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クロノグラフ腕時計専門店 クロノグラフSENO

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スイスの腕時計の老舗ロンジン(Longines)の誕生

今も昔から変わらず多くの愛好者がいる時計の老舗メーカーのロンジンは、

1832年、その産声をあげました。

 

オーギュスト・アガシがロンジンの始まりとなる

レギュル・ジュンヌ&アガシ商会を設立して歴史の始まりです。

 

1867年に、ジュラ渓谷の小さな村に後継者エルネス・フランシロンが時計向上を建設します。

エルネス・フランシロンはアガシの甥にあたります。

歴史に名を残すロンジンの名前は、建設地の地名から名付けられました。

 

工場はサンティミエのジュス河畔のロンジンに構えられ、

「小川の流れている花の咲き乱れる野原」という意味でフランスの古語では表されています。

 

美しい時計を表すにふさわしい地名ですね。

私たちがもつロンジンのイメージは高級ドレスウォッチメーカーです。

 

しかし、創立時より伝統を守りぬく保守的なスイス時計界の中で、

ロンジンは一歩前に進んだ技術の開発とそれを積極的に取り込むことを恐れない革新的なメーカーでした。

ロンジンの確かな品質は、創立時より培われたものなのです。

当時、時計は職人による家内工業の要素が色濃く残る時代でした。

 

そんな中で、先手を切って工場による量産体制をロンジンが導入しました。

保守的な環境を変えるのは、どれほど勇気がいることでしょう。

 

さらに世界で初となる腕時計クロノグラフを作りだすと、

続いてクオーツ腕時計をも世界でもっとも早く商品化させました。

冒険者と共に歩むロンジン(Longines)

ロンジンは、時計界の先駆者としての誇りと自信、

そして情熱で、時代の冒険者と共に歩み始めます。

 

1904年の429日にも及んだバーニア船長の北極探検に始まり、

リチャード・E・バーグの南極・北極征服時にもロンジンは冒険者とともにありました。

 

ワンプッシュ・ボタン式のロンジン初期のクロノグラフを使用したと伝えられている

リチャード・E・パーク氏は、ロンジンの機器なくして、探検の成功はなかっただろうとまで

ロンジンへの信頼を語っています。

 

ロンジンにこんな歴史があったことを知る人はそんなにいないでしょう。

 

極寒の環境で耐え抜くロンジンの時計の性能は、

当時の技術を考えるとその技術の高さに驚くばかりです。

 

ロンジン 1プッシュ式クロノグラフ

ロンジン 1プッシュ式クロノグラフ ムーブメント

 

過酷な冒険を乗り越える度に、ロンジンは革命とも言える技術と工夫を時計に注ぎ込みました。

時計の精度と機能は、こうして着々と進化を続けていったのです。

ロンジンの時計には当時の冒険へのロマンがつまっているのですね。

リンドバーグと共に飛行したロンジン(Longines)

冒険者との歩みの中で、ロンジンにとって最も誇らしい歴史は、チャールズ・リンドバーグのニューヨーク〜パリ間を飛行した大西洋無着陸横断飛行です。

リンドバーグの伝記を読むとその飛行の偉大さがわかります。

飛行時間は33時間39分。

現在のような機器があったわけがなく、飛行中の位置の確認や残りの燃料を計算でわりだしていましたが、5分の1秒まで計測できた超精密時計が貢献しました。

これがロンジン製航空クロノメーターです。

リンドバーグの功績ばかりがクローズアップされていますが、成功の影にロンジンがいたのは事実です。

クロノメーターに込められた高度な技術はその後、ますますロンジンによって研ぎ澄まされました。

1931年には時間に加え、時角も計測できる世界で初めての腕時計が完成されました。

アワー・アングルウオッチです。

ロンジンの腕時計cal.18.69N-263x300

 

