ フランス海軍からの要請により開発されたモデル
ブレゲ フランス海軍からの要請により開発されたモデル

1994年には、自動巻きムーブメントが搭載されたモデルとなっています。

もともとは、フランスの海軍から開発要請を受けて作られたのがパイロットウォッチ「TypeXX」となっています。

その後、この「TypeXX」は進化をします。

進化したモデルがこの「TypeXXトランスアトランティック」なのです。

いわゆる第四世代と呼ばれるこのモデルは、日付表示が採用されています。

自動巻き、18KYGケースで価格は195万円となっています。

 

2100フライバック クロノグラフ

ブランパン 日本だけで販売された限定モデル
ブランパン 日本だけで販売された限定モデル

文字盤はホワイトでグレーのインデックスというこのデザインは、スタイリッシュで洗練された雰囲気を醸し出しています。

さらに、裏側はシースルー仕様となっています。

2100シリーズですが、こちらのモデルは日本でのみ販売された限定モデルなのです。

このモデルに搭載されているクロノグラフ・ムーブメントは、なんと世界最小の体積。

自動巻き、SSケース&ラバーベルトで110万円となっています。
 

クロノグラフ機能テレメーター

音と光の時間差から距離を割り出す機能をテレメーターと言います。
例えば、雷が光ったタイミングでクロノグラフを作動させて音が鳴ったタイミングで
停止させるとどれくらいの距離が離れているのかを測定する事が出来ます。

現在ではこのような使い方くらいしか使い道はありませんが第2時世界大戦中は
砲撃の距離を図るために使う大事な機能でした。
 

クロノグラフ機能パルスメーター

脈拍を図るための表示がパルスメーターになります。
タキメーター、テレメーターと同様古い歴史を持つ機能です。

基本的にこの機能を使うのは医師や看護師だけなので搭載されている時計自体が少なく
現在では中々見かける事の出来ない腕時計になっています。


クロノグラフ機能デジマル

10進法を用いた表示方法でこちらの機能もほとんどのクロノグラフに
搭載されることはありませんでした。

主な使用方法としては、生産管理や航海等になります。
そのためケースも当時としては珍しい防水機能が設計されています。

いかがでしたでしょうか?
クロノグラフは腕時計にストップウォッチ機能をつけただけなのですが
実際にはたくさんの機能が搭載されているのが分かったと思います。

クロノグラフの機能が分かったところで中々実生活で使うところはないかもしれませんが
頭の中で分かっているだけでもクロノグラフの魅力にもっと引き込まれてしまいますよね。

 

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