当初はわずか5個しか作られなかったという大型クロノグラフのムーブメント(18.69N)を使った腕時計はゴールドケースに入れられていました。

1937年には大型だった腕時計を小型にし、機能的な改良を施したステンレススチール製モデルは1000個製造されました。

リンドバーグウオッチと称される時計たちは、航空用腕時計として、今もなお高い評価を変わらず受け続けています。

無着陸横断飛行成功60周年だった1987年には、復刻版として記念モデルが発売され多くのファンを魅了しました。

時計には文字盤中央の回転ダイアルを動かし、秒針は時報に合わせて60の位置にすることで秒単位まで正確に調整する機能がついています。

また飛行位置を経度の計算を可能にする時刻と角度が表示されたダイアルがあり、回転ベゼルを利用することで均時差を知ることができる機能もついていました。

今から100年以上も前に、このように時計になにかしらの機能を追加することはその技術が必要だっただけではなく、ロンジンにとっても大きなチャレンジだったのではないかと思います。

小さな時計の中に、ありったけの技術を詰め込もうとうしたロンジンは時計界の最先端で時代を引っ張っていたと言えますね。

冒険者の未知への世界へ挑むチャレンジ精神を革新的な技術と使う者からの信頼を支えにロンジンは冒険に必要な機能を兼ね備えた傑作を生み出してきたのです。

挑戦し続ける冒険者とロンジンとの歴史とロマンが時計からは感じられます。

ロンジンが人々を魅了するのも納得です。

コストに悩まされたロンジン(Longines)

時計界での追従から抜きん出ようと躍進するロンジンは12時間積算計を実現させました。

文字盤側に60分積算計を搭載し原動力とすることで、3時の位置の12時間積算計を動かすかなり大掛かりな設計を取り入れます。

後に後期型13Nと言われるものですが、正確な誕生は不明なものの後期型の設計図には1942年10月24日と記録され、ロンジンでも公式に後期型は1942年に誕生したと発表しています。

ロンジン クロノグラフ腕時計 13zn

 

手の込んだ改良は、革新的だったとはいえ対戦のさなかで13ZNを製造するコストはあまりにも高くロンジンを苦しめることになります。

例えばオペレーションレバーにおいても、同じ時代のクロノグラフに比べてかなり部品は厚く、しかも手作業で磨いて調整していた13ZNの生産性は高くありませんでした。

どんどんと増え続ける部品の問題だけではなく、1938年から1946年にかけスイスにおける時計職人の賃金は2倍にも跳ね上がっており、人件費も莫大なものとなっていました。

しかし、当時は苦労したこの分厚い部品のおかげで、優れた寿命を持った13ZNはその後、名声を得ることになるのです。

最終的には、ロンジンのこだわりが実を結んだわけですね。

他にもクロノグラフには精密な部品が搭載されていました。

クロノグラフブリッジは、他の時計メーカーのものよりも出来がよく穴石に立体的なオリーベを採用していました。抵抗の少ない穴石を使いクロノ作動時の精度も改善されていました。

またクロノグラフランナーは、設計の古さを感じるものの、1940年代以降、各社がクロノグラフランナーのリムを太くすることで耐久性をあげることを考えていましたが、ロンジンだけは細い歯車にこだわりました。

ドライビングホイールにおいても、フライバックで酷使されることを先に見越したうえで頑丈な受けを被せ、1941年にフライバックを取り入れたUROFA59も13ZNに同じ設計を採用しています。

もちろん、ロンジンも後期型13ZNの開発にあたりなんの手立ても取らなかったわけではなく製造コストを押さえるよう考えていました。

分積算計を文字盤側に移動させたことで秒クロノグラフと車、コラムホイール、ブレーキレバーやリセットハンマーの間に隙間が大きくできたため、その余白を生かします。

コラムホイールについては歯の枚数が奇数枚の方が高級とされていますが、偶数枚の方が比較すると高いだけで一概に高級とは限りません。

ただ、やはり歯の枚数が多いとクロノグラフがより細かく制御できるので1930年代以降の高級機は競うように歯車の数を増やそうと躍起になっていました。

小さな部品にかける情熱には本当に驚かされます。

ロンジン コラムホイール15

後期型のレバーやハンマーはシンプルな曲げのものに変更されました。

これにより、生産性は上がりフライバックを多用しても壊れにくくなったのです。

しかし、1944年のロンジンの社内文書には現行の13ZNより安価に腕時計クロノグラフを開発できるとも記録されており、当時の工夫や努力はさほど貢献できていたわけではなかったのかもしれません。

設計がやや古目の13ZNと比べ30CHは12時間積算計はないものの、現代においても通用するほどの論理的な設計を備えています。

コストを意識した30CHは13ZNの後継機です。

13ZNのトランスミッションホイール(クロノグラフ伝達車)とキャリングアームの設計を簡単なものにしようとしましたが設計はとても重厚で、コラムホイールとの噛み合いを優先に考えられたロンジンだからこそ可能にした設計でした。

13ZNが発表された頃、ロンジンは13.33Z以外の腕時計に使うクロノグラフムーヴメントをバルジューから購入していました。

13ZNのこだわり抜いたぶ厚い機能部品と、職人の技の丁寧な仕上げは評価が高いとはいえ、生産性が悪いのが難点でした。

部品を薄くしたレマニアやバルジューの方が生産性が上だったからです。

部品の厚みにのみ目を向ければ、大戦中にも関わらずバルジューは驚くことに年間に6万個ものクロノグラフを作り上げました。

1914年にキャリバー23がリリースされてから、1974年までもの長い間製造を続けられています。

反面、13ZNはロンジンのこだわりである機能部品に厚みをもたせるために手作業で寸法を微調整するやり方が取られましたが、コストが高かったため、せっかく品質がよいのに10年余りで姿を消してしまいました。

名機と言われた13.33Zを越えるべくロンジンが全ての力を注ぎ、ついに開発された13ZNは新しくフライバックが取り入れられました。

ロンジンが世界に誇りこだわり続けてきた積算計の取り扱いを変えたことはまさに冒険だったと言えます。

一歩間違えれば、ロンジンの名を汚すことにもなりかねないそんな冒険にも果敢にチャレンジするロンジンの勇姿は、これからも変わらず人々を魅了し続けることでしょう。

変わらない品質と輝きを持ち続けながらも、進歩を続けてきたロンジンは、持つ者を輝かせてくれるに違いありません。

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ショップについて

店長 妹尾満隆

おじいちゃんが骨董品が好きなことにより、子供の頃からアンティークの商品に携わっていました。

百貨店に行っては手巻きの時計を購入してきて、飾り棚の中にいろんな時計が飾られてました。

当時はあまり機械式の時計に興味がなかったのですが、大人になった時におじいちゃんがコレクションするくらい魅力があるものだと理解できるようになりました。

私は置き時計よりも、腕時計が好きでさらにクロノグラフが好きです。

私のショップは、そんな手巻きのクロノグラフが好きな方のためのショップになっています。

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クロノグラフ腕時計とは!?タキメーター・スプリットセコンド・フライバック全て解説します!

クロノグラフとは?


そもそもクロノグラフってなんなんだろう!?

そういった疑問を持ってこちらのページに辿り着いたと思います。

確かに私もクロノグラフのことを知るまでは単に文字盤がかっこいい時計だなぁ・・・

くらいにしか思ってませんでしたしね。

もしかしたら、あなたもそうかもしれませんね。

ですが、安心してください。

実際のところクロノグラフを腕にはめる方はほとんどの場合クロノグラフの機能を
使ってませんのでデザイン性が先行して購入されていますので結局はかっこいいからということになりますよね。

はい、というわけでクロノグラフってなんなんだということを解説します。

クロノグラフとは簡単に言うと

ストップウォッチの機能がついた腕時計です。

簡単に言ってしまえばこうなりますがこれだけの情報じゃ満足でないあなたのためにもっと
詳しく解説していきますね。




まずはタキメーターを解説していきますね。
 

クロノグラフ機能タキメーターとは



ブライトリング タキメーターの文字盤
ブライトリングクロノマットエボリューションのタキメーター目盛り


タキメーターの目盛りは、通常ベゼルか文字盤の外側に500から60までの数字で示されています。
タキメーターは、ある一定距離を移動するのにかかったスピード、または逆にある一定時間に移動した距離を計測するよう設計された便利な仕組みです。
スピードや距離だけでなく、タキメーターは定期的に計測できるものなら何でも、一時間に可能な作業の平均量を求めることもできます。

わかりやすい例を見てみましょう。
周回するレーシングカーのスピードを計測したいとします。
コースは正確に1マイルで、ドライバーは一定した周回ラップで走行しています。
ドライバーがスタートしたらクロノグラフをスタートさせ、一周したところでストップさせます。
秒針はタキメーター上のどこを指しているでしょうか?
ドライバーが周回するのに25秒、タキメーターの目盛り上は145の位置までかかりました。
これは、ドライバーは時速145マイルで走行したことを意味しています。

ブライトニング 腕時計 タキメーター クロノグラフ

タキメーターでのスピードの計測の仕方
もしキロメーターを基準に測ったとすると、結果も同様にキロメーターになります。
タキメーターは、計測する単位とは独立して機能します。したがって、リーグであろうが、マイル、ハロンでであろうが、タキメーターで測ることができます。
単位さえ統一されていれば、タキメーターは正確に計算するでしょう。


ロレックス デイトナ ステンレス製クロノグラフ


ここでもうひとつ、スピードではなく距離を測るためのタキメーターの使い方を紹介します。
時速70キロのボートでクルージングしているところを想定してください。

そして現在地からちょうど1キロメートル先に宝箱が沈んでいるとしましょう。
時速70キロを維持しながらクロノグラフをスタートさせ、秒針がタキメーターの70の位置に来た時、丁度1キロメートル進んだことになります。

タキメーターは、一秒に発生するどんな事象も1時間あたりの成果として換算できます。
タイピングをしていて、一時間にどれくらいの文章をタイプできるかを考えてみます。
クロノグラフをスタートさせ、一行分タイプした後、クロノグラフをストップします。

10秒が経過しており、タキメーターの目盛りは360を示していました。これはあなたが一時間にタイプできる文の数になります。

ロレックス デイトナ 18Kクロノグラフ





分積算計付きクロノグラフ

クロノグラフは 、通常の時計機能とは独立したクロノグラフ針(Chronograph hand)がついており、ボタンを押すことで、スタート、ストップ、ゼロへのリセットができます。

クロノグラフ針は、通称クロノハンド(Chrono-hand)とも呼ばれ、多くの場合、クロノグラフ針は長い秒針で、時計の文字盤の時間針と秒針の間にあり、12時ちょうどの位置がゼロとなります。

スタートさせると、クロノグラフ針は細かく動き出します。

この細かな動きの一つ一つは、文字盤最小ひと目盛りの角度(1/5秒=0.2秒)を表すため、もっとも細かい1/5秒を読み取ることができます。

クロノグラフの文字盤 1/5目盛り

この動きは、時計の構造によるもので、バランスホイールが1秒間に5振動、または1時間に18000振動するからです。

ひとつひとつの動きの間に少しの静止時間ができますが、エスケープメント(調速機構)が振動ごとにエスケープメントホイールの歯1つを動かすため、ホイールトレイン(動力を伝達する一連の歯車、歯車の列)も”逆戻り”します。

この際、ホイールトレインの”逆戻り”の動力は、クロノグラフのホイールトレインに直接伝達されるため、クロノグラフ針ははじめに大きく振れ、”逆戻り”することが目で確認できます。

分針と時間針はどちらもこの逆回転をしていますが、振れ幅がとても小さいため、目視では確認できません。後に作られた腕時計クロノグラフは1800振動/時以上の回転率なので、これにより秒針の動きはより細かくなります。

通常は、分を刻む目盛りがもっとも細かい1/5(秒)示クロノグラフ針用に、分刻むダイアルの外側にクロノグラフ針用の目盛りがあることもあります。

文字盤 1/5目盛り 分目盛りの外

また、クロノグラフ針と分積算計の両方が示されている文字盤はよくあるデザインで、分積算計はクロノグラフ針が一周(60秒)したら、分積算計はひと目盛り進みます。このようにして、数分間の計測が可能です。

クロノグラフを起動させるボタンは、初期のモデルではクラウン(リューズ)の中、もしくはケース(ダイアルを納めているパーツ)の側面の2時または4時の位置につけられています。このほかにも、クラウン自体の操作でクロノグラフが起動できる仕様もあります。この場合、ワンボタンクロノグラフと呼ばれ、スタート、ストップ、リターンなどのすべての機能は同じ順序での仕様です。

Vintage Universal Watch ワンボタンクロノグラフvintage BULOVA ワンボタンクロノグラフ

クロノグラフを起動させるボタンは初期のモデルではクラウン(リューズ)の中、もしくはケース(ダイアルを納めているパーツ)の側面、2時または4時のポジションにみられます。このほかにも、クラウン自体の操作でクロノグラフが起動できる仕様もあります。この場合、ワンボタンクロノグラフと呼ばれ、スタート、ストップ、リターンなどのすべての機能は同じ順序での仕様です。

2つのボタン付きクロノグラフ

1934年に、G.-Leon Breitling の会社が初めて2つのボタンがついたクロノグラフ腕時計(特許No. 172129)を発表しました。

このデザインでは、2つのボタンは、それぞれクラウンが付くケースの2時と4時の位置にあります。2時にあるボタンはクロノグラフのスタートとストップができ、何度でも好きなだけ繰り返すことができます。また、4時のボタンは、ストップしたあとに、ゼロに戻すボタンです。これは新しいクロノグラフの機能だったため、すぐに他の生産者に受け入れられました。追加機能付きクロノグラフとして、または似たような謳い文句を使って宣伝広告されることもあります。

この2つのボタンにより、一連のプロセスの中で、何度にも分けて合計タイムを計測することが可能になりました。すべて計測し終わった時のみ、クロノグラフをゼロに戻せば良いのです。その都度ゼロに戻さず、数回に渡る合計時間を計測することはワンボタンクロノグラフでは不可能でした。

ただ、2つボタンのクロノグラフは元々腕時計として開発されたものではありませんでした。もしろ、G.-Leon Breitlingの会社(スイス、ラ・ショー=ド=フォン)は、1923年にこの2つボタンの仕様を懐中時計として特許を取得しています(特許No.105532)。1934年になって初めて、腕時計クロノグラフとしての特許を2つ取得しました(特許No.172129、No.175564)。

BREITLING プレミア 2つボタン付きクロノグラフ

時間積算計付きクロノグラフ

ほとんどの腕時計クロノグラフは、9時の位置にスモールセコンド (60秒で一周する普通の時計の秒針)が付いています。そして、分積算計が3時の位置にあり、10、20、30分の目印が付いています。

その他、スモールセコンドが6時の位置に、分積算計が12時にあるデザインもあります。
 

クロノグラフ針は1分で一周してしまいます。 

クロノグラフ針が何周したのか、つまり何分経過したのかは、30分積算計でみることができ、30分間の計測結果を表示します。

同じように、30分計の針が何周したのかを表示するのが、12時間積算計です。

9時の位置には常に動いて要るスモールセコンドが、3時の位置には30分積算計が、6時の位置にあるのが12時間積算計です。

Parmigiani 3ダイヤル付きクロノグラフ

1939年に、Mido (スイス、ビエンヌ)はスモールセコンドの針が中心から出る腕時計クロノメーターを発売しました。このデザイン(特許No.209685では)は、4つの針が全て文字盤の中心に付けられています。

MIDO マルチセンタークロノ

時計として機能する2本の針は一番下に、スモールセコンドがその上に、クロノグラフ針は一番上につけられています。一般的に、文字盤に追加の表示をしなくても良いように、スモールセコンドの針の形や色は、他の針と違うものが使われます。この針は十分に長いため、通常の分表示が計測用にも用いられます。クロノグラフ針用として、最も細かい1/5秒の目盛りで示されます。

スプリットセコンドクロノグラフ

2つの時間を計測出来るのがスプリットセコンドクロノグラフです。

スプリットセコンドクロノグラフまたはスプリットセコンドハンドと呼ばれる2つ目の計測針がつけられた腕時計は、これまでの懐中時計にとって変わる存在となりました。

このようなダブルクロノグラフの歴史はパリのJoseph Thaddäus Winnerl (1799-1886)が展示した1870年頃までさかのぼります。

すでに懐中時計のデザイン、特許は数多くあったため、機能を保ったままいかに小さく作るかが焦点でした。

Blancpain スプリットセコンドクロノグラフ

通常、スプリットセコンドクロノグラフは3つのボタンがついており、このうち2つはこれまで通りの機能を果たします。ケース側面につく2時の位置のボタンはスタートとストップ、4時の位置のボタンでゼロリセットです。

3つ目のボタン(スプリットボタン)は10時の位置あり、スプリット針をコントロールします。
 

スタートさせると、クロノグラフ針とスプリット針は同時に動き出します。
スプリットボタンが押されると、スプリット針のみが止まり、クロノグラフ針は動き続けます。
再度スプリットボタンが押されるとスプリット針は瞬時にクロノグラフ針に追いつき、一つになって動き出します。
この部分的な時間の計測は、何度でも可能です。

2時の位置のボタンは一度押すと両方の針をストップさせ、2回目のプッシュで、両方の針をスタートさせます。
これも何度も繰り返すことができます。
両方の針がストップしたあとに、4時の位置のボタンを押した時のみ、2本の針はゼロ戻り、計測を終了することができます。
 

スプリット針がすでに止まっていて、クロノグラフ針と違うポジションにあった場合、クロノグラフ針はゼロに戻り、スプリット針はその位置に留まります。
スプリット針もゼロに戻したい場合は、クラウンにあるスプリットボタンを押す必要があります。

このボタンは、クロノグラフ針がゼロにあったとしても、それに追いつく機能があります。

これで、二つの針は同じ位置に再び戻ったことになります。

スプリットセコンドクロノグラフは、分積算計のみもしくは分積算計と時間積算計のダイアルをもちます。

George Dubey とRene Schaldenbrand (La Chaux-de-Fonds 、スイス)は、簡略化したスプリットセコンドクロノグラフの型特許(特許No.260791)を取得しました。これでは、2本とも静止可能なクロノグラフ針がついており、これらは細いバネで直結されているのが目で確認できます。

スプリット針は、スプリットボタンが押し続けられている間は静止します。ボタンから手を離すと、バネの跳ね返りによりスプリット針に追いつきます。このシステムでは、60秒以内までの計測しかできません。このスプリットセコンドクロノグラフは、分積算計が示されています。
 

シングルスプリットセコンドクロノグラフ

“正真正銘”とも言えるシングルスプリットセコンドクロノグラフは、文字盤を見ただけではそれとは判断できません。見た目は一般的なクロノグラフで、クロノグラフ針と2つのボタンが通常通りの配置でついています。

ただ、2時の位置にあるボタンで、スタート、ストップ、ゼロセッティングの3つすべてが機能します。4時の位置のボタンは、スプリットセコンドとして操作するためのもので、1度目に押され続けている間、クロノグラフ針は止まります。

ボタンを離すと、クロノグラフ針はボタンが押されなかった場合にあると思われる場所へと瞬時に動きます。

例えば、スタートして20秒後に、10秒間停止させたとします。

ボタンから手を離すと、再びストップさせない限り、針は20秒の位置から30秒の位置へと、まるで何も起こらなかったかのように瞬時に移動します。

停止時間はやはり60秒以内に限られます。60秒以上では、時計自体が止まってしまいます。

一般的に、シングルスプリットセコンドクロノグラフは、 他のシンプルなクロノグラフで読み取れる1/5秒の目盛り以外に、文字盤上に特別な印があるわけでもありません。

タグホイヤーのシングルスプリットセコンドクロノグラフ
タグホイヤーのシングルスプリットセコンドクロノグラフのムーブメント

計測をする上で欠かせないフライバッククロノグラフ

フライバック・クロノグラフというのは、クロノグラフの計測をしているときに、リセットボタンを押します。

そのことにより、クロノグラフの秒針がサッとゼロの位置まで飛んで帰ることから、フライバックと名付けられた機能です。

さらに、フライバックしてすぐに次の計測をスタートしてくれるとても特殊な機能を持っています。

計測を何度も繰り返すようなときには、とても使いやすい抜群の操作性を誇るのです。

もともと、このフライバック・クロノグラフという機能は、空軍パイロットのために開発された機能なのです。

パイロットは、方向転換するたびに飛行時間を計測しなくてはいけません。

他にも、着陸待ちの旋回時間などの計測が必要となってきます。

スピーディーに、何度も計測を繰り返すことができるので、パイロットユースとして使われることが多いのです。

しかし、フライバックという機能は、一般的なクロノグラフよりも、ずっと複雑なメカニズムとなっています。

 

ゼニス レインボー・フライバック

ゼニス フライバック機能を搭載したクロノグラフを一般的にしたモデル
ゼニス フライバック機能を搭載したクロノグラフを一般的にしたモデル

1997年に作られた、このレインボー・フライバックはフランス空軍の協力を得て作られたものでした。

もともとは、パイロットウォッチとして開発されたのです。

パイロットウォッチとして使われていたモデルのときは、30分計が3色のゾーンに分けられていました。


 

フライバック・クロノグラフの操作方法

フライバック・クロノグラフのスタートとストップのボタンは右側上部にあります。

このプッシュボタンの操作方法は、フライバック・クロノグラフも他のクロノグラフも変わらないのです。

計測をスタートするときにボタンを押すと、クロノグラフ針が動き始めます。

そして、再度ボタンを押すとクロノグラフ針はストップするのです。

クロノグラフ針がストップしてから、今度はリセットボタンを押すとクロノグラフ針は、ゼロの位置に戻ります。

けれど、リセットボタンではなく、再びこのボタンを押すと、そこから計測を再スタートしてくれるのです。

リセットボタンの操作方法

リセットボタンと言えば、一般的なクロノグラフで言えば、動いていたクロノグラフ針をゼロの位置に戻す、リセットするためのボタンです。

言葉の意味としても、そうではないでしょうか。

しかし、フライバック・クロノグラフにおいて、リセットボタンというのは他の機能も持つのです。

作業中にこのリセットボタンを押します。

すると、やはりクロノグラフ針はすぐにゼロの場所へと戻っていきます。

このときに、リセットボタンを押していた指を離すと、そのまま再度計測を開始してくれるのです。

いちいち、スタートボタンを押してクロノグラフ針をスタートさせ、もう一度同じボタンを押してストップさせ、リセットボタンで戻し、スタートボタンさリスタートさせる。

通常のクロノグラフは、こういういくつもの操作が必要です。

しかし、このフライバック・クロノグラフであれば、最初にスタートボタンを押したあとは、すべてリセットボタンを1度押すだけで済んでしまうのです。

何度も計測をしなくてはいけない場合、とても便利で適したモデルと言えるのではないでしょうか。

フライバック機能を搭載しているモデルたち

ランゲ&ゾーネ ダトグラフ

ダトグラフ シースルー仕様となっているモデル
ダトグラフ シースルー仕様となっているモデル

ラップタイムを計測するときに、一番起こりがちなのが誤読です。

起こりがちなミスではありますが、大きなトラブルにもなりかねない問題です。

そんな誤読を軽減するために生まれたクロノグラフがあります。

それが「プレシジョン・ジャンピング・ミニッツ・カウンター」を搭載している、このダトグラフなのです。

裏面はサファイアクリスタルでできていて、シースルーになっています。

さらに手巻きで、プラチナケース&革ベルト、価格は595万円と高価なモデルとなっています。

 

モーリス・ラクロア マスターピース グランギッシェ フライバック

マスターピース ビッグサイズデイトを搭載しているモデル
マスターピース ビッグサイズデイトを搭載しているモデル

機械式時計の新鋭と言えば、やはりモーリス・ラクロアなのではないでしょうか。

モーリス・ラクロアの特徴としては、その斬新なアイディアにあるのかと思います。

これまでなかったようなアイディアに満ちた時計を、数多く開発しているブランドです。

そんなモーリス・ラクロアが自信を持って発表したのが、このクロノグラフです。

フライバック機能だけではなく、デイトはビッグサイズ。

機能もデザインも圧巻の存在感を示すクロノグラフとなっています。

自動巻きで、SSケース&革ベルト、価格は47万円です。

 

ブランパン クラシック・フライバック

ブランパン 見やすくて大きな針が特徴
ブランパン 見やすくて大きな針が特徴

ミリタリーな雰囲気を漂わせるクロノグラフです。

文字盤はブラックでシック。

アラビア数字のインデックスと、針は、やや大きめで見やすいデザインとなっています。

9時の場所には12時間計が、3時の場所には30分計が、そして6時の場所にはカレンダーがついています。

自動巻き、SSケース&革ベルトで価格は98万円です。

 

ブライトリング シャドウ フライバック

ブライトリング タキメーターが装備されているモデル
ブライトリング タキメーターが装備されているモデル

自動巻きでカレンダーがついたモデルとなっています。

10分計や3時間計だけではなく、ベゼルに4つのツメがついたライダータブと呼ばれるものも付いています。

さらに、両方向回転ベゼルという操作性に優れたモデルとなっています。

このモデルは、もともと航空パイロットが操作しやすいようにと開発したモデルなのです。

ブライトリングの傑作とも言われているクロノグラフです。

タキメーターが、文字盤の外側に付いています。

SSケース&ブレスで価格は44万円です。

 

ブレゲ TypeXX トランス アトランティック

ブレゲ フランス海軍からの要請により開発されたモデル
ブレゲ フランス海軍からの要請により開発されたモデル

1994年には、自動巻きムーブメントが搭載されたモデルとなっています。

もともとは、フランスの海軍から開発要請を受けて作られたのがパイロットウォッチ「TypeXX」となっています。

その後、この「TypeXX」は進化をします。

進化したモデルがこの「TypeXXトランスアトランティック」なのです。

いわゆる第四世代と呼ばれるこのモデルは、日付表示が採用されています。

自動巻き、18KYGケースで価格は195万円となっています。

 

2100フライバック クロノグラフ

ブランパン 日本だけで販売された限定モデル
ブランパン 日本だけで販売された限定モデル

文字盤はホワイトでグレーのインデックスというこのデザインは、スタイリッシュで洗練された雰囲気を醸し出しています。

さらに、裏側はシースルー仕様となっています。

2100シリーズですが、こちらのモデルは日本でのみ販売された限定モデルなのです。

このモデルに搭載されているクロノグラフ・ムーブメントは、なんと世界最小の体積。

自動巻き、SSケース&ラバーベルトで110万円となっています。
 

クロノグラフ機能テレメーター

音と光の時間差から距離を割り出す機能をテレメーターと言います。
例えば、雷が光ったタイミングでクロノグラフを作動させて音が鳴ったタイミングで
停止させるとどれくらいの距離が離れているのかを測定する事が出来ます。

現在ではこのような使い方くらいしか使い道はありませんが第2時世界大戦中は
砲撃の距離を図るために使う大事な機能でした。
 

クロノグラフ機能パルスメーター

脈拍を図るための表示がパルスメーターになります。
タキメーター、テレメーターと同様古い歴史を持つ機能です。

基本的にこの機能を使うのは医師や看護師だけなので搭載されている時計自体が少なく
現在では中々見かける事の出来ない腕時計になっています。


クロノグラフ機能デジマル

10進法を用いた表示方法でこちらの機能もほとんどのクロノグラフに
搭載されることはありませんでした。

主な使用方法としては、生産管理や航海等になります。
そのためケースも当時としては珍しい防水機能が設計されています。

いかがでしたでしょうか?
クロノグラフは腕時計にストップウォッチ機能をつけただけなのですが
実際にはたくさんの機能が搭載されているのが分かったと思います。

クロノグラフの機能が分かったところで中々実生活で使うところはないかもしれませんが
頭の中で分かっているだけでもクロノグラフの魅力にもっと引き込まれてしまいますよね。

 

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